大人になってからピアノを習い始めたので、タイトルに惹かれて購入しました。

最初のうちは、これって本当にミステリーなのかな?と疑問に思いつつ、読み進めましたが、
ストーリーに惹かれ、ぐいぐいと物語にのめり込み、気がつけば最後まで一気読みしてしまいました。

確かに、ミステリーです!!
しかも、一部内容は推測していたものの、衝撃の結末が?!
その事実を目のあたりにしたとき、「え~」と思わず声が出てしまいました。

また、音楽的な話が面白くて・・・
私の腕ではまだ弾けない曲ばかりですが、
まるで自分が弾いているような臨場感を味わいましたw
私も早くこのレベルに達したい!!

また、初めはちょっと胡散臭いなと思っていた探偵役の岬先生。
イケメンで頭のキレる、司法試験に合格しているピアニスト。
あぁ・・・、自分がこういうキャラに弱いって事をすっかり忘れていました。
読み終わる頃には、すっかりファンになってしまいました。

この探偵さんを追っかけて、2作目も購入してしまいそうです。

2012年2月16日

読書状況 読み終わった [2012年2月16日]
カテゴリ ミステリー

やっとお互いの気持ちを伝えあい、心身ともに結ばれた戸崎圭祐と倉田将成。
そんな二人に母親が…!!
という所から3巻が始まります。

1巻の頃から比べると、ほんと倉田の態度が柔らなくなりました。
そして、そんな倉田に素直に甘える戸崎。
こちらが、赤くなってしまうくらいベタ甘カップルです。

そんな二人の絆を試すかの如く、倉田の母親が登場。

いつも電話に出ない為、心配になり倉田の元を訪れます。
そこで、倉田と戸崎のキスシーンを目撃してしまい、パニックに陥る母。
なんとか二人を別れさせようと、女の子を紹介してみたり、戸崎に別れるように直訴してみたり。
自分の息子が男と付き合っていたら…やはり世間を考え、自分の育て方が間違っていたのではないかと落ち込み、この母親のような行動をとるかもしれませんよね。

男同士で付き合うリスク。そんなものがさりげなく書かれています。

戸崎はすでに家族にカミングアウト済なので、問題にはなっていませんが、
母親の行動に疲弊していく倉田とそれを穏やかに支える戸崎。
直訴する倉田母に毅然とした態度で接する戸崎。
落ち込んでいる時に優しくされるとその人の方に心が傾きますよね?
あの時点での宮田の慰めは、かなり雰囲気に流されそうなのに、それをこらえられる戸崎。
今回は戸崎は芯の強い部分がよく現れていると思います。
そんな毅然とした態度がとれるのも、倉田が好きだからなんだよね。

倉田も親や友人にカミングアウトして、頑張りました。
父親と友人からの理解を得られ、本当に良かった。
同棲話も持ち上がり、これから二人は一生一緒に生きていくんだなと思うと感慨深いです。
こういうハッピーエンド大好きです!!

書き下ろしや限定版小冊子では、新居への引っ越しの様子が描かれています。
ちょっとしたケンカもありますが、すぐに仲直りする所が夫婦円満の秘訣なんですね(笑)
価値観も性格も全く違う二人なので、これからもケンカは絶えないと思いますが、
それでも仲良く暮らしていくんだろうなっと思う二人なので、
これからもお幸せに!と言いたくなります。


こちらもドラマCDがあります。
声の世界の純情も素敵なので、聞いたことのない人は是非聞いてみてください♪

2011年11月17日

ライターをしている戸崎が高校の時の初恋の相手・倉田と偶然遭遇した日。
その日のうちに体を重ねてしまった二人が少しずつお互いの事を大切に感じ始めた頃、大学生の頃から戸崎の事が好きだったという吉岡が登場して一波乱ありそうという所で1巻が終了。

偶然再会して、その日の内に体の関係を持ったにもかかわらず、ちょっと初々しい戸崎と倉田です。
いつもは会って体を重ねるだけの二人に、小さな変化が現れてきます。
「一緒に出かけよう」とデートの誘いをするために、たばこ半本分の間が必要だった倉田。
デートに誘われて、舞い上がってしまい仕事中でもニヤけてしまう、無意識に倉田の事を考えてしまっている戸崎。
この二人、なんでこんなに初々しいんだろう(笑)
Hの最中に「好きだよ」と言った戸崎を、愛しくてしかたがないといった目つきで見る倉田。
こういうさりげないシーンが胸にぐっときます。

