- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816708534
感想・レビュー・書評
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三頭身のみつえばあちゃんがかわいくて
ほんわかしたコミックかと思いきや
途中から涙腺崩壊。
買う前は立ち読みでいいかな…とも思ったが
立ち読みしなくてよかった。
あやうく本屋で泣くところだった(笑)
認知症になったみつえばあちゃんのもとには
先に旅立ったおじいちゃんがときどきやってくるらしい。
(息子である著者にはもちろんみえない)
それも、横断歩道を気軽に渡ってやってくるらしい。
著者は言う。
「あちら」と「こちら」をつなぐ横断歩道は
認知症にならないとあらわれないのかもしれない、と。
認知症になるのも
悪いことばかりじゃないのかもしれない、と。
近くの映画館で映画もやっているようなので
ぜひ見てみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間も空間も軽々と超えるみつえさんの意識の在り方と、それを受け入れて支える息子さんの日々の姿勢に脱帽です。画の曲線も長崎の言葉も愛らしい。続きが楽しみです。
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お母さんが若い頃、幼子を抱えて、
雪の降る中、海の前で立ち止まる・・・
あんな瞬間が、私にもあった。 -
認知症の母へ会いにいくという話だが、ほっこりとした絵柄と、重い話でもユーモアを交える語り口調で読みやすい。
それでも、母や作者の過去への哀愁ただようエピソードに、ただのほのぼのとは言い切れない、寂しいような救われるような感慨を覚える。 -
認知症について知りたくて読書。
映画化されると話題となっているので手にした。漫画が8割くらいで、文章が2割くらいで構成されている。絵のタッチが好きな漫画家桜玉吉氏に似ている。
会話は長崎弁で注釈が付けられている。福岡育ちの私は、ほぼそのまま理解することができ、より感情移入できる。
少しずつ痴呆が進んでいくペコロスこと著者の母親との日常のやりとりや昔の思い出などが語られている。重いテーマであるが、その重さをあまり感じさせない。
読んでいる途中で涙が止まらなくなった。理由は分からないが、亡くなった母方の祖母を思い出した。祖母も晩年は痴呆症が進み娘である叔母を祖母の従兄弟や兄弟と間違えていた。昔の思い出が鮮明となり、今が後退していく。まるで昔へタイムスリップしたかのように。
まさに母の中で父は生きているという表現が印象に残る。映画化されたあとの反応が楽しみ。
読書時間:約1時間-
2013/11/20
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だいさん、
コメント有り難うございます。
長崎に近い福岡では映画化で盛り上がっていましたよ。だいさん、
コメント有り難うございます。
長崎に近い福岡では映画化で盛り上がっていましたよ。2013/11/24
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妻が買って来た本。
ユーモラスに書かれているので、哀しいさ倍増。 -
年をとった母親と、その息子の心温まる、介護記?悔悟記?!
なんともいい空気感。
介護の在り方を考えさせられる。
母親を施設に預けるということを含めて、介護とはと考えてしまった・
ほどほどの距離感がいいんだなと思った。 -
漫画。母親に頼まれてAmazonで購入。内容は認知症の母親と作者のこと。作者視点で、母親の世界観やら母親との思い出を描いている。ほわほわするような絵に和んだ。
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教育福祉学科 1年 やかさんさん
この本、たまたまニュースで取り上げられていて。
面白そうだなーと思ったのがきっかけ。
まず、ペコロスって何?
そこから興味が湧いてきた。
認知症の母とペコロス、様々な人との関わりを描いた物語。
みつえばあちゃん面白い!
…けど読み終わってみると切なくて、考えさせられることが沢山。
おすすめの作品。
資料ID: W0173530
分類記号: 493.758||O 44
配架場所: 本館1F電動書架C
・スタッフYもオススメしていました。
グループホームにいる母親に会いに行く息子さん。
そんな日々をつづったコミックエッセイです。
認知症の進行により、
少女・母・祖母の時代を行き来する「みつえ」さん。
でも、穏やかな日常とユーモアが
年齢を重ねることは、
そう悪いことではないと思わせてくれます。