プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
- プレジデント社 (2011年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833419864
感想・レビュー・書評
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20代のサラリーマンがプロになるための74の金言。30代、40代でも実践できていないことも多いかも。日々、精進あるべし。
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前に進むパワーをもらえる本。
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サラリーマンとしてのあり方を説いた、
非常に有用な一冊です。
何の世界でもプロフェッショナルと
アマチュアが存在します。
サラリーマンは、文字通り給料(サラリー)を
頂いて仕事をするという意味では、
既に存在自体がプロフェッショナルと
言えるはずなのですが、
その中でも、本物のプロとはどういう仕事を
する人なのかが書かれています。
言わば、プロフェッショナルサラリーマンに
なるための条件が書かれたバイブル。
そのような条件が74項目に渡って
解説されています。
最近は不安定な世の中のためか、
独立起業を煽るような文体の書が多い気もしますが、
本書は会社に勤める身として
プロフェッショナルを究めるための必携の書。
サラリーマンとして成果を出したいと思う人であれば、
文字通り必読であり、
独立したいと考えている人でも、
ぜひその前に読んでおきたい一冊です。 -
仕事との向き合い方とともに、自己マネジメントのヒントも得られる。読みやすい。
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【プロ】
サラリーマンというカテゴリー
自分の会社というカテゴリーカテゴリー
プライベートの自分という
いずれにしても、プロであれ! -
若者向けで書かれた著書ではありますが、もう少し幅広い年代のヒトが読んでも十分得られるものがあります。
著者は、リストラ予備軍だったところから最年少役員にまで達した中での気づきや仕事術を多岐にわたり紹介しています。
このような働き方・考え方が「プロ」なのかというと必ずしもそうは言えないのかもしれません。それは仕事の内容や立場などで違いがあるから。しかし、それを踏まえ行動に移すことができる人が本当のプロフェッショナルなんだろうと思います。
項目が細分化されており、読みやすい構成になっていますので、気になったパートから読むことができます。
また、言葉の使い方が独創的でおもしろいですね。今後の参考にしたいと思いました。
プロの定義「最悪のコンディションでも胸を張って請求書が出せること」
プロフェッショナルサラリーマンとは、自分で仕事を「つくって」「回して」「稼ぐ」ことができる社員のこと
「仕事」=「仕入れる事」
①思事(思うことが出て)
②志事(志を持つようになり)
③始事(自分で何かを始めることができるようになると)
④資事(会社を資することができるようになる)
この四事を一周回せるようになれば、プロフェッショナル
上司は「仕事の仕入先」。人間性を求めない
面接試験官をがっかりさせる共通の行動
①会社のことを調べてこない
②できること、やりたいことを言わない
③自分の都合ばかりを言いたがる
④過去や現状の不満を述べる
⑤質問しない
社風の良い会社の3つの特徴
①メンバーがお互いの強みを熟知している
②仲間の成功を心から応援できる
③みんなが所属するコミュニティを愛している
ビジネスにおいて効率化は重要だが、人に関わる分野の効率を追求してはならない。言い換えると、人間が介在する場所では、効率は優先順位の1位にならない
ダメ上司の3つの特徴
①未来の構想ではなく過去の武勇を語る
②社内政治には長けているけれど、業界外に人脈がない
③判断能力もなければ愛もない
できる人の「志」(仕事に邁進するための精神的な原動力)と「こだわり」(努力を続ける理由)に着目する
自分をブランド化するということは、他人から見た自分の評価を変えること。そのためには、自分の評価がどれくらいかを知らなければならない。それを見抜く方法は、周りの人を見ること
自分の対外価値、外から見た評価=日頃接している人たちの価値×接触頻度の平均値
自分より上のレベルの人との接触頻度を意図的に増やすこと。自らが接触している空間(時間×頻度)の平均値に近づくので、上昇気流に乗ることができる。
「教育」=若い人を教えることによって自分のコミュニティをつくるということ
「ニーズ」(なければ苦痛)⇔「ウォンツ」(あれば快楽)
頭の中に「?」をいつも置く。頭の中のフックに疑問が引っかかり、それに対する答えを考えているうちに、理路整然として仮説になる
「私どもプロの目から見て」と言えるかどうか。
<この本から得られた気づきとアクション>
・プロの定義、仕事の定義など普段使う言葉の定義づけは必要。より具体化され、イメージできる。何気なく使っている言葉を一度振り返ってみよう。
・「自らが接触している空間の平均値に近づく」というのは納得。意識すべき。
・「私どもプロの目から見て」が言えるようにする。
<目次>
第1章:プロの定義
第2章:「時間」配分法
第3章:「金銭感覚」の磨き方
第4章:プロの「報・連・相」
第5章:上司とこうつきあう
第6章:入社1年目に知っておきたいこと
第7章:入社3年目から差がつく考え方
第8章:給料の10%を銀行の袋に詰めろ
第9章:「空き地をみつけてみよう」
おまけ:読むべき本リスト、チェックリスト