アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

著者 :
  • あさ出版
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感想 : 222
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860633523

感想・レビュー・書評

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  • 『脳の強化書』  加藤 俊徳  あさ出版

    ボケ防止のつもりで手にしたわけではなく、「脳の強化」「脳番地」「今までの脳トレに満足出来ない」と言う書店のPOPの文字についふらふらと…(笑)ここでも以前紹介されていた様な気がする。

    「はじめに」をさっと読んで、後は目次の中で読みたい部分からパラパラ。非常にわかり易い!各章の見出しと、中の項目を一行見れば内容は解りそうなので、立ち読みでも良かったかなあと(笑)一瞬思うが、何の為に買ったかを自分に言い聞かせる。家に帰ったら全部忘れて実行出来ないから(≧∇≦)初期高齢者の自覚。。

    読んでなるほど、と思ったことに、身近な人で、頭が良いと言うよりは「脳が丈夫」と言う表現がピッタリと感じていた、マルチに仕事が出来る人の行動が、この本の内容と驚くほど一致していた事。つまり、それぞれの脳番地を意識的に鍛える傾向がある人だった事。

    その「脳番地」とは。1000億を超える脳細胞が、同じ様な働きをする細胞同士で集まり、集団を構成している。で、この集団の基地となる地点を、著者は「脳番地」と言う概念でとらえている。120ある脳番地を機能別に括り、8系統に分け、これをそれぞれ刺激する、というのが本書の目的である。と思うf^_^;)

    そして、年齢と共に脳の神経細胞も減り、老化するが、この神経細胞は、複数の脳番地をネットワークでつなぎ、そのネットワークは年々成長すると言う。つまり、老化で脳細胞が減少しても、脳番地の連携が進めば、脳の機能は強化されるらしい。なんと希望的な(^_^)v
    自分の脳の個性に合わせた「脳番地」トレーニングは、単なるボケ防止では無く、なりたい自分を手に入れる為に脳を自分流にデザインするトレーニングとも言える「かも」(笑)と著者は言っている。
    眠っている脳番地を刺激する上で大切なのは、脳のコンプレックスを解くこと。先のマルチ人間の知り合いは、この苦手な部分を積極的に鍛えるチャレンジを楽しんでするタイプ。食わず嫌いを克服する主義とも言える。

    そこまで望んでないけど、8系統のうち、「理解系」「運動系」「聴覚系」「記憶系」を自分は鍛えた方が良さそう、と思い、その部分を熟読。
    すると…「10年前に読んだ本をもう一度読む」「普段絶対に読まない本のタイトルを黙読してみる」など、この倶楽部や部室に入部してから実行するようになった事が!わーいo(^▽^)o

    他に、「利き手と反対の手で歯磨きをする」「歌を歌いながら料理を作る」「階段を一段飛ばしで下りてみる」←危険なので注意書きあり(笑)
    「ラジオを聴きながら寝る」「ニュースを見ながらアナウンサーの言葉を繰り返す」「特定の音を追いながら音楽を聴く」など、やってみようかと思う様な事が色々…。
    最後、「記憶」…やっぱり暗記タイムとか、論語を覚えるとかもありましたが、「新語・造語を考えてみる」「その日のベスト発言/ワースト発言」を選んでみる「前日に起きた出来事を3つ覚えておく」なんてのもあり、これってFBにコメントしたり、投稿するうち、最近してるかも?と思ったり。

    最後に、著者が8系統の「脳番地」と「九会曼荼羅」について触れていた事が興味深く心に残り、ちょっと考えさせられた。さあ、どれから実行しようかな?(^ ^)

  • 人には色々な得意不得意があるが、それは脳をどのように使っているかが違うだけでそもそもの差はほとんどない。(赤ちゃんの脳は未使用なノートの様な感じをイメージした)

    そして脳は刺激を与えると年齢がいくつになっても成長を続けられる事をMRIの画像研究から明らかにした著者によると、脳を正しく鍛えるには「脳番地」という発想が必要で、脳番地とは、8つの種類(思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系)があり、同じような働きをする細胞同士が集まり細胞集団を構成しており、その細胞集団はそれぞれの働きにより「基地」を脳内に持っている。その基地の事を指している。

    しかし、20歳になると脳の成長は止まると言う誤った認識により、
    脳を成長させようと考えチャレンジをしないような風潮に対して正面から反対し
    20代から40代は脳を成長させる意味でも積極的にチャレンジをするべき時期だと言っている。

