- Amazon.co.jp ・本 (1368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784915512513
作品紹介・あらすじ
復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?ハリーにはなんの知らせも来ない。そして突然ハリーは吸魂鬼に襲われる。「不死鳥の騎士団」に助けだされたハリーは、「騎士団」が何か重大な秘密を守っていることを知る。新学期が始まり、恐ろしい新任教授アンブリッジと黒い扉の夢に悩まされ続けるハリーに、チョウ・チャンが微笑みかける…。
感想・レビュー・書評
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20年ぶりに読了。思ったより児童書だったけどやっぱりサイコーにおもしろい。
当時イメージできなかった神秘部のシーン、急に増える騎士団のメンバーと死喰い人たちは、映画のお陰でだいぶ補完されました。
この巻からところどころ記憶が曖昧になってるけど、重要シーンはやっば覚えてる。記憶ゼロの状態でまた読めたらいいのにと思わずにはいられない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!!!前作の炎のゴブレットは私的イマイチだったのでハリーポッター熱が冷めてきたか…と思ったけど復活!!神秘部でのハラハラがたまらない!!
iPhoneのSiriで「アクシオ〇〇」とアクシオの後にアプリの名を呼びかけるとそのアプリを起動します。
英語版のSiriにすればルーモスで光をつけることもできるそうです
誰かに知らせたくてたまらないけど今更ハリーポッターハマってるの周りで私だけだからなかなか話題に出せず。ここで欲ぶちかまし-
2022/08/27
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個人としてはシリーズで最も読み進めるのに勇気が必要になる作品。
両親を幼い頃に亡くし、育てられた親戚たちからはまともな愛を受けずに生きてきたハリー。
そんなハリーに、両親に近い家族の繋がりを感じる存在が出てきます。それが名付け親のシリウス。
濡れ衣により指名手配中の彼と会うことは中々できず、基本は手紙が彼との繋がりでした。そんな中でも二人は着実に家族の絆を深めていました。(以下ネタバレ)
不死鳥の騎士団本部として、シリウスは相続した屋敷を提供。
親友のルーピンや犬猿の仲のスネイプらがヴォルデモートに対抗すべく動き回る中、指名手配中のため屋敷から出られない自分にもどかしさを感じていたシリウス。
(ハリーの出発を見送るために外に出て嬉しそうにはしゃぐ犬に扮したシリウスは愛らしかったな…)
終盤、ヴォルデモートの策略でシリウスの身が危ないと思ったハリーは魔法省の神秘部へ行ってしまいます。急いでそれを追いかけるシリウスら騎士団。
急遽ヴォルデモートたちとの戦闘が始まり、その中でシリウスはレストレンジの呪文を受け、神秘部にあったアーチの中に消えてしまいます。
その後ダンブルドアも参戦し、魔法省の役員たちがヴォルデモートを見たことで世間がやっと例のあの人が戻ってきたことを信じることになります。
まさかのシリウスの死というショッキングな出来事。それだけでも耐えられないほど悲しいのに、シリウスの身体はアーチに吸い込まれたのでもう彼を抱きしめることも顔を見ることもできません。
ハリーにとって唯一の家族に近い繋がりを感じていたシリウスを失った絶望ははかり知れません…。
ホグワーツでの1年を終え身支度をしているときに、ハリーは出発の時にシリウスに連絡手段に使ってくれともらった包みを見つけます。
中に入っていたのは両面鏡でした。それに向かって話しかけると対の鏡を持った人と会話ができるのです。
また会えるかもしれないという期待が膨らみ、鏡に向かってシリウスと声をかけます。しかし、鏡からの返事はありません。
ゴーストになって戻ってくるなどシリウスと再会する望みを捨てられなかったハリー。
何も映らない鏡を見て、シリウスの死を再実感するシーンは最も印象的で心が痛むシーンでした。
アーチの中に消えるという別れ方をしたため最初死を実感しにくかったのもあり、本当に辛い別れでした…。
シリウスが大好きだからこそ1番思い入れがあって、1番読み進めるのが怖くなる作品です。
必要なことだったのかもしれないけど、何回読んでもシリウスの死が受け入れられないので星4です。
賢者の石から愛というものをテーマに描かれているハリーシリーズ。本作はそんな愛した人を失うことの辛さを描いた作品だと思います。
自分の周りにいる人たちを改めて大切にしていきたいと思える本作でした。 -
「いやあ、大臣。私は、ダンブルドアとはいろいろな点で意見が合わないのだが…しかし、あの人は、とにかく粋ですよ…」
ーフィニアス・ナイジェラス
双子のショーはカッコイイ。
しかし、この巻のマクゴナガル先生は
