プロジェクト・ヘイル・メアリー　下 [Kindle]

著者 : アンディ・ウィアー 小野田和子

• 早川書房 (2021年12月16日発売)

感想・レビュー・書評

[夲子さんの感想 · 2024年4月10日]

良かったねぇロッキー。
「グレース、質問！？」には涙がちょちょぎれてしまったよ。金属製蜘…略だけども、見た目は慣れだから。
未知との遭遇からの未知との友情、そして互いの星の全生命の救済。ストーリーが面白くて、科学的知識が乏しくとも、記憶喪失の元教師だったグレースのおかげで状況説明に無理が無くてとても楽しめた。

興味の為に命をかけがちなサイエンティストにしては、まとも寄りだったグレースの宇宙への叩き出され方は不憫だったけど、ストラッドの冷酷無比で効率的な愛情表現が全人類を救った。だけど地球は地獄なのだろう。絶滅の脅威が去っても憎悪が残るだろうから。グレースは還らないほうがシアワセかもしれない。培養した自分の肉を食べるのは私は御免被るが…
帰還したグレースの船や或いはビートルズが、何処かの国の攻撃と見做されて撃ち落とされ、人類は自ら命を断った…みたいな終わりでなくて良かった…

ロッキーのたどたどしい言葉遣いがかわゆかったけど、流暢な皮肉屋に仕上がっていて笑ってしまった。エイドリアンが待っててくれて良かったねぇ。

頑張ったふたりに大拍手！

ファーストコンタクトの和音の表現や、会話の様子がAudibleにとっても合ってたと思う。


「オデッセイ」も良かったし、映画が完成した暁には観に行きたい。

(絵文字を入れるとその後の文章が全て消えることを発見…)

[ひつじさんの感想 · 2024年4月7日]

面白い。評判どおり。興味を持ったなら安心して読んでよいと思うと人に言うくらいには面白い。
かと言って再読はしないだろうし、同作者の別の小説を読むかどうかは…暇があれば、と言う感じ。火星の人ちょっと気になったけど。アメリカ的な心情の叙述ぶりがあまり好きになれない。他の小説もそこは同じノリだとか。小説には登場人物の心の機微とその表現によって作られる空気感を求めてたりするから、その部分がどうしても好きになれなくて、そこを突き抜けられるほどではなかった。小説としての評価（主観）が⭐︎3つなのはそれゆえ。確かに映画映えはすると思うので、火星の人は映画で見ようかな。タイトル忘れたけど。

[ゆーゆさんの感想 · 2024年3月26日]

ロッキーが愛おしすぎて。終盤の展開に大変満足した。こんな作品に出会えてしあわせ！しあわせ！しあわせ！

[moukaさんの感想 · 2024年3月23日]

自然と引き込まれていって、喜びとハラハラがとまらなかった。
問題が解決した後に、次にはどんな問題が起こるのかと心配になって読み進めようか悩まされた(手を止めることはできなかったけど)。
問題が起こりつつ、綺麗に終わったのがよかった。

「しあわせ、しあわせ、しあわせ！」

[さとうさんの感想 · 2024年2月23日]

困難なミッションが続き、ハラハラしながら読んでました。

最後はどうやら地球も救われたのかなと思える終わり方でしたが、実際はどうなったんだろうとすごく気になりました。

[豆もちさんの感想 · 2024年2月19日]

時に、自分の今後を決める大切な決断は、待ってはくれない。主人公が助けに向かった場面が心に残る。

[肋骨臀部さんの感想 · 2024年2月18日]

この作者だからバッドエンドにはならないはず…と予想していたが、それでも宇宙空間のトラブルが怖すぎてハラハラしながら読んだ。最高の終わり方で良かった。良いバディものだった…。
あと、アイシールド21とDr.STONEを履修していて良かった。ありがとう稲垣理一郎。

[オーピー@早寝早起きさんの感想 · 2024年2月3日]

オーディブルで拝聴。
映画オデッセイを見たときと同じ感想を抱いた。
「エンジニア・科学者ってかっこいい！」

[おいなりさんの感想 · 2024年1月31日]

ロッキーかわいい

[ろむさんの感想 · 2024年1月25日]

まさか異星人との交流がこんなにメインの話になるとは予想外だった。三体を前に読んでたからかもしれない。
めちゃくちゃよかった。audibleで聴いてるとロッキーかわいい…になる。その状況だったらなんか自分でもそうするかも…と思えた。かなりうるっとした。