ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

  • 静山社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915512513

感想・レビュー・書評

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  • 今回は1巻から間を空けずに続けて読んでいるので、ハリーのイライラが単なる思春期特有の揺れる心理というよりは、凍りつきそうなほどの恐怖心の表れの1つであることもよくわかるし、ヴォルデモートの脅威と唯一対決した人間としての焦り(しかも世間はおめでたすぎるほどの楽観者ばかり!)でもあることがヒシヒシと伝わってきました。

    それにしてもハリーの父親って若かりし頃にはいけすかない野郎だったんですねぇ。  スネイプ先生じゃなくてもああいう傲慢 & 自己陶酔型の♂は許せない!!(笑)  顔も知らない父親を英雄視していたいハリーにとってはかなりショッキングな父親の姿だったよなぁ・・・・・。  でも、あの過去を知ったうえであってもシリウスを誰よりも愛するハリーを見ていると、彼がいかに「愛に飢えた子供」だったのか胸が痛みます。  だって、実際にはシリウスとの接点はさほど多くもなかったうえに、あの過去ですよ!!  KiKi だったらシリウスをあそこまで一途に愛せるかどうかわからない・・・・。

    ドビーはここでも大活躍!!  「秘密の部屋」で自虐行為ばかりしているドビーに初めて会ったときは「何だ? コイツ??」と思わないでもなかったんだけど、そして映画では扱いがかなり軽いドビーだけど、実は彼ってハリーと並んでこの作品の中では超重要人物(妖精)なんだと思います。  だいたい「自立を求めたいとさえ思わない種族」の中でただ一人孤高の理想を掲げて頑張っている姿は美しくもあり、滑稽でもありで目が離せません。  と、同時に「環境が人を作る」という典型的な一例がこのドビーには良く表れていると思います。  (特に相も変わらず自虐癖が治らないあたりに・・・・・苦笑)

    ネビルがその本領を発揮し始めるのも素敵です。  学校なんかでは決して目立たない(つまり勉強ができるわけでもなければスポーツが得意なわけでもなく、いわゆる地味な子)存在でも、実は根っこはかっこいいという「一般人の代表選手」です。  ハリーみたいに「生まれながらに特別」に見える子とネビルみたいに「脇役に甘んじそう」に見える子が実は本質的には変わらない・・・・・というのも素敵なテーマだと思いました。

    (全文はブログにて)

  • ハリーがスネイプ先生の過去をのぞき見する所で一番わくわくした私はただの出歯亀です。

  • 全館の中でいちばん好きな巻。読んだ年齢にも影響してるかな。

  • めちゃ!読みやすくて面白いの一言。

  • 読み終わってまず気になったこと。
    「ハーマイオニー…呪い解いてあげなかったんだ…」
    …注目すべき点がずれてる気もしますが。いやだって、目だし帽って…ねえ。

    もとい。今回、青春真っ盛りですね!若いっていいなあ。(笑)
    初デートなんてうまくいくのかどうかはらはらしちゃいましたよ!結果玉砕(笑)ですけど。まあ、初恋は実らないっていいますしね。ハーマイオニーにもう少し女心を教えてもらって、鍛えた(何をだ)ほうがいいですね。
    そういえばジニー。いつの間にそんなことに!もうすっかり大人ですねえ。…少なくとも、ロンよりは、確実に。
    女の子の方が早く大人になるというのが、ジニーとハーマイオニーを見ているとようくわかります。

    というか、子供っぽいんですよね、ハリーとロンが。いや…まだ15なんで当たり前なんですけど。
    15といえば、中3に当たるのでしょうか。
    んー…無理ないか。(笑)

    まあもともとが児童書なので、仕方ないのでしょうが、ハリーに感情移入、できないんですよね…。
    癇癪持ちですし、妙なとこでかたくなですし。まあ、子供だからしょうがないといえばそこで終わってしまうんですが、どうにもそういう部分が癇に障るというか…要するに、子供の頃の自分の姿を見ているようでいやなんですけど。(苦笑)

    読んでて今回一番つらかったのは、ダンブルドアとのやり取りでした。
    本当ならシリウスが死んだことで取り乱しているハリーのほうに気持ちが傾くものなのかもしれませんが、それ以上に私はダンブルドアのほうに共感を覚えてしまいます。…年ってこと!?

