誰がアパレルを殺すのか

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822236915

感想・レビュー・書評

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  • 日本のアパレルには確かにわくわくするようなオリジナリティがない

  • アパレル業界の歴史を知ることができる。アパレル業界の人必読。

  • アパレル業界の過去の栄光(戦前に洋装文化が花開き、戦後に洋装が加速し、1960年に百貨店で洋服を買うことが最先端となり、1970〜80年代にデザイナーズブランドが流行るまで)から、現在の衰退(バブル崩壊〜デフレ継続の中でのアパレル需要減とそれに反比例した供給量増)までの背景がよく分かった。その中で、SPA企業によるSCM管理の徹底による無駄削減や需要に連動したMD、そして、リユース市場の拡大、レンタル市場の拡大、メイドインジャパンの高品質商品の売り込み、ネット通販などなど、従来のアパレル業界の慣行に囚われない会社が躍進をしている。世の中の求めるものに応じられないやり方を見直す機会に直面しているのがアパレル業界である!

  • やっぱり社員を大事にしない企業が多い業界は
    衰退してもしょうがない気がする。

  • とても分かりやすく書いてあり、理解しやすかった。
    顧客に寄り添った接客力やトレンドのデザインの追求も大切だけど、洋服やファッションに対する価値観が変わってきている時代の流れに合わせて、商品の質、価格の設定、ビジネスモデルは顧客に支持されてるか、そこを改めて考えなければいけない。
    他業界の常識も、アパレル業界で根付いてないことが多いなら、いますぐ他から学んで行動に移していけば、生き残りにつなげられるチャンス。それを逃せば先はない。
    2017年の本でその後アパレル企業のZOZO離れも進んでおり、コロナウイルスの影響もあり、業界の状況は変化しているので、読後に情報のアップデートは必要。
    引き続き勉強。

  • アパレルの今後を考える上で必読

  • 過去のアパレル業界の仕組みと推移、新しい潮流をまとめた本。アパレルに対する興味関心が薄れる中、もはや過去の仕事の仕方では通用しない。ファッション誌も今後苦しくなるだろう

  • 2019.10.20 アパレルの行けてない現状がよくわかる。ビジネスモデルやサプライチェーンからのアプローチで、顧客からのアプローチがあると持って深みが出るのではないか?現状が良く理解できた。

  • アパレル業界の勉強をと思い手にした。高度成長期からの歴史が成功体験としていまのゆでガエル状況を生み出す一方、既存の枠にとらわれない新しい経営者たちも生まれている。いずれもマクロでは右肩下がりではあるが、ミクロでは成長しうることを示唆してる。成長する企業は理念が明確で、それらはすべて現状の真逆の思想である。少量、高い原価率、サスティナブル、長持ち、リユースまで取り込むスタンス。アパレル業界だけではなく広く一般通じる考え方であり、今後のスタンダードになるものと思う。

  • 古くて変化の乏しい業界のいく末と、そこからの期待される変化。とても刺激的。

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著者プロフィール

日本経済新聞記者
1981年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2005年日本経済新聞社に入社し、
大阪経済部でアパレル・スポーツ用品業界などを取材。
2009年に東京に異動し、経済部で金融機関や日本郵政などを担当。
2015年、日経BPに出向し、『日経ビジネス』記者。
2016年秋からアパレル業界を中心に取材。
2018年より日本経済新聞経済部で国土交通省、経済産業省を担当。

「2020年 『誰がアパレルを殺すのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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