【小説7巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習い4」
- TOブックス (2016年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864724920
作品紹介・あらすじ
長い冬を終え、瑞々しい春が到来したエーレンフェスト。神殿内では、巫女見習い・マインの今後について様々な動きが加速していた。彼女を嫌う神殿長の画策もあり、街は不穏な空気に包まれていく。それでも、マインの毎日は何も変わらないはずだった。弟の誕生、インク開発による新しい本作り等、これからもずっと家族や仲間との愛おしい時間を過ごすはずだった。だが、世界は彼女に残酷な決断を迫る-。マインは今、大切な人々を守るため、家族への愛を胸に新たな道を歩き始める!ビブリア・ファンタジー第二部、感動の完結編!衝撃の結末後の人々を描く書き下ろし短編集+番外編2本、さらには椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!
感想・レビュー・書評
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マインが偽装死亡し、上級貴族の娘になるところで終わる。まあ、下克上といえば下克上なのか?
悪者の神殿長一派をやっつける。ピンチな場面もあまり心配せずに読めるのが、さすがラノベ。いい塩梅のハラハラドキドキで、勧善懲悪爽やか。
非常にテンポよく環境が変わるので、全く飽きない。
ドハマリ中である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第二部完結編。
本人の努力では回避できない、いつかはやってくるとわかってはいたこと。
それでも、やはり切なく、何度も泣けてしまう。
その大きな転換期の陰にあった思い、その後の様子などがわかって、「それから貴族街へ向かうまで」でもまた涙。
泣けるだけではなく、コミカルな要素も。
ジルヴェスターのキャラが、特異でおもしろいと思っていたので、うれしい展開。
事情が分かってみると、当時の裏話である「領主のお忍び」は、まわりの苦労っぷりがコミカルでたのしかった。
巻末おまけの4コマ漫画にも、ほのぼの。
第二部完結記念といわず、ぜひまたやってほしい。 -
一気に話が本格的に動いて、ラスト新しい人生を切り拓かざるを得なくなってしまった。。。ぼーぜん。
家族との別離でものすごく悲しい中、長い口上で紡がれる祝福に癒される。祝福が特定の個人に向けて行われたのが良かった。下手に下町の人全部⭐︎とかでなくてよかった。。。
領主が変な人ながら理解のある人でよかった。。。
とにかく続きが気になるので、一気に読みます。 -
捨て子のディルク、身食いの判明、デリアの家族という関係の提示
神官長からの活版印刷禁止令(貴族になるまで)、絵本なら可
そして色を付けなさいという指示とカミルの絵本のための色インク作り
そして、後半の怒涛の展開
デリアとディルクはなぁ~
あのデリアが孤児院に少しでも入るようになたという展開からのあの結末ですからね
最終巻にデリア視点のエピソードが追記されるようなので、期待
マインがカミルに泣かれるのは魔力が関係してたりするんだろうか?
平民でも魔力を持ってるし、赤ちゃんだから反発の不快感を殊更感じてしまうとか?
オニキスに似た魔術具、初読のときは通信機かと思ってたけどね
まさかそんな契約魔術だとは思わないじゃない?
