プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419864

感想・レビュー・書評

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  • プロとアマの違い>やべ。いきなり答えられない。
    今日からどういった人材になりたいか考えてみる。というか良いとこ取りしてみる。
    「できる人って、勤務時間中に一生懸命働き残業なんてしません。お昼に会社の人と群れて安心なんて得られませんよ。孤独でいることに安心を覚えるべきです。そして、一生懸命働いて、得る報酬は仕事です。たくさん仕事を受けるには"仕事を片っ端から片づける"か"いつでも引き継げるように仕事をパッケージ化する"ことが大切です。価値って「品質/コスト」だからQ↑ or C↓の取り組みを行えばいいんだよね。後工程の人(レビュアー)を満足させられる成果物を作り、休日や帰宅後を利用して会社のために成果を残す。うん。
    自己投資に研修を受けるにしても、会社のお金で冒険しない。」

    ■「仕入れる事」:「思事」「志事」「始事」「資事」とはうまいことを言う
    ■目的の大切さ:目的と背景を明確にする(カーナビ)

  • 20代のサラリーマンがプロになるための74の金言。30代、40代でも実践できていないことも多いかも。日々、精進あるべし。

  • 前に進むパワーをもらえる本。

  • サラリーマンとしてのあり方を説いた、
    非常に有用な一冊です。


    何の世界でもプロフェッショナルと
    アマチュアが存在します。


    サラリーマンは、文字通り給料(サラリー)を
    頂いて仕事をするという意味では、

    既に存在自体がプロフェッショナルと
    言えるはずなのですが、


    その中でも、本物のプロとはどういう仕事を
    する人なのかが書かれています。


    言わば、プロフェッショナルサラリーマンに
    なるための条件が書かれたバイブル。

    そのような条件が74項目に渡って
    解説されています。



    最近は不安定な世の中のためか、
    独立起業を煽るような文体の書が多い気もしますが、

    本書は会社に勤める身として
    プロフェッショナルを究めるための必携の書。


    サラリーマンとして成果を出したいと思う人であれば、
    文字通り必読であり、

    独立したいと考えている人でも、
    ぜひその前に読んでおきたい一冊です。

  • 仕事との向き合い方とともに、自己マネジメントのヒントも得られる。読みやすい。

  • チェック項目12箇所。会社を辞めずにサラリーマンである特権を120%生かして自分の仕事にやりがいを持つビジネスパーソンになるための具体的な戦略紹介。プロは引き受けた以上なんとしても形にする、成果を出す。最悪のコンディションでもアウトプットを一定以上保つ。プロは自分で仕事をつくって、まわして、稼ぐ。上司は仕事の仕入先と思う。アマチュアのうちは仕事と自己投資に全力投球。本業がしっかりしている人だけが水路を引く意味がある・・・本流が弱いのに水路をたくさん引いても流れが弱い。質問のある人・・・真っ先に挙手、セミナー開始前に想定する。プロは人に関わる部分を効率化しない。早起きする意味はなに?目的は?プロは群れることに不安を覚え、孤独に安心感を覚える。プロは顧客の不安を解消する言葉を持っている。

  • 自分のための備忘録。感想文。

    内容としては、岩瀬大輔氏の「入社1年目の教科書」をはじめ、
    20代向けの仕事の心構えを書いたほかの本と似ていると思う。

    キャッチーな部分としては、
    ・上司は仕事の仕入れ先であり、人間性は求めなくてよい
    くらい。

    「仕事が9、私生活が1のつもりで働け」という言葉にはあまり共感したくないが、「最初のうちは時間を量として投入するしかない」という言葉には頷かざるを得ない。

    また、個人的にハッとしたのが、
    「転職情報誌の条件にあてはまるように頑張ることは、
    自分から分母の大きい競争の激しい市場に突き進んでいる、
    大衆化に向かっているということだ」 という箇所。

    私が就職した業界は、狭くて専門性が高い割に、資格を得ながら進んでいくものではない。
    つぶしが利かなくなることを恐れる気持ちがあったが、
    皆が欲しがるスキルを目指すことの落とし穴に気付かされた。


    /////その他心に留めておきたい部分////

    「社員にとってのチャンスは会社にとってのリスク」
    >沢山チャレンジさせてくれる自分の会社に感謝しないとなぁと思える言葉。

    いかに調子が悪くても、アウトプットの時は微塵も感じさせてはいけない。
    >今日、二日酔いなんです。最近風邪ひいちゃって。
      絶対言わない。その言い訳は、客側からすれば均質的なサービスが受けられないことを意味する。

    「後工程はお客様」 
    >ベルトコンベアでいう自分より後ろの仕事をしてくれる人を
      お客様だと思って、きちんと仕事を手渡そう。

  • 【プロ】

    サラリーマンというカテゴリー
    自分の会社というカテゴリーカテゴリー
    プライベートの自分という

    いずれにしても、プロであれ!