倉田にラブラブで望みの薄そうな戸崎に、一生懸命アピールする吉岡も男気たっぷりです。
自分の好きな人に好きな人がいたら…私だったら諦めてしまうかもしれません。
この吉岡がきっかけで二人の仲にすれ違いが生じてしまいますが、
そんな状態でも相手の事をちゃんと考えたい、考えるのをやめたくないと言い切る戸崎の一途で真面目な態度に心を打たれます。
そして、考えた末の「しばらく距離を置こう」という戸崎の態度に驚き、納得が出来なくて会いに行く倉田の必死な姿も良いです。
過去のトラウマが頭を過る倉田が、それを告白するシーンもホロリと来ました。
自分の弱い部分をさらけ出すって怖いことだと思うし勇気がいると思うんです。
男の人だったら余計にそういう思いがあると思うので、それを出せるって相手は、特別って事ですよね。
だから自然と「おれも好きなんだ」って台詞が出てきたんじゃないかな。
雨降って地固まるという展開ですが、圭祐・将成と呼び合うようになるシーンが体だけではなく精神的な繋がりも強くなった感じが出ていて素敵です。

そして、最後に母親がさりげなく出てきて、ラスボス登場って感じで3巻に続きますw


ちなみに、この作品。ドラマCDもあるのですが、こちらも素敵です。
戸崎も倉田も声が良く合ってます。
作品の雰囲気を壊すことなく、イメージ通りのドラマCDに出会うことは少ないので、こちらもお気に入りです。

ライターの戸崎は、高校の時の初恋の相手・倉田と偶然再会します。でも、陸上
部で注目の的だった倉田が、本好きで図書館に入り浸っていた自分の事など覚え
ていないだろうと、初対面の人間として接します。でも、会話の最中に倉田から
「高校の同級生だったよな?」と尋ねられ、そのまま飲みに行く事になります。
ちょっと緊張しながらも会話をする戸崎に「俺の事好きだったろ?」と直球が降
りかかり、そのまま体の関係を持ってしまう二人。

久しぶりに会ったけど、やっぱり好きで、どうしようと迷いつつも体を許してしまう、そんな気持ちがちょっと切ないです。

二人で過ごした夜の事が忘れられず、仕事にも身が入らない戸崎。

今まで女の子と普通に付き合ってきていた倉田は、その時は興味本位で戸崎を抱
いたのかもしれません。だけどあの夜以降、戸崎の事が忘れられない倉田は、戸
崎に会いに行きます。
「お前の声を聞いたら、会いたくなった」と言えなくて「ヤリたくなった」っと言ってしまう倉田が可愛いです(笑)戸崎の事を考える時間が増えて、どんどん優しくなっていく所とか、戸崎の元彼に嫉妬する所とか、戸崎の事を好きになっていく微妙な心理描画がとても素敵です。

まだちょっとハラハラな二人に更なるライバルも登場してきますし、2巻が楽しみです。

大人気ハリウッドスター×美人ボディーガードのお話です。

ボディーガードというと胸板の厚いがっしりした人を思い浮かべてしまうのですが、
この話で出てくるボディーガードは、日本人で華奢な美人さんです。
しかも、過去の事件がトラウマになっていて、自分を全く大切にしません。
なんというか、感情に乏しいんです。
そんな彼がハリウッドスターに口説かれて、ちょっとずつ人間らしくなってくる所がとても良いです。

欲を言えば、もうちょっと人間不信というか自分を捨てている感じでもよかったかなと思いますが、
好きなのにそれに気がつかない。
好きなのに、それを上手く表現できない。
そんな不器用な二人の恋愛は歯がゆくなる部分もあって、良い感じです。

互いの思いが通じた後、
二人が見つめあって、離れないシーンが大好きです。

『ブルーサウンド』というカフェレストランを舞台にしたシリーズの第5弾!

『ブルーサウンド』はほとんど出てこないのですが・・・
主要キャラがたくさん出てきます。

ブルーサウンドの姉妹店『アークティック・ブルー』の店長・山下に
ひそかな恋心を抱いていた主人公・朝倉薙は、
ある日山下から「頼みがある」と店に呼び出されます。
そして、ある会社の部長さんを紹介され、
その人からの依頼でシステム構築を手伝う事になります。
手伝う間は社宅に入る事になり、引っ越し後、隣の部屋にごあいさつ行った時
隣人のケネス・クロフォードと出会う事からストーリーが始まります。

ケネス…とってもカッコ良いです

それにしてもこの子自虐的過ぎます。
精神的にとても弱くて、辛くなるとすぐに逃げちゃう。
私にもこういう部分があるからちょっとわかります。
でも人にはこういう部分があると思う。

大智×瀬里のカップルが好きな私としては、
みんなの前で大智との過去をぶちまけてしまうシーンが悲しくて仕方が無かったです。
次のページに進まなければ、話が進まないとわかっていても
ページをめくりたくないっと思いつつ、読み進めました。
あの後、大智は瀬里ちゃんとどんな話し合いをしたのかとっても気になります。

嘉悦×誠司の大人カップルはいつの間にかお揃いの指輪をしていた事をさらっと書いてあるし。。。

みんなどんな成長を遂げていくのか、すっごく楽しみなシリーズなので
是非続けて欲しいなっと思います。

『ブルーサウンド』というカフェレストランを舞台にしたシリーズの第4弾!

