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- / ISBN・EAN: 4934569639233
感想・レビュー・書評
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”全員悪人”正にこのキャッチーコピー通りです。麻薬取引、ぼったくりバー、闇カジノ等、ヤクザの不法行為は勿論の事、それらを取り締まる警察官ですら暴力団をゆすって小銭を稼いでいる始末。。。
ハンパ無い暴力描写と数々の理不尽な死。裏社会に生きるという事の厳しさが描かれていた作品だと思います。(勿論、ほんの一部だと思いますが。)豪華俳優陣の殺し合いをとくとご覧あれ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は初北野作品。
ヤクザの世界に疎いので中身はあまり分かりませんが、あっという間の2時間。いつまで経っても血は苦手です。
椎名桔平が格好良いです。 -
全員悪人というキャッチコピーの通り、登場人物のほとんどが悪人で、次々と殺人の場面が展開する。
殺人のテクニックがそれぞれ凝っていて、しかもいきなり訪れるので、観客は目を離せない。
非常にスピーディーに暴力の場面が進むことと、全員が悪人であることから観客は登場人物に感情を入れ込むことがなく、そのため悲劇的な要素のない、どこか喜劇的要素を含んだ完全なフィクションの娯楽映画として、暴力映画を鑑賞することになるのである。
そこが新しい。
さすがKIANO…、60歳を超えても、まだ自分の作り上げた過去の作品と同じ轍を踏もうとしないのだ。
本当に尊敬する。 -
絶対ダメ❌と思ってたのに、意外にハマる。
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こういった悪い人たちの物語は、人情や義理であたたかみを感じさせ、もっともらしいエンターテイメント性を提示しているものが多い中、ただ無情さ非道さを演出している。
大御所だろうがなんだろうが、誰だって向けられればパッと死んでゆく、時折映される乾いたカットが更に引き立てる。
銃撃戦という暴力シーンは、個人的にメリハリがあったほうが好きではあるが、とにかく乾いた非情さを出すためにも、淡々としていて好印象で、たぶんR15だと思うのだけど誰でも見られるものだと思います。
怒鳴り合いの中、時折はさまれる間の取り方、とにかくそこが印象的で、なるほどビートたけし…こういうことは芸人を極めた彼にしかなせないことなのかもしれない。
掛け合いのテンポさに、少し笑ってしまいそうになるのも、エンターテイメントだなって。 -
みんな悪くて、
暴力まみれでうっとりする。
映像が美しくて、恍惚。
特に、桔平のラストシーンが見事で泣ける。 -
サラリーマン社会に投影できるようなヤクザ映画で、しっかりバイオレンスでありながらじめっともどろっともしてない。
人がいないところのキレイさと人が写っているところの安っぽさの対比もとてもキレイで、静かな音楽もいい。 -
曲者揃いの俳優陣が演じるそれぞれのワルの味と、突然に爆発する暴力による緊張感が印象的。物語的にはヤクザが生き残りをかけてひたすら闘うだけで複雑なものではないが、各々のエゴが数珠つなぎになって思わぬ顛末を辿るところは他の組織にも通じるものがある。