告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

監督 : 中島哲也 
出演 : 松たか子  岡田将生  木村佳乃 
  • 東宝
3.90
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104063168

感想・レビュー・書評

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  • 母子関係がテーマで、親が子どもを愛するという崇高なものでも一歩間違えば深い闇の中に落ちてしまう。ここでは闇に落ちて壊れてしまった人たちと見た方がいいように思う。一点の曇りのない絶対的憎しみは、憎しみの対象以外の者に被害が及んでもひるまない。その人にも母親があるだろうになんて考えない。

    こうした過激な復讐行為がひどい話だと思いつつも惹かれてしまうところもある。あまり不快にならずに見てられる。それがイヤミスの代表作らしい力でしょうか。人間の本質にそういう部分があるのかもしれない。
    原作を読んだのが7年前なのでどのようにアレンジされているのか定かではない。同じ場面を人称を変えて描写するスタイルがユニークで話題になったのだが映画化は難しかったことだろう。映画は最初から三人称的なところがありますからね。
    キネ旬ベストテン2010 2位。

  • 原作を読んでいたので、どんなふうに映画化されるのか楽しみに行った。
    大傑作だと思った。
    メリハリのついた飽きさせない演出もすごいし、
    松たか子や役者たちの演技力!
    松たか子は本当に悪魔かと思うほど恐ろしい人間に見えた。

    監督はCM出身ということもあってか、プロモ出身の監督に似た演出をされる。
    現実をうまく捻じ曲げた独特の世界観だと思った。
    それは歪んだ鏡を使ったシーンにも端的に現れている。
    といったことも思った。

    とにかくすごい映画。

  • 再視聴しました。初めて見た時よりかは大丈夫だったけどやっぱりボロ泣きしました。なんで泣いてるかはわからないけど泣いてしまいます。なんというか心を揺り動かされる、と書いてそのままの意味で感動しました。私はきっと、子供は愚かだと思っているので子供は作らないと思います。

  • パワーのある映画。最初から最後まで引き込まれた。

  • 原作の面白さが失われていない。陰鬱な映像美もまた良いし、レディオヘッドの曲がそれにぴったりはまる。

  • 松たか子が幼い少女にもらった飴玉を握りしめて亡き娘を想い号泣するシーンは、当時まだ子どものいなかった自分でも胸を打たれました。娘を産んだ今なら痛すぎて見ていられないかもしれない。

  • 2010年 日本
    監督:中島哲也
    原作:湊かなえ『告白』
    出演:松たか子/木村佳乃/岡田将生/西井幸人/藤原薫/橋本愛

    中島監督の映画は、下妻物語以降ほとんど映画館で見ていますが、だんだん過剰になっていって、どうだかなあとか思っていたところへ、この『告白』。原作は読みましたが、あまり明るい要素のないミステリーだし、色んな人物の独白で構成されてるし、それを映像化なんてどうなることかと思っていたら、これがまあなんと、素晴らしかった!!前作までの過剰な演出、特殊効果は抑え目かつ効果的な場面でのみ使用されて、原作のスリリングさを損なわず、忠実でありながらも一度咀嚼して再構成した手腕はお見事でした。

    主役の松たか子はじめキャストの抑えた演技も良かったです。生徒たちも上手かったし、可愛かったし。岡田将生くんのウェルテルだけはミスキャスト(こんなにイケメンじゃ嫌いになれない!)じゃないかと思ってたんですが、意外と大丈夫でした。イケメンだけど空気読めなくてムカついた(笑)。

    音楽も良かった。レディオヘッドの曲は今まで結構いろんな映画で使われてきましたが、その中でも最高と言っても過言ではなかったです。レディヘファンとしても満足な映画でした。
    (2010.12.06)

  • 映画館に一人で見に行って、見終わったあとは発狂しそうになりました。

  • 中島哲也・松たか子最高。一瞬たりとも隙を見せない脚本と映像美。最高に不愉快な傑作。

  • 6月13日多摩センターにて彼と

    原作の大ファンです。
    原作3回も読んでいてセリフも情景もなにもかも頭に入っている状況で観てしまったので、あまりにも同じでびっくりしました。
    最初の森口の告白なんて全部一緒。すごいすごい!!
    松たか子の演技もすごかったけど、木村佳乃のあの異様な母親役もすごい、迫真の演技
    あとうまかったのは少年B役の子
    弱いゆえになところとか、あの暗さ、表情に行動、微妙なさじ加減含めすべてが上手でした
    原作よりも多少オーバーなところもあったけどあれはあれでよかったと思う。
    牛乳が落下するところとか、映像はやはり綺麗。音楽のチョイスも良し

    ただ、中身を知りすぎていたわたしはへー、ほー、そうきたか、みたいな感想ばかりで冷静で、冷静に見れてしまったのが残念でした
    リプレイを観てる感じで、あまりにも展開が一緒だったから少し退屈してしまった感もあります。

    これから観る人は原作は後に読んだほうがいいかも。いや、原作もすごくいいんだけどね。
    どちらを先に観たかで評価は割れると思う。

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