    「あなたに何がわかる」
    「自分の気持ちなどわかるはずがない」
    …あーあ、言っちゃったって感じでしょうか。(笑)
    平たく言うとこの手の台詞が大嫌いなんです。
    理解を拒絶する、独りよがりな言葉です。もちろん、子供の言ったことなんで大目に見なければいけないのはわかっているんですが…。
    一度は自分も持ったことのある感情だからこそ、つらいのかもしれませんね。いくつになっても自分の醜さに相対することは勇気のいることですから。

  • ついに物語も佳境の5作目。しょっぱなから盛り上がる展開、そしてあの人とかあの人とかが再登場! なんだかオールスター総出演で、「これってまさか最終巻?」と勘違いしそうに(笑)。それにしても下巻であの人までが再登場するとは驚きだ~。しかもあんなふうになってるとは……映画どおり。
    一方で新キャラも続々。特に今までレイブンクローに個性的キャラのいないのが残念だったので、ルーナの登場がけっこう嬉しい。いい味出してるキャラだしね。そしていつもは目立たないロンが今作ではいろいろ活躍! 個人的にはかなり嬉しい。
    そしてついに物語は核心へ。今回はミステリ的部分少なめ(今までのようにラストで驚き!というのはなかったなあ。悪者が誰かはまる分かり)だけど、ぐいぐい読まされるのは相変わらず。前作までの伏線がちらちら解き明かされたりするのにも感心。
    しかしこの展開……今までで一番痛いかも。とにかくハリーがひねくれてひねくれて。いや、その気持ちも分かるけどさあ。めちゃめちゃ痛々しい。そしてまさかこんなことになってしまうとはっ! 4巻で私がひそかに危惧していた事態、ここで本当になっちゃったよ……(愕然)。後味悪くはないんだけど、けっこう悲嘆があとを引いてしまうなあ……。

  • 名付け親が死んでしまうシーンがとても悲しかった。
    どうにかしてほしいと思ってしまった。

  • おもしろかった

  • ハリーはマグルの世界でデスイーターに襲われ仕方なく魔法を使ってしまう。そして魔法裁判にかけられてしまう…ダンブルドアの助けで処分はなくなったが、世間から疑われた。そしてダンブルドアは校長をクビになり、魔法省のアンブリッチが好調になった。ヴォルデモートの復活を信じた友達は自分たちの身を守るため、ダンブルドア軍団を設立して、必要の部屋で毎日ハリーの指導で魔法の練習をしはじめる。そのことがアンブリッチにばれてしまう。そして、悪い夢を見てシリウスを助けに行くが、それは罠だった。罠にはまり、ピンチの時にシリウスと不死鳥の騎士団が助けにくるが、シリウスは殺されてしまう…ダンブルドアがきてハリー達は助かるが悲しみのあまり途方に暮れるハリー。ヴォルデモートを生で観た魔法章の役人は復活を認めハリーとダンブルドアの疑いははれました。この話はシリウスが死んでしまってすごく悲しかったです。

  • 闇の陣営との対決!
    シリウスを心配するハリーが良い

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著者プロフィール

J.K.ローリングは、記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。J.K.ローリングはまた、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の舞台も手掛けている。この作品は、2016年夏にロンドンのウェストエンドで初演され、2018年春にはブロードウェーでも上演された。2012年、J.K.ローリングはウェブサイト〈ポッターモア〉を開設。このサイトでは様々なコンテンツや記事、J.K.ローリングによる書下ろし作品を楽しむことができる。他、一般書『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』を執筆したほか、ロバート・ガルブレイスのペンネームで犯罪小説を発表している。これまで、大英帝国勲章、レジオンドヌール勲章、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など、いくつもの賞を受賞してきた。

「2020年 『イッカボッグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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