プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 映画「オデッセイ」の原作「火星の人」の作者、アンディ・ウィアーの最新作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」上下巻、読み終わりました!

    「火星の人」も宇宙に1人きり。
    「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も宇宙に1人きり!?

    面白かった!

    そして、最後は、なんだか感動して涙がボロボロ出てきてしまいました。
    結末を知った上で、もう一度最初から読み直したい!(たぶん読むw)

    そして、映画「オデッセイ」も見直したいし、小説「火星の人」も読んでみたいと思いました(小説は読んでなかったんですよね)。



    これも映画化されるようですね。
    文章だけではわからない宇宙船のいろいろな装置などが、形として見えたらもっとわかりやすいだろうな、と思うので楽しみ。

    実写での映画化もいいけど、誰か漫画にしてくれないかな。映画の尺の「2時間」に縛られず、全てのシーンを「可視化」してくれないかなぁ。細かいところまで全て映像で見てみたい。主人公が見た全てを。


    追加:
    面白さの理由を2つ追加!
    ・少しずつ謎がわかっていく推理小説的なワクワク
    ・ヘテロギニア・リンギスティコ(漫画)的な、未知の言語系生物との交流のワクワク(ちょっとネタバレ?w)


    エイドリアン〜〜〜〜!(謎)

  • なんかあっという間に読み終わってしまった。最高におもしろかった! 読んでいるあいだすごく楽しかったし、読み終わっても後味がいいって本当にすばらしい。
    このまま成功して終わるのかな、っていうところでもうひとひねりあってハラハラさせられて、予想しなかった結末になるところもうまいと思った。まさにエンターテイメント。(なんか、ただのエンターテイメント、映画化にぴったり、っていわれそうだなーとも思うけど。なにか深淵なものや文学的なものを求める人には物足りないかもしれないけど。)わたしは大好きだーー。

    解説を読んで気づいたんだけど、実験する様子とかが細かく描かれていて、すごく細かくて気が遠くなりそうなことをひとつひとつしつこく丁寧に根気よく気長にやっていくっていう様子が、なんだかけっこう読んでいて楽しかった。あと、なにかを地道につくっていくような作業も。こういうの子どものころに読んでいたら、実験とか工作とか好きになったかもしれないなあとか思ったり。それをいうなら、基本的な物理化学の知識ももっとちゃんと勉強しておけばよかった、っていちばん思ったけども。

    • たまもひさん
      こんにちは。読みましたよお~。面白かったです!niwatokoさんのレビューを読んで、む、これは早く読まねばと思って。大森望さんが「娯楽SF...
      こんにちは。読みましたよお~。面白かったです!niwatokoさんのレビューを読んで、む、これは早く読まねばと思って。大森望さんが「娯楽SFの傑作」と書いてましたが、ほんとその通り。哲学的なSFもいいけれど、こういうのをもっと読みたいなあ。映画も楽しみです。
      2022/01/24
    • niwatokoさん
      おもしろかったですよねー! 全然内容知らないうちに読んだので、途中で本当にうわっとびっくりしました。本当に娯楽SFですね! こんなふうに最初...
      おもしろかったですよねー! 全然内容知らないうちに読んだので、途中で本当にうわっとびっくりしました。本当に娯楽SFですね! こんなふうに最初から最後まで楽しんで読めるって少ないようにも思います。こういうの大好き。ほんと、映画も楽しみですねー。
      2022/01/24
  • 最高のバディSFでしたね!
    先へ先へ!と一気に読み終えてしまいました。

    残ページ数なんて当てにならず、最後の最後まで、驚きとアイディアが詰まっていました。

    ストラットが、残酷でしたけど、やっぱり魅力的でしたね。
    最後に、独房に入れられたグレースに会いに来たのは、自分が引導を渡した責任からか、やはり彼女の特別だったからか。
    後者かなあと思っていますけどね。目的のためには、全てを擲つ。心の内を描かれなかったから、それもミステリアスですね。

  • 文句なし。今年の1番です!

  • 本を読みながら思わず声が出たのは初めて。自分が読んでよかった本は、聞かれない限りあんまり人には勧めないけど、この本はとっても面白かったから読んでみてとつい誰かに言いたくなる。(実際読み終わってすぐ職場の同僚に言った。)

    教えてくれた人にも面白かったありがとう!と言いたい気持ちでいっぱい。

  • 圧巻のストーリー。
    希望と友情の物語、涙腺が不覚にも緩んでしまいました。
    主人公のユーモアに救われますね。

  • 自分が誰かも、ここがどこかも、今が何年なのかも分からない状況から始まって、分かったことが、自分は広大な宇宙にポツンと浮かんでいて、宇宙といっても太陽系ですらなくて、そんな場所で、動かし方なんて一つも分からない宇宙船に一人きり(死体はある)で、自分が何をすべきか思い出せない。

    普通こんな状況になったらさ、気が狂って自殺しちゃうと思ったけど、主人公はどこまでも明るくて前向きなんだよね。軽い。それが救いで、いいなぁと思って、共感して、いつの間にか主人公の考えていることに爆笑してる。事態は絶望的なはずなんだけど…そんなことより目の前の物に対する知的好奇心を満たないと気が済まない!!みたいなノリね。めちゃくちゃ好きな作家さんの新作が10冊同時に手に入ったら、私だってこんな気分になるかなと思った。しかもそのついでに世界を救えるなら、めちゃくちゃやる気(読む気)になるよね。

  • ヘイル・メアリーは、アメフトで劣勢のチームが最後の逆転を願ってするロングパスとのこと。人類絶滅の危機に際して、最後の希望を託して放たれた宇宙船、ヘイル・メアリー号。表題は、やけっぱち大作戦と訳してもいいかも。って、それでは昭和のテイストになってしまう。まぁ、ビートルズへのオマージュも出てくるからいいかも。アイディア満載の小説。ユーモアもあり、主人公の諦めない力に感心し、一喜一憂しながら突き進む小説。何を書いてもネタバレになりそうな小説。面白かった。おすすめです。

  • おぉぉぉぉぉぉ。読み終わった。後半はノンストップ。途中で止めることなんて無理だった!!めちゃくちゃ良かった。。ちょっと、もう、期待以上だった。ホント面白かった。ラスト予想外。こんな着地にするとは。予想外なうえにこれ以上ないくらいに素晴らしいエンディングだった。どこもかしこも好きすぎる。ベスト級。胸熱すぎた。ロッキーとの会話が面白い。ロッキーがたまに「うーむ」となるのがかわいい。構成が伏線だったとは驚いた。「火星の人」に通じる部分はあるけど断然いい。永遠に読んでたかったこのバディ。

  • 衝撃的に面白かった。宇宙や生命についての科学にも興味を持った。物語の筋に関係する科学的な説明もとても分かりやすく(あるいは分からなくても全く問題なく)夢中になった。子どもの頃にこんなに素敵なSF小説を読んでいたら、理系に進んでいただろうか。ロッキーとグレイス博士の友情、とても素敵な物語。次々に深刻な事態に襲われるが、ユーモアと希望を忘れずに諦めない二人。途中何度も泣きそうになりながらあっという間に聴了。映画もとても楽しみ!この本に出会えて幸せ!幸せ!とても幸せ!!!

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