  • 2012.6.2

    『プロフェッショナルサラリーマン』読了。独立ももちろんいいけど、まずは会社の中で必要とされる人を目指そうといった本です。
    秘書という仕事に響く箇所がいくつもありました。


    ・プロは「バタバタしている」姿を見せない
     先輩秘書にも、これ、言われたことあります。にっこり笑って心の中で焦るのよ、と。

    ・その仕事が「至急」「緊急」「大至急」になったのは、それなりの理由があるはず。緊急度が高い仕事をなくすためには、その原因を突き止めて解決していくこと。それこそが重要度の高い仕事。

    ・やめても支障のない仕事を探してみる

    ・どんなときも後工程のことを考える
     Outlookの会議依頼の送り方ひとつをとっても、センスが表れるものですよね……

    ・コミュニケーションには効率を求めてはいけない

    ・上司の指示の「目的」と「背景」を理解する
     これは大事!! わかっているのといないのとでは、仕事の進め方が全然違ってきますよね。

    ・競合店調査は、陳列や商品でなく、その店に来ている顧客を見る。その店のどういうところがお客様に支持されているのか?

    ・リーダーとは、よりよい未来を考え、語り、実行する人。マネージャーは、部下一人一人の強みを引き出して活躍させ、チームを勝利に導く人。


    この6月から仲良し同僚が産休に入り、彼女の仕事の7~8割を私が引き継ぎました。だからといって私のもともとの仕事はほとんど減っていないので、ほぼ純増です(^^;
    いろんな国からいろんな時間軸でいろんな依頼メールが入ってきて、いかに情報を整理しつつヌケモレがないように注意しつつ空間的にも時間的にも目を光らせていくか?が目下の課題。
    ……バタバタしてるの、一目瞭然だろうなあ(^^; 精進します。

  • 若者向けで書かれた著書ではありますが、もう少し幅広い年代のヒトが読んでも十分得られるものがあります。

    著者は、リストラ予備軍だったところから最年少役員にまで達した中での気づきや仕事術を多岐にわたり紹介しています。
    このような働き方・考え方が「プロ」なのかというと必ずしもそうは言えないのかもしれません。それは仕事の内容や立場などで違いがあるから。しかし、それを踏まえ行動に移すことができる人が本当のプロフェッショナルなんだろうと思います。

    項目が細分化されており、読みやすい構成になっていますので、気になったパートから読むことができます。
    また、言葉の使い方が独創的でおもしろいですね。今後の参考にしたいと思いました。



    プロの定義「最悪のコンディションでも胸を張って請求書が出せること」
    プロフェッショナルサラリーマンとは、自分で仕事を「つくって」「回して」「稼ぐ」ことができる社員のこと
    「仕事」=「仕入れる事」
     ①思事(思うことが出て)
     ②志事(志を持つようになり)
     ③始事(自分で何かを始めることができるようになると)
     ④資事(会社を資することができるようになる)
    この四事を一周回せるようになれば、プロフェッショナル
    上司は「仕事の仕入先」。人間性を求めない

    面接試験官をがっかりさせる共通の行動
     ①会社のことを調べてこない
     ②できること、やりたいことを言わない
     ③自分の都合ばかりを言いたがる
     ④過去や現状の不満を述べる
     ⑤質問しない
    社風の良い会社の3つの特徴
     ①メンバーがお互いの強みを熟知している
     ②仲間の成功を心から応援できる
     ③みんなが所属するコミュニティを愛している
    ビジネスにおいて効率化は重要だが、人に関わる分野の効率を追求してはならない。言い換えると、人間が介在する場所では、効率は優先順位の1位にならない

    ダメ上司の3つの特徴
     ①未来の構想ではなく過去の武勇を語る
     ②社内政治には長けているけれど、業界外に人脈がない
     ③判断能力もなければ愛もない

    できる人の「志」(仕事に邁進するための精神的な原動力)と「こだわり」(努力を続ける理由)に着目する
    自分をブランド化するということは、他人から見た自分の評価を変えること。そのためには、自分の評価がどれくらいかを知らなければならない。それを見抜く方法は、周りの人を見ること
    自分の対外価値、外から見た評価=日頃接している人たちの価値×接触頻度の平均値
    自分より上のレベルの人との接触頻度を意図的に増やすこと。自らが接触している空間(時間×頻度)の平均値に近づくので、上昇気流に乗ることができる。
    「教育」=若い人を教えることによって自分のコミュニティをつくるということ

    「ニーズ」(なければ苦痛)⇔「ウォンツ」(あれば快楽)
    頭の中に「?」をいつも置く。頭の中のフックに疑問が引っかかり、それに対する答えを考えているうちに、理路整然として仮説になる
    「私どもプロの目から見て」と言えるかどうか。


    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・プロの定義、仕事の定義など普段使う言葉の定義づけは必要。より具体化され、イメージできる。何気なく使っている言葉を一度振り返ってみよう。
    ・「自らが接触している空間の平均値に近づく」というのは納得。意識すべき。
    ・「私どもプロの目から見て」が言えるようにする。

    <目次>
    第1章:プロの定義
    第2章:「時間」配分法
    第3章:「金銭感覚」の磨き方
    第4章:プロの「報・連・相」
    第5章:上司とこうつきあう
    第6章:入社1年目に知っておきたいこと
    第7章:入社3年目から差がつく考え方
    第8章:給料の10%を銀行の袋に詰めろ
    第9章:「空き地をみつけてみよう」
    おまけ:読むべき本リスト、チェックリスト

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著者プロフィール

俣野 成敏(マタノ ナルトシ)

リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14 億円の企業に育てる。33 歳で東証一部上場グループ約130 社の現役最年少の役員に抜擢され、40 歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著書累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やweb メディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6 年連続受賞。

「2022年 『知らないと損をする税金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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