阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]

監督 : 三宅喜重 
出演 : 中谷美紀  戸田恵梨香  南果歩  谷村美月  有村架純  芦田愛菜  小柳友 
  • ポニーキャニオン
3.86
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感想 : 477
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013674028

感想・レビュー・書評

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  • 昔のドラマを見ている感じで懐かしかった。
    わかりやすい人物像、ゆったり進むストーリー展開、嫌いじゃないけど、10年前なのにこんなに共感できないの?ってびっくりしました。
    いろいろな形の恋愛が展開されます。
    寝取られ女がウェディングドレス着て結婚式で嫌がらせとか、D V男に悩む女性、年上と付き合う女の子、大学でぼっちの軍オタの男、ママ友の誘いを断れない女性…。
    ショートストーリーだからサクサク読めて良かったんだけど、映画になると一つ一つのエピソードの弱さが見えちゃう。
    共感できなくても引き込まれる作品ってあるけれど、そういうタイプでもなく。
    描かれている事象がとにかく古く感じて、時代が進んじゃったな…という感覚だった。
    「そーいう女いるよね」「あの歳でも女だねぇ」とか、女だから怖いみたいな感覚が古く感じる。
    この辺りは、まだ女だから、男だからの意識がある人は、抵抗なく受け入れられるし、勇気をもらえる人も多いのだろう。
    近ごろ、ジェンダーについて学ぶ機会が増えて、自分の認識が変わってきたのを意識させられたこと、
    10年でこんなに時代感覚って変わるということ、全く別の発見がありました。
    そうはいいつつ、ラストシーンでたまたま巡り合わせ女性同士がお茶に誘うって場面は良かった。
    もっと出会いってこんなふうに気軽なもんでいいんだよね。

    阪急電車は身近な存在なので、舞台が阪急というだけで見る価値はあった。

    この作品の前に、『メタモルフォーゼの縁側』を見ていたので、おばあちゃんと孫役の宮本信子さんと芦田愛菜ちゃんにほっこりした。この2人が数年後に友達役になるなんて。
    宮本信子の話し方って上品でほんとに素敵。お声も可愛らしい。
    中谷美紀も美しいし、戸田恵梨香はかわいいし。
    女優さんが素敵。常に顔面偏差値の高い方を見てぼんやり、お声の美しさにうっとりな楽しみ方をしていました。
    こういう映画は女優さん綺麗!で成り立っている気がする。
    あからさまに迷惑なオバちゃまたちは、こんな人たちいるけど、ここまで迷惑じゃないでしょ!

  • 高校生のとき読んで大好きになった小説。
    中谷美紀が美しすぎて、かっこよくて。
    前半が結構重ため恋愛いざこざだけど、後半のごんちゃんたちの恋愛模様は癒やされる。
    様々な恋愛があるんだなぁと。
    個人的に、出てくる登場人物たちがガラケー持ってる映画が好きだからガラケーでカチカチメールうつシーンがたまらない。

  • 自然な関西弁だなぁと思っていたら、何気に、兵庫県他近畿圏出身の女優さんを使っている(戸田恵理香、芦田愛菜、南果歩、相武紗季などなど)ので、なるほどと感じたところ。短いシーンの登場だが、安めぐみのヒールっぷりも悪くない。

  • 1週間のうち相当な時間を電車で過ごしているはずなのになぜわたしには奇跡が訪れないのか

  • 良い映画だね。最初の方の映画にしかない語りが良かった。
    だけど、原作読まないで見た方が良かったかな。
    完全に映像化して読んでたからな…。

    あと、生ビールの話
    個人的には一番好きだった話なんだけど
    映画では無かった…。

    でもでも、いい映画だ(^^)/

  • 沢山の他人とすれ違う「電車」という狭い日常が舞台。やりきれない気持ちを抱えた人たちが、通りすがりの他人によって癒されていく姿が、色んな角度で描かれていて、ほっこりする作品でした。
    何かが明確に解決するするわけではないけど、さっきよりなんか良くなったな、という清々しさを味わえた。「悪くないよね、この世界も」というハッピーエンド。素敵でした。

  • (言わずもがなだけど)宮本信子と中谷美紀が巧かったー。有村架純かわいすぎ。

  • 人はみんな他人に分からない悩みや葛藤を抱えて生きてる。毎日がとても辛いけど、それでも時には世の中捨てたもんじゃないって思えるような素敵な出会いがある。優しさが優しさを読んで、15分の奇跡が連鎖的に生まれていく、そんな映画だった。

    勇気づけられる、優しさに溢れてる感じ。とにかく幸せな気持ちで終われた。
    身近にある幸せに目を向けて、人に優しくしたくなるような、幸せを呼ぶ1本だと思った。

  • 本編より
    人はいろんな気持ちを抱えて生きてる。
    その気持ちは誰にもいえない。
    自分自身で解決するしかない。

    そうなんですよね。

    そんな人たちの心情、機微、悩みなどをを阪急電車を使ってその地域の雰囲気を出しつつほのぼのと描いていってる作品です。

    そうゆう経験(特に女性に)あるあると思いますが、
    最後、宮本信子さん演じる時江が電車内のうるさいおばさん連中に
    説教するシーンはスローモーションじゃなくて全部セリフを聞きたかったな。

    けどいい作品だと思います。

  • 2013/01/01

    原作がまずとても大好きで、本当は劇場で見たかったんだけどなー。
    機会のがしてばっかりで。そんでもってDVDで見ました。

    総評!
    原作がかなり好きなので、やっぱりハードルを高くしすぎたのもあるかもしれないけれど
    一番好きなシーンがカットされていたので、ちょっと残念だった…。
    それでもいい改変の部分もあったし、再現率はかなり高かったのでは。


    好きなシーン
    ・別れ話会合、ミカの友人が彼氏の携帯を逆パカして水に突っ込むところ。清々した!原作ではただ情報を削除するだけだったから、かなりの良改変だよね。
    ・悦子の彼氏さん、犬っぽいのに犬のセーター着てるんだし、柔らかい表情がすごく可愛い。
    ・おばちゃんとミホの親指立てて別れる所。
    ・復路の雑草カップルの、CG使ってまでのなんだこのバカップルは
    ・少女「聞いてないのに、教えてくれて、ありがとう!」翔子「お見事」



    翔子の結婚式討ち入りがすごく、かっこよかったし
    色んな人の「人生の機微」のきっかけになったおばあさんの、芯の通った言動もかっこよかった。
    傷ついて、打ちのめされて、でも電車のなかのふとしたきっかけで立ち直る人たちは、みんなカッコイイ。

    ミホと圭一の出会いがまたいいんだよなー
    ただこの二人は図書館の本の下りが欲しかった(あと「生」のブロックのはなしも)
    雑草トークが出てきたのは、流石だと思った。


    残念なところは、「ずっとおばあちゃんのターン」の所かなあ
    原作で一番好きなところだったから(圭一とミホが追撃するところ)
    ラストかなり期待していたため、長い説教で終わってしまうというのが物足りなさ過ぎて…。
    かなり個人的(原作重視しすぎ)な総評で☆4
    いや、でも、いい映画だったなあ
    阪急電車に乗りたくなった。というか、乗ろうなー

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