仙台ぐらし

著者 :
  • 荒蝦夷
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本棚登録 : 1741
感想 : 295
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904863183

感想・レビュー・書評

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  • エッセイなんだけど、文体が小説と同じだし、伊坂さんの実生活があまりにも小説みたいだし、なんなら一部作り話だし、すごい楽しく読めた!
    物書きの仕事に興味が湧いた

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/539318

  • どこか変でないと小説家は務まらない。
    その手の先入観にお墨付きを与えてくれる。心配性すぎるところ。ただ十分日常生活を送れている、バランスをとれている。
    東日本大震災より前に大地震を恐れていた。エッセイの日付を見ると驚く。心配性も的を得ていることがある。役に立つかどうかは別にして。
    楽しい物語を書きたい、その願いが実を結ぶかどうか追いかけていきたい。

  • 仙台の雑誌に寄稿していたエッセイ
    日付が載っていて東日本大震災前後に分かれている
    最後の短編はイマイチだった

  • 仙台に住む伊坂幸太郎の日常についてのエッセイ。エッセイは苦手なのでエッセイという体での創作というスタイルで引き受けた、ということですが、作者の半径5メートルぐらいの何気ないエピソードや心の動きが綴られ、その日常感覚のリアリティとちょっと過剰なくらいのサービス精神に、確かに伊坂幸太郎作品の世界との地続きな気分になりました。そして気を回しすぎるほどの心配性と目の前で起こっていることへの受け入れ力も、らしい、と思いました。だらか、まるで予言のように心配される地震についての言及も、作家のセンサーが働いた結果のように感じられ本書を特別なものにしています。あの日が来るまでの日常の雑事と、そして根こそぎな出来事と、そして前とは決して同じにならない新しい日常と、伊坂幸太郎という独特な作家の半径5メートルのくらしとつかめきれない巨大な出来事とのつながりを描くドキュメントになってしまっている奇跡的な小冊子です。

  • ひさびさに読んだ本。勉強やら研究やらでなかなか本を読む時間がなかった。短編なのですぐに読めるかなとと思い手に取りました。

    劇的な展開があるわけでもないので、いつもの作品とは少し違います。伊坂さん好きな人のための本だと思います。

    凄く心配性なのは知りませんでした。さすがに考えすぎては、、、と思いました。

    あと、バックアップはしっかりと取っておかないと後で困るなということ。

  • 『心配事が多すぎる』で、身近に思える。

    震災を仙台で実際に経験した作家さんだから書けることは大きくて、今後の『楽しい話』が楽しみでもある。

  • 巻末の「ブックモビール」という短編が良かった…。しかし伊坂さん、こんなにイロイロ気にするタイプの方だったとは。

  • 「~が多すぎる」というタイトルで統一されたエッセイ。仙台での暮らしをつづっている。
    心配性な自分、映画化について、タクシー多すぎ問題など。
    東日本大震災についてのエッセイも。

  • 一度読んでたけど、仙台に住むことになったので、再読。すっかり忘れていた。震災を予測して、怖がっていたなんて。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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