今回は時系列でSSも読んでいるので、ジルヴェスター視点の話で既に領主であることと、養子にする意図はわかっている
あと、養子にするのをフェルディナンド様が反対しているのもさもありなん
自分と同じような目に遭う子を作りたいとは思わないよなぁ……
ヴェローニカの断罪と排除と共に行えたから良かったものの
もし健在のまま養子になってたらマインは殺されてた気がする
ま、フェルディナンド様がなんやかんやと守るだろうから大丈夫な気もするけど、決して良い結末にはならないよな
神殿長とビンデバルト伯爵との対峙シーン
魔力をそのまま打ち出すのは、圧倒的な強者が弱者をいたぶるためという設定
平民の身食いだと思っているマインとみすぼらしい服を着ているダームエル
そりゃぁまぁ舐め腐った態度にもなりますわね
でも、自分の不利を悟ったなら、ビンデバルト伯爵は普通に攻撃すればよかったのでは?と思うけど
あの体型から察するに文官コースだろうし、攻撃的な魔術は得意ではないのでしょうね
でも、その後のフェルディナンド様もバチバチ火花を飛ばすほどの魔力を込めた攻撃をしているのも、魔力を打ち出すだけだったのかな?という疑問
あと、書籍版の表紙のマインが貴族っぽい袖の長い服を着てるんだけど、このシーンは青の衣なんだよね
別のシーンであんな格好になるところはない気がするんだけど……
そもそも、そんな高価な服は持ってないしねぇ
それはそうと、別離のところは何度読んでも号泣する
それぞれの家族の想い……
もう家族と呼べないけど、それでも繋がりを持とうとする姿
フェルディナンド様の心境も知ってしまったからには号泣せざるを得ない
ベンノさん、家族と名乗らずとも手紙ならやり取りできるという提案
契約魔術にも抜け道はあるというけど、普通はそんな抜け道すらない契約内容になるんじゃないかと思うんだけど
そもそもこの契約自体がお貴族様のお目溢しなので、その辺の文言は結構緩いのでしょうね
ルッツの存在もそう
多分、フェルディナンド様が見たところ、マインと家族を完全に引き離すのは得策ではないと判断した結果ですよね
アルノー視点の閑話で、マルグリット様の寵愛を欲していたけど
実際の相手はフランで、しかもそれを嫌がっていて
果ては自殺を止めなかったという過去がある
もしかして、嫌がらせするのはフランに対してだけなのか?
だから神官長も意地の悪さに気づかないという事なのだろうか?
アルノーは神殿で生まれた子なのかな?それとも神殿に引き取られた孤児なのかな?
来歴が気になるけど、遙か高みに遠ざけられた今となっては新しい情報は出てこないでしょうねぇ
コミックの完結時のSSでチャンスがあるくらいでしょうか? -
207頁5行目「……何を言っているの、このガマガエル? 脳に欠損や障害があるんじゃない?」のくだりは、なんぼ小説とはいえ、言っていいことと悪いことがある。
健常者の上から目線で精神疾患に苦しむ人を斯様に差別的な表現をもって揶揄するのは、まさにこの場面がそうであるように貴族の論理で平民を貶めることと何の違いがあるのか。
これが21世紀を迎える前とかならまだしも、奥付によれば2016年7月発行であり、「当時としては許容されていた」なんて言わせない。 -
この巻から、巻末おまけがつくように。ゆるふわな感じが好き。
しかし、契約のネックレスってなんだ?魔石でできてる?魔術具?『女神の化身』の10巻まで読んだけど、他の部分には出て来なかったような。
そして、この巻までは、ジルヴェスターの母という表現!名前を出さないのが、狭い世界を表しているようで、エヴァンゲリオンのTV版を思い出した。凄い。 -
スゲーな!ドンドン話が、スゴくなっていく!
今後への期待も込めて、5つ★ -
ようやくアニメ超えました。この本が三期後半にあたると思います。
この巻でジルヴェスターの正体や、プレゼントしたネックレスの目的わかります。そして、本当に泣けます。後半以降、涙腺弱い人は電車などで読まない方が良いです。アニメ、神回になりそうだな~。
中だるみにならず、どんどん面白くなるこのシリーズは凄いです。
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めちゃくちゃ面白かった…。今まで最高レベルに面白かった。続きも早く読みたい。ちゅうか、こういう展開を待ってた(笑)!
後半の短編もすごくステキやった。エッ、こことここがつながってんの? とも思ったし、マインちゃんの今後の生活はガラリと変わるやろうけれど、つながる線は残してるのがいいなと思う。
希望があるお話は好き。
それにしてもジル様…。ただの面倒臭いキャラと思っててゴメンね…。