最高にカッコイイ!ことに気づいた。 -
再読でもアンブリッジは厭な感じだった。そしてシリウスの身に起きることの衝撃度も変わらない。まさか!普通こんな重要人物の場合、もっとドラマチックにくどくどしいくらいにいろいろ引っ張るのが定石ではなかったっけ、、、これだけ???ホントに???と、茫然となってしまうのでありました。前作で少し出て来ていた魔法省が、この作品では全編を通して大きな意味を持ってきます。単なる良い人そうだったファッジの本性が容赦なく描かれているところや、アンブリッジの厭らしさがこれでもかと語られるあたりは、現実社会のあれこれの歪みやひずみを映し出す鏡のようで、もはや児童文学の枠には収まりきらない感もあります。それでも圧倒的絶対的に面白いところがこのシリーズのすごいところ。そしてネビルとルーナがとてもいい。前作まではある程度限られた範囲の場所のことが描かれていましたが、今回はホグワーツだけでなく騎士団の本部や魔法省と、描かれる場所が広がるやら、先生や生徒以外に魔法省の役人や騎士団のメンバーなど、重要人物も爆発的に増えているので、物語も奥行きと幅を広げ、ダイナミックに動いてゆきます。その大きく派手なうねりに置いていかれがちな細かい疑問や不満は、ダンブルドアとハリーが校長室で話をする最後の場面で、綺麗に解消されます。ほんの少し、説明のための説明っぽさもありつつ、そもそもはダンブルドアが学年の最後にやっとハリーと向き合いこれまで無視していたことやら何やら全てを説明する、という設定なので、それさえも自然なことなのでありました。いよいよあと2作品。作品としてはあと2つだけれど、ページ数としてはまだまだあるので、今のペースなら、今年いっぱいくらいは楽しんで読めそうです。
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駄目だっつてんのにやるハリー。
結果オーライなのがなんか嫌だ。
ラストに向かって一気に走り出し始めた。
残り2冊で終了なのかな?
作者も訳者も頑張れ。 -
これはこれは重要な巻です。
全7作の前半がここで終了といえるでしょう。
ハリーとヴォルデモードが関係がはっきりします。
これ以降は対決がさらにすすむことでしょう。
しかし、しかし、
なんとハリーのむかつくことが、
こんなにも主人公にむかつくものでしょうか(笑
15歳の設定です。
こんなにワガママで自意識過剰なものでしょうか。
たしかに、世界一注目される魔法使いですが、
これはいただけません(笑)
今回は多くの登場人物がわがままです(笑)
その一方でハリーはとてもつらい生活になります。
真実を語っているのに誰にも信用してもらえないということです。
これはつらい、
とてもつらい、
耐えて行けたのは、やはり仲間の存在でしょう。
しかし、つらい。
とてもよくあることです。
なんとメディアの権威のあることでしょうか。
さすがに15歳でこの重圧は苦しいものでしょう。
それは30歳でも40歳でもつらいものです(笑
原作最長の5巻です。
そりゃぁ映画だけではわからんわ(笑
本は本がいいね。 -
映画からハマって、ここまで一読した感想。
ハリポタのテーマになっている愛を強く感じさせられるものだった。
理不尽でシリアスで、酷いのに、それよりももっと希望のようなものが得られるような気がする。書ききれないほど胸をいっぱいにさせられる。
時には青春らしい友情にクスリと笑いがこぼれ、悲しみや怒り、不安などの感情はこれでもかというほど鮮明に描かれている。
ハリーの激昂を反抗期と呼ぶのはあまりにも勿体ない気がする。
誰だって、あのような強い絶望、悲しみを感じればあのような言動に出ておかしくはないのではないか?
心に余裕がある時に読むと、少し怖気付いてしまうかもしれない。けれど、ハリーのように追い詰められている時に読むと、物凄く勇気付けられる本だと思う。
何よりも心に残ったのは、
ダンブルドアが打ち明けた、ヴォルデモートを倒すための計画の唯一の欠点、弱点の答え。
「きみをあまりにも愛おしく思いすぎたのじゃ」
ダーズリー家には除け者にされ、魔法界では散々異端者と扱われていたハリーは、これを聞いてどう思ったのだろう?
ハリーの心境を想像しながら読むと、どうしても胸を打たれずにはいれない……私自身の経験をハリーに投影してしまってるからかもしれないけれど。
読めば読むほど、それぞれのキャラクターに惹き込まれていく。
この作品ではジニーとネビルの活躍がより目立ったし、終始信用されていなかったけれど悲しみに暮れていたハリーが最後にはルーナに共感したのに、もの凄く…リアリティがあるというか。現実味のある人間関係が描かれてて好きだ。 -
上巻はモヤモヤして始まりモヤモヤして終わりましたが、
下巻は最初はモヤモヤしてましたが、
なんとか最後は納得いく形に落ち着いてよかったです
モヤモヤしつつもハリーに新しい仲間が増えたり、悪にみんなで立ち向かうシーンは胸が熱くなりました
思春期のハリーは見ててすごくハラハラするので
これからどうやって成長していくのか気になります