“It”と呼ばれた子 (完結編) (ヴィレッジブックス N ヘ 1-3)

  • ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789720540

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  • 時は、ある意味残酷でそして優しい
    人と関わりあって許していける強い人間になりたいな私も

    同じ価値観大切だなって改めて思った

  • ヒーローだった父親の死、子どもの誕生、結婚生活の破綻...そしてついに母親との対面を決意する。

    「何があったんですか。」「なぜぼくを?つまり、ぼくが何をしたせいで、憎むようになったんです?」
    母の答えは?

    「子どもを愛してる?」母が訊いた。…ぼくははっきり答えた。「ええ!自分のすべてをかけて!」

    2人の距離感が痛いくらいに伝わってくるまさにその10ページは、今読んでも心に響きます。

  • 壮絶な人生を送ってきた彼の旅立ちを描いています。

    虐待とは何なのか…
    それを受けた子どもは、そのような思いで生きているのか…
    その彼が、立ち上がった物語とは…

    感情移入しながら、目を背けたくなる描写を含みながら

    凄く考えさせられる話です!

  • 消化しきれない感覚ですね。

  • 虐待体験者による魂の記録、ついに完結「母さんを、ぼくは許せるだろうか?」
    幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。かつてはヒーローだった父親が哀しい死を遂げ、はじめて愛した女性との結婚生活もまた悲劇に終わる
    それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。そして、ついに母親との再会を果たすことを決意。憎しみと許しのはざまで苦悩しつつも、人生最大の問いかけ「なぜ、ぼくを虐待したのか?」と尋ねるために……
    壮絶な虐待の体験者が、トラウマを乗り越え、人間として生まれ変わるまでの魂の軌跡。(amazonより抜粋)

  •  学力低下が叫ばれる昨今、当然ながら、学生は「バカ」になっています。しかし、それは学力だけじゃなく、肉体的・精神的にも弱くなっているし「社会力」の低下も著しいんだよ。ホント、どうしてこうなっちゃったんだろうねー。ということを述べた本。

     とにかく三浦さんからすると、いろいろな要因があるようです。大学が悪いし、小中高校も悪い。親が悪けりゃ、子も悪い。企業も悪い、社会が悪い・・・。かなり過激な論調だし、最終章である「提言」でもトンデモないことを言っています。おそらく三浦さんの「提言」が世の中に受け入れられることはないでしょう。しかし、だからといって「三浦ってひっでえ奴だなあ」で済ませられるものでもありません。過激ゆえに的を射たことは言っています。

     はたして、高校の勉強は誰に向けたものなのでしょうか。国公立大や難関私大を受験しない生徒にとって、これほど無意味なものはないかもしれないです。「世界史」が工場を継ぐことに役立ちはしない。大学に行くにしても「大学全入時代」とよばれる昨今、選びさえしなければ、勉強せずとも入れるのです。・・・そして、大学に入っても勉強することはないんですけどね。
     そう考えると、現在の高校制度が必ずしも良いものとは言えないですね。いま述べたことは本書にもあることを述べたにすぎないのですが、解決しなければならない問題の一つかと思います。

     現在の教育にかかわる問題を、とにかくボッコボッコ掘り返してくれる書籍です。教育関係の仕事に就いている方、就く予定の方、現役の学生さん、その保護者様。教育は誰しもに付きまとう要素だからこそ、多くの人が考えるべき問題です。本書にあることが全て正しいこととは思いませんが、教育に対する問題提起をご覧ください。


    【目次】
    はじめに
    第1章 大学がバカ学生を大量生産する
    第2章 お客様化する学生とモンスター・ペアレンツ
    第3章 バカ学生は社会では通用しない
    第4章 「大学貧乏」の登場
    提言 オンライン大学で下流脱出を
    あとがき

  • ノンフィクションの被幼児虐待記。
    立ち直って、父親になった作者の現在。
    これでやっと、救われた感じがしたん。

  • 文庫 £1.00

  • 2008.1.21〜2.7。

  • 幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。かつてはヒーローだった父親が哀しい死を遂げ、はじめて愛した女性との結婚生活もまた悲劇に終わる―。それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。そして、ついに母親との再会を果たすことを決意。憎しみと許しのはざまで苦悩しつつも、人生最大の問いかけ―「なぜ、ぼくを虐待したのか?」と尋ねるために…。壮絶な虐待の体験者が、トラウマを乗り越え、人間として生まれ変わるまでの魂の軌跡。


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