    また、自分が苦手だと感じコンプレックスるを持っいる事項が何故苦手化と言うと、その能力を発揮する為の脳番地が「休眠中」だからであり、なぜ休眠中かと言えばその脳番地が使われていないからだと言っている。
    そしてこの本では、使われていない脳番地を刺激する3つのポイントを紹介している。
    ・日常生活を見直す:生活習慣をほんの少し変えて脳番地に揺さぶりをかけ、偏っていた脳番地の使い方から、眠っていた脳番地を刺激し無関係だった脳番地動詞をリンクさせる。
    ・脳の癖を知る
     ・共通の癖:褒められると喜ぶなどポジティブなフィードバックが嬉しい、数字で括ると意識しやすい、デットラインを設ける、睡眠によってパフォーマンスが高まる
     ・固有の癖:好きな事(心地いいこと)を選びたがる=その人がとりやすい思考パターン(すでに出来上がっている高速道路の様なもの)
    ・したい思想で発想する:ShoudではなくWantからスタートする。

    そして本書は、日常生活のちょっとした工夫をする事で出来る66のヒントを脳番地ごとにまとめている。

    自分もいくつかやってみたいと思った。
    ・自分の意見に対する反論を考えてみる(思考系)
    ・自分の目標を明言し大切な人に聞いてもらう(伝達系)
    ・相手の口癖を探しながら話を聞く(伝達系)
    ・10年前に読んだ本をもう一度読む(理解系)
    ・尊敬する人の発言、行動をまねる(理解系)
    ・会議中の発言を速記する(聴覚系)
    ・あいづちのバリエーションを増やす(聴覚系)
    ・町ですれ違う人の背景を推測してみる(視覚系)
    ・洋楽の歌詞を聴いて口ずさんでみる(記憶系)

  • いかに日常生活に新たな側面を付けるか。
    一週間1500円→1000円でやりくりする。

    五感を使って行動する。
    自画像を描く、日記を記す

  • 人間の脳は、学者や医者によっては、生まれたときから細胞は死に続けると言われたり、30代くらいから緩やかに退化を始めると言われたりするが、この本での解釈は、適切な栄養(情報)を与え続け、刺激を与え続ければ、脳は死ぬまで成長し続ける。

    それは、人の脳は、未開発な部分が数多く残っており、栄養さえ与え続ければ、どんどん枝葉を増やして他の神経と絡み合っていく可能性を秘めているから。
    実際に、能の密度や神経の枝振りは、体が衰えていたとしても大きく太くなっていく年配者もたくさんいる。

    タイトルの『教科書』ならぬ『強化書』という名の通り、脳の機能を「思考系」「感情系」「伝達系」「理解系」「運動系」「聴覚系」「視覚系」「記憶系」の8つの分野に分け、それぞれの強化の仕方、関連して強化される分野が示されている。

    例えば、「思考系」を鍛えたければ、ゲームでわざと負ける。「運動系」であれば、階段を一段飛ばして降りる。「視覚系」であれば、オセロの対戦中に白と黒を入れ替える等の具体的な方法が紹介されている。

    脳科学がこんなに発達している現代に生きながら、脳について知らなすぎるのはもったいない。

    もっと、新しいものに興味をもち、思考を巡らせ、五感から得る情報に注意を払い、ワクワクするような生活を送ることが、脳の強化につながるなら、やらない理由はない。し自分の脳をフル活用し、どんどん強化していこう。

  • 面白いけれど、なぜか読み進められなかった。
    結局、最後まで読まずに手放しました

  • メモ
    嫉妬をすると、超前頭野の血圧が上がる。
    その結果、脳の酸素効率が悪くなり、
    より複雑で深い思考ができなくなる。
    反対に人に憧れを抱くと、超前頭野がクールダウンされ、脳の酸素効率が良くなる。
    脳に与える負担は人に憧れを抱くか、
    嫉妬心を抱くかで全く異なる。

  •  脳のトレーニングが沢山紹介されています。加藤俊徳「脳の強化書」、2010.3発行。私が既にやっていたり、馴染めそうなのは次の7つです。①楽しかったベスト10を決める ②身近な人の長所を3つ挙げる ③利き手と反対の手で歯磨きをする ④1日20分の暗記タイムをつくる ⑤記憶力が低下したら思考力を鍛える ⑥動物・植物に話しかける ⑦自然の音に注意を払う。

  • 普段しない行動で眠ってる脳番地を強く刺激されるそうなので8系統の脳番地を意識させて脳のシワを増やしたいなぁ 

  • 脳には前向きで毎日をいかに楽しもうという気持ちが大切なのかを意外なものや面白いもの定番のもの入り交じったトレーニングメニューで楽しく読めた♪

  • 継続して効果があるかどうか
    検証してみよう思う

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著者プロフィール

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。脳科学音読法や脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。独自開発したMRI脳画像診断法を用いて、小児から高齢者まで1万人以上の診断と治療を行う。

「2023年 『美文字脳を育てる「点つなぎ」ペン字練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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