- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988013674028
感想・レビュー・書評
-
原作を読んだ後、すぐに観たくなってDVDを借りに行った。
原作の良い雰囲気を壊さず、上手に構成して映像化されて温かい作品に仕上がっていると思う。
この沿線に住みたくなるような。
いくつか残念だったのは、翔子役の中谷美紀がそれほどきれいに観えなかったこと。(本当はもっと美人だったような?)
その相手役(役者名?)も全然イケてなかった。(苦笑)
浮気をしたとはいえ、もっと良い男だと思っていた。
それと…図書館をきっかけに仲良しになった二人は?
そこがずっと気になり、残念に思ってしまった。
軍オタと女子大生のアニメちっくな場面とかは笑えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮本信子のおばあちゃん役が素敵。
知的で品がある、自分を持ってる話し方。
中谷美紀も一見素敵なお姉さんが、自分のために足掻いて貫いて乗り越えてる。
それぞれのストーリーが前向きに。
とっても幸せな気持ちになる映画だった! -
小説版のほうが内面の描写がしっかりしていて個人的には好きかも。
映画では複数の人物どうしの接点が強調され、ダイナミックな印象。だけど、説明不足の感も。
図書館カップルのエピソードが好きだったので少し残念。 -
原作にかなり忠実で面白かった。
雰囲気もイメージ通りで嬉しかった。図書館のエピソードが削られたのは不思議だったけど、観たかった結婚式とおばあちゃんの説教の場面がちゃんとあったので、特に気にならなかった。
でも、説教の場面は端折らずに原作のとおりたたかわせて欲しかったな。 -
「幸せになる」ということに対して、
男よりも女の方が、こだわり具合が格段に上だと思う。
あくまでぼくの感覚であるけれど、
男のぼくは「幸せになる」というよりは、
「幸せだと思う」っていうことのほうが、しっくりとくる。
何でもないようなことが~ 幸せだったと思う~
ってな感じだろうか。
そんな何でもないようなこと(よく考えると何でもなくはないのだけど)に、
つまずきながら、一歩一歩進むような感じの物語。
どこか初々しくもあり、置き忘れてしまった大切なものが、そこにはある。
いつまでもたっても、人生には慣れっこにはなれないけど、
慣れないときの強い想いは、美しいなぁと、感慨にふけってしまった。
そういえば、中学生のときに、クラスメイトの女の子に、
「ゆひくんは、今、幸せ?」と聞かれたことがある。
それは、プリント用紙を後ろに回しているときだ。
その態勢のまま「え?」とぼくは止まり、
「うーん」と考え込んでしまった。
なんと答えたのか思い出せないのだけど、
あのとき、はじめて「幸せとはなんぞや」と深く考えことは、
はっきりと覚えている。
考えてるうちに、彼女のことが好きになり、
そして、結局フラれるのであった。
それは、幸せじゃなかったなぁ。
でも、そういう時間の積み重ねが、
幸せの種を蒔いているような気がする。
その種が花を咲かせているのかというと、
これまた、「うーん」となってしまうのだけど、
人生は悪くないという日々とも逢えるわけだ。
「あなたは幸せですか?」と聞かれて、
日本人は世界と比べて、「幸せ」と答える比率が少々劣るらしいけど、
それは言葉に対する意識の違いなんじゃないかと思う。
だって、「幸せ=楽しい=嬉しい」だけじゃなくないですか?
せつない、やさしい、なつかしい、こそばゆい、あたたかい、
そんな気持ちにたいする「幸せ」だって、持ち合わせてはいないですか?
その感覚は、つまりは、世の中って、
いい奴ばかりじゃないけど、悪い奴ばかりでもないってことが、
本当のことだってことです。
そして、ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」が浮かんできたのも、
本当のことです。
たぶんそれは、男的な感覚であるけれど。
あぁ、ロマンチックな星空に、あなたを抱きしめていたい。 -
原作を読んでから時間がたっているので詳細はすっかり忘れてしまったのですが、読み終わった後と観終わった後の感じ、心のあったかさ、のようなものをどちらも感じることができました
中谷美紀がとにかくきれい&宮本信子の声が素敵♪ -
映画を見に行った時は、まだ原作の印象が強くて。
それでもやっぱりじんわりと感動しました。
阪急電車は、連鎖する絆が素敵。
反対の負の連鎖なら、日常的によく見るけど、正の連鎖ってなかなかない。
でもほんの少しの踏み出す勇気と、プラスの気持ちがあれば出来るものなのだなぁ。
それは決して正義なのではなく、自分だけでなくみんなのそしてその場の快というものを見ていれば、おのずと分かるものなのかも。
ゴンちゃんと健一君のカップルは本当に微笑ましくて可愛いよう。
また原作を読みたくなっちゃった。
でもその他の今回知った「阪急電車 征志とユキの物語」も見なくっちゃ! -
ん~、いまひとつピンとこなかった。
一つ一つの話はいいんだけど、
それぞれが絡んでるか?と言われると
絡み具合は相当弱い。
15分の奇跡、と呼ぶには
ちょっと劇的感は不足している気がする。
日常生活にみんなが抱えている苦悩を描いた、
ほっこりとした気分になれる映画。
ん~これだったら、「大停電の夜に」、のほうがすきかなぁ -
世の中嫌な事っていっぱいあるんだなぁ〜
誰しもそういった経験をしてるんだよなぁ〜
と、なんだかしみじみ…
人間の嫌な部分が沢山出てくるから、
あったかい気持ちになる映画だけど
その分暗くもなる。
でも、どんなに辛い状況も自分次第でどんどん変えていけるんだよね!って思わせてくれた。