- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822236915
感想・レビュー・書評
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面白いと思います。
服が好きな方やアパレル業界に興味がある方はぜひ読んでいただきたいと思います。
ただ衝撃的なことが書かれているわけではなく既にみんなが感じていることを整理して描かれている感じです。
アパレル業界の構造問題について書かれています。
ただこれは、全くユーザの方を向いていないと言う点でアパレル業界だけに限ったことではなくすでに完敗した家電業界などにも同じようなことが言えると思います。他の業界でも。
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全体としてまとまりがない印象。
凄い人に数多くインタビューしているので個々としては満足したけど、アパレルのどこが悪いかは変われない企業が悪いと一般論に終始していた気が。
ミナペルホネンとかジャパンブルーとか、頑張っている企業について知れたのは嬉しい。今度お店に行ってみよっと。 -
まあまあかな
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アパレル業界で働いたことはないけど、面白く読めた。団塊ジュニア世代には、80年代のDCブランドブームの話が懐かしかった。90年代には、バッタ屋で服買ってたなぁ。バブルがはじけてから成人してるし、底辺フリーター時代が長いから、高いブランド物とかには縁がない。百貨店では化粧品かデパ地下グルメしか買わんなぁ。ローリーズファームが好きなので、アダストリアが好調なのは嬉しい。読み進めたら、STUDIOUS と UNITED TOKYO の服が欲しくなって、ZOZOTOWN で検索した。
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タイトルが上手で購入、アパレル業界は苦境にあるらしい。いま日本の小売全体の問題かも。
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世の中に溢れている服、服、服、、、
こんなにたくさんの洋服が街に並んでいるというのに
いざ買おうと思うと、
欲しいと思う服が一つも見つからないのはなぜなのか。。。
その理由がこの本を読んで少しわかった気がしました。
『こんな服がなぜそんなに高いの?』
『こんな安い価格で売って、どうして利益が出るの?』
と、いつも感じていたことの答えもあります。
ふだん身近に目にするブランドの話がたくさん出てくるので
洋服好きには興味深くて勉強になる一冊だと思います。 -
「この3点、違うブランド名のタグが付いているけど、それ以外はどれも全く同じじゃないか」大手アパレルメーカーの取締役会での一幕。
ここ何年か、洋服を買いに行って思うことだ。アパレル企業がいつしか、商品企画やコンセプトまで外部に丸投げするようになったからではないかと、著者は言う。
それは大手アパレル企業がモノ作りの精神を捨てて、大量生産、大量供給を追い求めた結果だとも。
読んでいると結局、ZOZOタウンの一人勝ちか?とも思えてくる。
一方でミナペルホネンでは、売上げ目標ではなく、これ以上は伸ばすべきではなきという数字が存在する。生産キャパシティを超えてしまうから。
この様な企業が多くの人々に理解してもらえないと、アパレルは本当に死んでしまう。 -
アパレル業界の構造的問題が分かりやすく記載されている。
本文中で、「問題」と定義されているいわゆるアパレル企業的なやり方で通用していた時代もあるので、マーケットが変わったことに変化できていないことが結局一番問題なのであろう。
ただし、規模が小さい企業や新たな取り組みを始めたばかりの企業のことを賞賛するのもやや違和感を感じる。
業界自体はまだ可能性がある、というような書きぶりだが、これだけマーケットが減少している事実があるのに、なぜそのような視点になってしまうのかだけは理解できなかった。 -
バーバリーの三陽やオンワード、百貨店の不振
一方ではユニクロなどのファストファッション、ネットのZOZOTOWNなど業績が伸びていたり、
メルカリやブランディアといった中古市場も消費者にとって気がるになり、抵抗がなくなってきた。
私も今までは百貨店で良いブランドのものを買っていたが、今や無印など安くて品質が良いもの、また状態が良ければ中古もいいと思う。
またクリーマなど、素人が作っているものやhandmadeもオリジナル感があって好き
既存のアパレル業界不振と言うより
時代に応じて新しい販売方法やツールが増えてきた。
実際ミナペルホネンやパタゴニアなどブランチの軸さえしっかりしていれば売れている。
アパレルに限らずどんな業界でもブレない指針や軸は必要であると思う