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- / ISBN・EAN: 4527427653436
感想・レビュー・書評
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何を大切にして、
どう生きていくか。
色々考えさせられる作品でした。
人生一回きり。
自分の思うように生きられたらそれが一番最高!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々にツボにはまる映画に出会えました。デザイン的で何編もの詩を聞いているような表現が度々出ますが、それが自分に重ねやすく、心をくすぐられながら観ました。大きな展開はないけれど、ふふふとにやけながら夜中に観るのに最適な映画です。
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予想してたのと違って、普通のラブいドラマだった。
でも、テリアがとってもとっても可愛くて。
犬を買うならテリアしかないわっと思わされるほどいい役してました。 -
相方に決定的に欠落しているのは異なる価値観をもつ他者の態様を知り、認めた上で、自らが属していう価値観を客観的な視位から捉え直してみようという、幾許かの意志である。相方の前においては正直な感想も、建設的提言も封殺される。手料理への対応は一種類しか残されていない。
しかしそうはいっても、なんでもかんでも相対主義が必ずしも正しいわけではない。その意味では相方が圧倒的に獲得した揺るぎない自己というのも一つの能力だ。
だが、異なる考えをもつ他者に対する想像力、自己を相対化する知性の必要性は程度の問題であり最低限保持する必要があることは、相方をみれば素直に得心できる。
さてこの作品は、老境に入り末期ガンを宣告された父親に自分がゲイだったことを告白された息子の葛藤と成長を描いた良作である。マイク・ミルズ監督本人の体験を元にしているというからコメディタッチでテンポよく展開しながらも重みがある。
テーマは自分の考え方や価値観を伝えることの大切さである。
主人公は控えめなタイプで相手に気を遣いすぎるほどの優しい性格である。それは恋人とのやりとりのいたるところで垣間見れるが、ところがどっこい相手の気持ちを過剰に慮ることの弊害が発生する。彼が相手の心情を読み取ろうと空気を読みまくることは、自分を守りたいがためトラブルを回避する自分本位な生き方にすぎず気を使ったからといって相手が喜ぶかといえばそうでもなかったりする、ということが幾度となく描かれる。
そうこうして、これまでの自分がやってきた器用に振舞おうとしながらも他者に踏み込まない生き方を、父親の真摯なカミングアウトが変えるきっかけを与えてくれるという構造である。
他者との違いを認め合う。自己を客観的に見つめる。かつ自らを開示する。相対主義に飲み込まれることなくどこかに線を引かなければそれは対話にならないわけで、この塩梅が時に難しいだけにこの作品は響いてくる。
案の定、相方には響かなかったみたいである。 -
母ちゃんが死んじゃってから父ちゃんハルが自分はゲイだとカミングアウト
しかも、癌にもなってた
それでも治療を続けながら恋人を作り、愛犬アーサーと散歩して
大好きなパーティ、花火、読書、友人と楽しいことを続けた
息子のオリバーは悲しみを感じるばかり
仕事でもザ・サッズってバンドのジャケデザインを依頼され、顔のイラスト希望なのに悲しみの歴史をテーマにしてCDはボックスセットにしよう。とか提案して断られたりするほど
悲しみすぎてるオリバーをみるにみかねた友人がパーティーに誘った
そこで出会った女性アナに出会い、交際する
オリバーが父と母のことだけでなく、自分とアナのことも考えて行きていけるのかなぁ、ってあらすじ
この映画の主人公はワンコのアーサー(本名はコスモ)だね
ワンコが最高!ずっとついてきたりして
父ちゃんハル役のクリストファー・プラマーのやつれていく感じが切なかったり、
母ちゃんジョージア役のメアリ・ペイジ・ケラーの変ママっぷりが可愛かったり、
父ちゃんの恋人アンディ役のゴラン・ヴィシュニックの変な髪型だけどいい人だったり、
息子オリバー役のユアン・マクレガーもいいけれど
息子の恋人役のメラニー・ロランがキャワいすぎる!
青いパジャマも最高
ギャラリーが出てくる映画って結構あるけどこの映画は音楽のクレジットの後に絵のクレジットも出てた
マイク・ミルズって、あーやって絵を書いてるのかな
Beginners (6/12/'13) -
積極的に生きられないオリバーと、ゲイを告白した末期ガンの父、自由奔放なアナ。
いつからでも人生はスタートさせられる。 -
難しかったけど、最後になればなるほど
深さが見えてきて。
似た者同士。
ヒロイン?がすごーーーーくカワイイ。。。 -
母が亡くなったのを機に父はゲイをカミングアウトし自由に生きる。しかしその父もガンで亡くなり、やり場のない気持ちを抱えた男は不思議な女性と出会い恋に落ちる。
病気の父の看取りの頃と父の死後の恋人との生活の頃が交互に流れていく。
確かに老いた父が突然ゲイをカミングアウトしたら大事件だろうが、この映画は淡々と毎日の中に一つ一つの出来事を描いていく。父が自由に生きてる姿は嬉しいようで何か腹立たしいようでもある。
突然出会う恋人が何ともいい。すごく不思議で綺麗で現実感がないような存在でありながら、主人公と同じく人生に悩んでいる。彼女と共にいることで主人公が前に進んでいく姿がとても恋愛という感じがした。
言葉にできない不思議な映画。でも一歩進んだ感じがして「Beginners」というタイトルがピッタリに感じる。 -
生涯にこういう女性に巡り会えただけで、幸せもんだよ