デザインの輪郭

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  • TOTO出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887062603

感想・レビュー・書評

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  • vol.20 人が求めている視点とは?http://www.shirayu.com/letter/2009/000065.html
    【芝蘭友のトップストーリーニュース】

  • 10年前に読んだときには理解不可能だったけど、今は少しわかるようになってきた。

  • デザインを愛し、デザインを語ることがどれほど難しいか。それは意識的に生きる難しさでもある。私は展示を制作するが、どれほど考え、語れるだろうか。

    ・美人は視線で磨かれるということは、本当にあるのである。
    ・デザインのことを何も知らないということをわからせたいのだ。意識して何も見ていなかったことを。そして、無意識で、何が気持ちよかったかを。知らないことを気づかせたいのだ。

  • 久しぶりに再読。やっぱり素敵だ。姿勢を正される思い。バイブルだな。

  • 含蓄がある文章。一読時はいいたいことはわかる、くらいで、身に染みてはわからなかった。また読み返したい。

  • 輪郭の力。
    忘れたくない言葉がたくさん。

  • ずっと前に購入していて何度か読み進めたもののあまり頭に入ってこなかったが、今回はすっと入ってきて一気に読めた。僕も成長したのだろうか。
    デザインの本質、そして生きることに通じるようなことが書かれている。

  • 巨匠のデザインへの向き合い方を通して、デザインの原点を改めて考えさせられた。
    若き深澤さんは、高校生向けの雑誌に「工業デザインとは、工業製品を通じて人に夢を与える仕事」と書いてあったのを読んでその日にデザイナーになることを決めたそう。
    ノンデザイナーの方にとっても、最近何かと言われている「デザイン思考」の教科書にもなると思う。

  • 何かを極めた人特有の実に味わい深い言葉集。「輪郭」を始めとする著者のデザイン観に、親鸞の「絶対他力」にも通じる悟りを感じる。さすがに装丁にも工夫が凝らされていて楽しめる一冊。

  •  ここのところ読んだデザイン論の中で最もしっくりとくる内容。言葉の使い方が合うのか、なぜかすーっとはいる。文字サイズが複数あるのも一因かもしれないが、とにかく読みやすかった。輪郭の概念のところはよくわからんところがあるが、再読する内にそれも入ってくるだろう。
     物持ちはかっこわるい、等結構刺激的なフレーズもあり、どきりとさせられる。

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著者プロフィール

1956年 山梨県生まれ
1980年 多摩美術大学プロダクトデザイン科卒
1989年 渡米、IDEO入社
1996年 帰国、IDEO東京支社長
2003年 NAOTO FUKASAWA DESIGN設立

卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、イタリア、フランス、ドイツ、スイス、北欧、アジアなど世界を代表するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子情報機器から家具・インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。

「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表すとともにデザインの具体を通してその実践を続ける。デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。

人間の意識していないときの行動の中にデザインのきっかけがあることを見い出し、それを「Without Thought(思わず)」と名付けた。1999年からはその名を使ったデザインワークショップを毎年開催し、書籍とともに発表を続けている。

米国IDEA金賞、ドイツiF design award金賞、日本グッドデザイン賞金賞、英国D&AD金賞、ドイツred dot deign award、毎日デザイン賞、織部賞など受賞多数。「MUJI」壁掛け式CDプレーヤー、「±0」加湿器、「au/KDDI」INFOBAR、neonはN.Y.MOMA所蔵品となる。2007年ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を授与される。フランス国立セーブル製陶所招待作家。

21_21Design Sightディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。マルニ木工アートディレクター。2010年〜2014年グッドデザイン審査委員長。
2012年Braun Prize審査委員。日経優秀製品・サービス賞審査委員。毎日デザイン賞選考委員。
多摩美術大学統合デザイン学科教授。2006年Jasper Morrisonと共に「Super Normal」設立。2012年7月より日本民藝館五代目館長。

著書には「デザインの輪郭」(TOTO出版)、共著書「デザインの生態学-新しいデザインの教科書」(東京書籍)、共著書「デザインの原型」(六耀社)、作品集「NAOTO FUKASAWA」(Phaidon)がある。2008年には「THE OUTLINE 見えていない輪郭」写真家、藤井保氏との展覧会を開催、同タイトル書籍を出版(アシェット婦人画報社)。

「2017年 『AMBIENT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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