由利先生は今日も上機嫌 (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 39)
- 大洋図書 (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813051282
感想・レビュー・書評
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時代は戦後。昭和生まれが大人になり、若者といわれる時代。
文筆家の由利 x 弱小出版社の編集者、六車の恋の物語。
由利先生の我が儘ぶりに振り回されるワンコな編集者六車が純粋でけなげで、かわいいです。
わざと、六車を振り回して遊ぶ由利先生が、はやく自分の気持ちに気がついてくれないかと、色々無理なことをいうやりとりが楽しかったです。
コマの流れもさることながら、スミと空間のメリハリがとても美しく、ふんわりしたイラストが話にもあっています。
着物の由利先生が、とにかく色っぽいです。
平蔵という猫の活躍も楽しく読めます。
巻末にある平蔵のお話は、心がじんわりしました。 -
ひねくれ作家×じゃっかん天然はいってる担当編集者。
戦後間もない時代設定もすきだし、透明感のある作風もとても気に入っています。
木下さんの単行本ではいちばんすき。
きょうごくどうがすきなひとはじったんばったんしてしまうかもしれない。 -
なんとも素敵な作品。
描写がハードじゃない分余計にエロいというwwww -
作家×担当編集。昭和初期、時代の雰囲気が素敵。着物や古民家の描写が胸をくすぐる。ほのぼのしててゆったりと流れる時間にいやされる〜
エロは少なめでスト重さん向きかな -
木下さんので一番評価が高かったので購入。時代物。攻の由利先生はいつも粋な着物姿の洒落者。受の編集者を翻弄するのも、言葉のやりとりが色っぽくも艶めかしい。
ただ受がうじうじ系で、それが合わなかったのが残念。 -
ミステリ作家(由利)×編集者(六車)の話。
戦後(昭和初期)という時代背景に和装のミステリ作家ってだけでも個人的には大変おいしい設定だと思います。
肝心の話の内容はというと…割りとあっさりめ?
最初から両思い的な感じなのでくっつくのが早いなとも感じましたが、全体的にほんわかしていて二人のやり取りが可愛かったので満足。
特に由利先生は好きな子ほど素直になれずいじめてしまうという小学生のような大変可愛らしい性格をしているので読んでいてニヤニヤしてしまいました。
エロは少なめですが雰囲気が良く、キャラも魅力的なので読んでいて面白かったです。
それと由利先生の言う"唐変木のすっとこどっこい"は思わず声に出して読みたくなるほど語感の良い言葉だと思います(笑) -
作家×編集
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ミステリ作家×編集者。ツボです。レトロな時代背景もロマンティック。
才能溢れるミステリ作家、由利先生の担当になった編集の六車君。思いっきりムチャ振りしてくる先生に振り回されて悪戦苦闘する六車君の姿を、由利先生だけではなく読者も一緒に愛でるお話です。
由利先生は真夏に焼き芋を、真冬に西瓜を所望してくる我がままっぷりですが、六車君は原稿をゲットするために奔走。けなげにあれこれお世話しまくります!!
きゅん。
たとえ仕事のためとはいえ、やはり愛がなければここまでできないでしょう。愛です、愛。
もう嫁でいいですよね。編集部公認の嫁。六車のいれたお茶しか飲まない!とか枝豆の方が大事なのか!とか、意外に子供っぽくてカワイイ我がままばっかり言ってくる由利先生の手綱をぎゅっと握って、良い作品を書かせることができるのは、彼以外にはいません。
クスッと笑えて、ほのぼの、キュンキュンさせてくれます!