むらさきのスカートの女 (朝日文庫) [Kindle]

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  • 朝日新聞出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「むらさきのスカートの女」を淡々と観察し続ける主人公の日常の話が淡々と繰り広げられる。サスペンス、ホラーというわけではないのに日常に潜む恐怖を描いている。あっと言う間に読了。すごく不思議な感覚でした。

  • いい意味で気持ち悪い話だった!
    はじめは語り手の視点に「こういう変なおばさんっているよね…」と思ってたけど、実は語り手の方がやばそうな。。不穏。。色んな感想があるみたいだけど私には社会からはみ出た女の話に思えた。

  • 黄色いカーディガンの女と
    むらさきのスカートの女と
    アッシュブラウンのおとこ。

  • 星の子もそうだけど、いい意味で考えさせられるというか悪い意味で謎があって後味が悪いというか、今村夏子さんはこういう作風なのか。

  • 読んでいておかしくなりそうだった。

  • 最後どういうことなのか、ちょっとよくわからなかった。

  • なんとも言えない不思議な空気感の小説だった
    「むらさきのスカートの女」と友達になりたい女のお話
    主人公のズレっぷりに思わずクスッとさせられたりうわぁと思わされたりしながら読んでいたが
    主人公が生きる世界における主人公の存在感があまりに希薄
    それが、むらさきのスカートの女が消えた瞬間に世界の中の主人公の姿が見えてくるあたり
    社会の中の存在感について書いた話なのかなぁと解釈しました

  • 最初から最後までずっと気味悪さを感じる作品。
    「わたし」の正体が分かったあともやはり気味悪さが残る。
    後書きで記載されていた筆者の芥川受賞メッセージを読み、この作者だからこそ書けた本なのだろうと思った。常人離れした作者だと感じる。

  • むらさきのスカートの女、結局どこに行っちゃったのか、、最初は50代のおばさまかと思ったけど、多分若い子ですよね。

  • 中盤までは大きな事件が起こるわけでもないのに、冒頭から不穏な要素が見え隠れして、なんとも言えない気持ちのまま読み進めた。読後感も含めて不思議、不穏な物語だった。

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著者プロフィール

1980年広島県生まれ。2010年『あたらしい娘』で「太宰治賞」を受賞。『こちらあみ子』と改題し、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で、11年に「三島由紀夫賞」受賞する。17年『あひる』で「河合隼雄物語賞」、『星の子』で「野間文芸新人賞」、19年『むらさきのスカートの女』で「芥川賞」を受賞する。

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