誰がアパレルを殺すのか

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822236915

感想・レビュー・書評

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  • 2018/06/06

  • 最近自分の着る服を作るようになりお店で売ってる服に魅力をあまり感じなくなったところにパッと目に止まった本。
    仕事していた頃セオリーやプラステが好きでよく買っていたけどユニクロ傘下だったこと知らず驚き。日本アパレルの歴史の話はわかりやすく良かった。あと、ユナイテッドトウキョウをチェックしてみたい。2023.11月

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/714797

  • 日本のアパレルの流れが分かりやすく書かれている。
    耳の痛い話が多く、関わり方を考えさせられた。

  • 日経ビジネスの特集記事がもとになっているからか、とても読みやすいし、簡潔にまとめられ、理解が進む。

  • タイトルが衝撃的だが、内容も衝撃的だった。
    そもそも私生活でもアパレルには特に興味がなく、興味本位で手に取ったが思った以上に勉強になった。
    とにかくIT化はどの業界にも多大な影響を与えたのだなと。一番肌に触れる服ですら、肌に触れずに買う時代。まあ口にする食品もそうなのだから、リアル店舗の優位性が活かせなければ当然縮小していく。
    アパレル業界は、タイトルでは既に殺されたように感じられるが、実際にはそうではなく、IT化により不必要な商習慣が排除され、顧客が本当に必要な物が作られ、新しい局面を迎えている。

  • 【メモ】
    ・帯に怪しいコンサルがいるが、本の内容の方はまとも。
    ・2020年に文庫化
    https://booklog.jp/item/1/4532199735)


    【目次】
    口絵 [i-viii]
    はじめに(2017年4月 杉原淳一 染原睦美) [001-008]
      なぜ「今」なのか
      アパレル産業は、死んでいない
    目次 [010-012]

    第1章 崩れ去る“内輪の論理” 013
    PART 1 アパレルの墓場に見た業界の病巣 014
    PART 2 中国依存で失ったモノ作りのカ 032
    PART 3 「売り場の罪」を背負うSCと百貨店 047
    PART 4 「洋服好き」だけでは、やっていけない 057
    PART 5 そして、勝ち組はいなくなった 068

    [INTERVIEW]好本達也(大丸松坂屋百貨店社長) 「我々はゆでガエルだった」 075
    [INTERVIEW]木本 茂(高島屋社長) 「顧客の要求に応えられていなかった」 083

    第2章 捨て去れぬ栄光、迫る崩壊 093
    [INTERVIEW]尾原蓉子(ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション会長) 「変わらなければアパレル業界は滅ぶ」 108
    [INTERVIEW]柳井 正(ファーストリテイリング会長兼社長) 「もう、散弾銃商法』は通用しない」 115

    第3章 消費者はもう騙されない 125
    PART 1 既存勢力が恐れる米国発の破壊者 126
    PART 2 「買う」から「手放す」までネットで完結 146
    PART 3 大量生産の逆をいく「カスタマイズ」 178

    第4章 僕らは未来を諦めてはいない 189
    PART 1 国内ブランドだけで世界に挑む――古いビジネスモデルの破壊者、TOKYO BASE 190
    PART 2 オープン戦略で世界市場を切り拓く――産地を変える岡山生まれの「桃太郎ジーンズ」 203
    PART 3 服を売ることだけが商売ではない――多角化に挑むストライプインターナショナル 214
    PART 4 「来年にはゴミになる」服を作らない――持続可能なモノ作りを目指すミナペルホネン!パタゴニア 226


    参考文献・資料 [253]
    写真クレジット [254]

  • 日経ビジネスの記者によるアパレル業界分析本。
    どの店も同じようなラインナップになる理由、百貨店の限界、ひいては「なぜ洋服が売れなくなったのか」をサプライチェーンを中心に分析。すごく腑に落ちた。

  • 2021年17冊目。満足度★★★★☆ 2017年出版で話題になった本。アパレル業界の内外のたくさんの企業が登場。これを読むと、業界にかかわらず「人真似」ではなく「独自性」「こだわり」「差別化」などの重要性を改めて感じた。

  • アパレルの仕組みがより分かった

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著者プロフィール

日本経済新聞記者
1981年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2005年日本経済新聞社に入社し、
大阪経済部でアパレル・スポーツ用品業界などを取材。
2009年に東京に異動し、経済部で金融機関や日本郵政などを担当。
2015年、日経BPに出向し、『日経ビジネス』記者。
2016年秋からアパレル業界を中心に取材。
2018年より日本経済新聞経済部で国土交通省、経済産業省を担当。

「2020年 『誰がアパレルを殺すのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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