告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

監督 : 中島哲也 
出演 : 松たか子  岡田将生  木村佳乃 
  • 東宝
3.90
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感想 : 901
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104063168

感想・レビュー・書評

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  • 想像していた内容を、いい意味で裏切られた。
    原作も読んでみたいと思えた。面白い。
    複雑な関係性をそれぞれの視点から読み取っていく、小説のような切り口だった。

  • 原作小説読了済。

    原作の後味の悪さ、胸糞の悪さ、伝わってくる迫力が
    スローや印象的な画面の挿入による映像で
    余す所無く表現されている。
    この映像の作り方は本当にすごいと思う。

    役者さんの演技もどの方も本当に凄い。
    やはり特に、原作で第一章「聖職者」に当たる
    森口先生のシーンは圧巻。
    松たか子さんの静かな怒りが恐ろしい。

    文庫本にあった、
    いくら「私は**だった」と述べていようとも
    それが『私』の本心であるとは限らないという 監督の考え。
    このとおり、登場人物の本心がまったくわからない
    気持ち悪さと恐ろしさをただひたすら感じ圧倒される映画。

    好き嫌いが分かれそうな映画である。
    また、原作と同じく見終わった後気分が悪い。
    だが、”面白い”。

  • 娘を殺された母の復讐劇。
    未成年者犯罪と教師/生徒そしていじめ。
    淡々と語られるストーリーに対する補足説明的な映像。
    面白いね。

  • ドロドロだけど見応えあり

  • 過剰な色彩とカメラワーク、カット割りで、
    いつも過剰にポップでそれがむしろ主観的世界の本質を貫く、
    中島監督の手腕が大好きだ。

    本作は、
    色彩は青く暗く、
    他の作品と比べると引き算的なのに、
    やはり非常にポップで、
    中島監督らしいのである。

  • 原作既読。HIVのくだりはよく覚えていたが、ラストはこんなんだったっけ?というくらい忘れていた。自分の事しか考えられないガキとそれを甘やかす馬鹿な親と、役に立たない熱血教師がよく表現されていたと思う。ウェルテル傑作。マザコンおそるべし。

  • 小説同様しんどい作品。
    とは言っても、小説の良さをまずまずくみ取って、うまく作品として仕上げているのがいいですね。
    橋本愛がやっぱりかわいい。これからも頑張ってほしい。
    ただ、ラスト15分くらいの演出は自分の趣味には合わなかった。あくまでも演出が、ではあるが。ちょっと、あざといというか、こねくり回し過ぎか。

  • どこまでも陰惨。原作者の怒りだけが伝わってくる。

    中学生の、中学生集団の浮つき様が生々しい。

    「なーんてね」

    「のん」も出演しているらしい。

  • 湊かなえ原作の本も映画も話題になった事は記憶にあります。がどんな内容なのかは知りませんでした。2010年の作品という事は今から5年前。なんと、その他大勢の生徒役で能年玲奈が出てます。(私は気がつきませんでしたが) 橋本愛可愛いです。まだまだ子供というか少女という感じですが、この頃から目力は強かったです。朝のテレビ小説「あまちゃん」で彼女の事を知りましたが、この当時から今に至る片鱗を感じさせます。

    最初の30分で犯人は分かってしまう。そこから、ある意味物語が始まっていく。松たか子が淡々と語っていきます。そこに事件に関わる人物が告白という形で語っていきます。その中で過去の事や今の置かれている状況や環境が説明されます。

    空回りする熱血教師を岡田が演じる。彼の熱血指導が結果的に少年Bを追い詰める。全てに置いて人を見下して自分の能力こそが絶対に正しいと思う。人を利用しているつもりが利用されていると思わせながら、その上を更にいく少年A。でも、そこには母親に認められたいという思いがある。

    橋本愛は唯一の少年Aの理解者でもあった。彼の抱えている心の闇みたいなものを言ってしまう。そのために撲殺されてしまう。

    それらを踏まえながら松たか子の掌でモテ遊ばれている。最終的に少年Aから一番大切なモノを奪ってしまう。見事犯した罪の重さを知らしめる事に成功したのかもしれないが、松たか子の気持ちは晴れる事はないのだろう。それは映し出される空の表情に象徴されているのかもしれない。

    最初の30分を観て、この後どういう展開で話が進んで、どういった終わり方をするんだろうと気になって仕方なかったです。私が想像してない展開でエンディングを迎えました。この終わり方に残酷感やモヤモヤ感は感じません。むしろスッキリとした喪失感が余韻として残りました。映画としては面白かったです。

  • 母子関係がテーマで、親が子どもを愛するという崇高なものでも一歩間違えば深い闇の中に落ちてしまう。ここでは闇に落ちて壊れてしまった人たちと見た方がいいように思う。一点の曇りのない絶対的憎しみは、憎しみの対象以外の者に被害が及んでもひるまない。その人にも母親があるだろうになんて考えない。

    こうした過激な復讐行為がひどい話だと思いつつも惹かれてしまうところもある。あまり不快にならずに見てられる。それがイヤミスの代表作らしい力でしょうか。人間の本質にそういう部分があるのかもしれない。
    原作を読んだのが7年前なのでどのようにアレンジされているのか定かではない。同じ場面を人称を変えて描写するスタイルがユニークで話題になったのだが映画化は難しかったことだろう。映画は最初から三人称的なところがありますからね。
    キネ旬ベストテン2010 2位。

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