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- / ISBN・EAN: 4988104063168
感想・レビュー・書評
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母子関係がテーマで、親が子どもを愛するという崇高なものでも一歩間違えば深い闇の中に落ちてしまう。ここでは闇に落ちて壊れてしまった人たちと見た方がいいように思う。一点の曇りのない絶対的憎しみは、憎しみの対象以外の者に被害が及んでもひるまない。その人にも母親があるだろうになんて考えない。
こうした過激な復讐行為がひどい話だと思いつつも惹かれてしまうところもある。あまり不快にならずに見てられる。それがイヤミスの代表作らしい力でしょうか。人間の本質にそういう部分があるのかもしれない。
原作を読んだのが7年前なのでどのようにアレンジされているのか定かではない。同じ場面を人称を変えて描写するスタイルがユニークで話題になったのだが映画化は難しかったことだろう。映画は最初から三人称的なところがありますからね。
キネ旬ベストテン2010 2位。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作を読んでいたので、どんなふうに映画化されるのか楽しみに行った。
大傑作だと思った。
メリハリのついた飽きさせない演出もすごいし、
松たか子や役者たちの演技力!
松たか子は本当に悪魔かと思うほど恐ろしい人間に見えた。
監督はCM出身ということもあってか、プロモ出身の監督に似た演出をされる。
現実をうまく捻じ曲げた独特の世界観だと思った。
それは歪んだ鏡を使ったシーンにも端的に現れている。
といったことも思った。
とにかくすごい映画。 -
再視聴しました。初めて見た時よりかは大丈夫だったけどやっぱりボロ泣きしました。なんで泣いてるかはわからないけど泣いてしまいます。なんというか心を揺り動かされる、と書いてそのままの意味で感動しました。私はきっと、子供は愚かだと思っているので子供は作らないと思います。
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パワーのある映画。最初から最後まで引き込まれた。
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原作の面白さが失われていない。陰鬱な映像美もまた良いし、レディオヘッドの曲がそれにぴったりはまる。
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映画館に一人で見に行って、見終わったあとは発狂しそうになりました。
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中島哲也・松たか子最高。一瞬たりとも隙を見せない脚本と映像美。最高に不愉快な傑作。