- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898154618
感想・レビュー・書評
-
期待しすぎたのはある、
だけど、坂本裕二さんの言葉がだあいすき。
悲しいことや辛いことを話すと、聞いている側を傷つけてしまうのかもなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。ありきたりなことを言っているときも、このひと何を言ってるんだ?っていうときも、それぞれ男女が普通の人にも変な人にも安全な人にも怖い人にも思える。それでも生きている人間だって感じする。
台詞だけでこういう物語を書けるのはすごいなあ。外の世界と内の世界。社会と夫婦と。面白かったです。 -
一筋縄ではいかない感じが、もやもやする感じがいい
他のも読んでみたい -
お互いに送り合っている手紙やメールの内容だけで話が展開していく。良い意味でツルッと読めた。
公演記録も記載があったので、元々演劇で公演していた内容が書籍になったように見える。
公演はどんな感じだったのか非常に気になる。 -
初恋と不倫は一つの物語ではなく
二つの物語で、どちらも男女の手紙やメールで構成されている。
何故か、共通の友達が出てきます。
この友達がキーパーソンになるのか?と
期待するのですが、そうではないようでした。
LINEを使うようになりメールは
プライベートで使うことは、ほとんどなくなりました。
しかし、LINEは長文は向きません。
作中の男女は、メールのやり取りだった
のではないかと思います。
おそらく、Reが沢山つくタイプの一昔前
使ってたメールでしょう。
私も大切な友人へ、メールを送ってみました。考えて言葉を紡いで送るようになると相手からも丁寧な返信があります。
返報性の原理が働きます。
作中の男女は、文字だけで惹かれあっていきます。
「絶望ってありえたかもしれない希望のことを言うのだと思います。」の所が
好きです。
あの時、旅行に行かなかったら?
あの時、転校しなかったら?
二人の交際は続いて楽しい経験や思い出が
あったのかもしれない。
「ありえたかもしれない希望」
青春期に思いを馳せる人は多いのではないでしょうか?
一通の手紙がその人の人生を救うことがあるかもしれません。
LINEの長文が「めんどくさい」と言われ
3行以上は読まなくなりスタンプで返される今の時代だからこそ、男女の手紙やメールのやり取りが、心の機微を現していて
読了後も、丁寧に読み返したくなる本です。 -
手紙のやり取りを覗いている感覚。好き嫌いはありそうだけど読みやすい。
-
読みやすかったけど、人を選びそう。
一貫して手紙のやり取り形式で進んでいくので、手紙と手紙の間にあったことを想像しながら読むのも楽しかった。言い回しや表現が独特だけど、作者の言いたいことがなんとなくわかるような気がして私は好きだった。 -
発想がおしゃれ(うまいこと表現できる語彙力がほしい)
-
この本を的確に表現できる自分の語彙力のなさに失望した。
他の人の感想がとにかく気になるので一言だけ。
『独特の世界観がめっちゃ好き』 -
まるでドラマを見ているようでした。
川の支流の様に、小さな悲しさ・やりきれなさが一つの川に流れ込んで、大きな事件が起きる。些細な会話のやりとりが、そんなふうに展開していく様にゾクゾクしました。
全然大丈夫って言うときは、全然大丈夫じゃない。
という台詞を思い出しました。何の作品かは忘れてしまったけど。
「初恋」は満島ひかりと松田龍平、「不倫」は松たか子と吉岡秀隆でイメージしてました。