今回は、『ブルーサウンド』で厨房ピンチヒッターの山下が主人公です。
BL界では少ない、攻め視点でのお話です。

山下は、誤って水をぶちまけられた相手から「好きです」と告白され、断っても邪険に接しても決してめげずに店に通ってくる一葡にうんざりしていました。
だけど、ちょっとしたミスで左手を痛めた山下を、一葡は甲斐甲斐しく世話をし、山下の気持ちが変化していきます。
逃げる山下を一葡が追っていたのに、山下が自分の気持ちに気がつくころには立場が逆転してて、逃げる一葡を捕まえようと必死になります。
くっつくまでは不器用な二人ですが、くっついてしまえば砂をはくように甘いカップルです。

個人的には、好きってどこから来るんだろうねっと寂しげに呟くまゆきが印象的でした。
なりふり構わず好きを必死にアピールするって、子供の特権ですよねぇ。
でも、今まで親からさえも愛情を注いでもらえなかった一葡に、ちゃんと将来まで考えて相手を大事にするような相手が現れてよかった。ハッピーエンドで嬉しいです。

『ブルーサウンド』というカフェレストランを舞台にしたシリーズの第3弾!

今度は第2弾の主人公 瀬里ちゃんの弟が主人公です。
珍しく、攻め視点でのお話です。
キャッチフレーズを付けるとしたら『身体から始まる恋もある』

この世で一番兄(瀬里)が一番可愛いと思うブラコン弟・和輝は、
兄とは全く違うタイプの10歳年上の美人で皮肉屋の笙惟との一夏の経験が忘れられずにいた。
1年後、兄の勤めるカフェレストランで偶然二人は再会し、身体だけの関係に甘んじさせられ、
どうしたら心を開いてくれるのかと頑張ります(笑
子供が大人の恋愛に手を出す興味、好奇心、恐怖などの感情が上手で、ふと自分の過去や恋愛感などを思い出してしまいました。
まぁ、保護者の庇護の下、ぬくぬくと過ごしている18歳の子供に全部を預ける事に抵抗のある笙惟は実は至極全うな人だと思います。

相変わらず、ドキドキなシーンが濃ゆいです。
受けの笙惟が、年上の余裕と遊び人を纏って相手をしていたのに、
最後には凄く可愛くなっちゃって、そのギャップやはり大人です(笑
Hが終わったあとは、クールに戻るのがまた良いのです。

ちなみに、私はこの本を読んで(前作にも出てきたけど…)『オーバーアチーバー』という言葉を知りました。
IQから予想される学力以上の成績をとる生徒の事だそうです。
昔、IQ検査ってやったけど、あれの結果ってどうだったんだろう・・・

『ブルーサウンド』というカフェ&バーを舞台にしたシリーズの第2弾!
野生的な二枚目で風来坊な厨房担当チーフ:大智と内気でかわいい接客担当:瀬里のお話です。
受け(瀬里)視点で書かれているのですが、
今まで恋をした事がない子が
苦手だと思っていた人の事が実は自分は好きなのだと自覚して、
大智には付き合っている人がいるからあきらめなきゃいけないと思っていてもあきらめられない。
この思いは忘れなきゃいけないと思っていても、思い出すのは彼のことばかり。
という二人が恋人同士になるまでのプロセスが丁寧に書かれています。
もどかしいくらい、ゆっくりなんだけど二人の距離が少しづつ縮まっていくのが
ちょっと甘酸っぱいようなドキドキ感を醸し出しています。

それと同時に、弟に対してコンプレックスの塊だったような瀬里が
少しずつ弟と打解け、精神的に成長していく様子が綴られている気がします。
これも、ラブラブになった大智のおかげかな

このシリーズの一作目と時間軸が重なっているので、
一作目の時の場面がこの子の視点だと少し違って見えて楽しめます。
これを読んだ後にもう一度1作目を読み返すと、この時瀬里ちゃんはこうだったんだよねぇ
と裏の状況まで読めて、何度でも楽しめますよ。
しかも1作目の続きで、嘉悦×誠司のラブラブシーンが少しだけ出てきます。
とても短いシーンなのですが、大人な二人のキスシーンは妖艶でエロエロで、こういうキスシーンの出来る大人になりたかったとか思ってしまいます。

もちろん本編の二人のHシーンも読み応えありますよ。
なんせ瀬里ちゃんは、キスするのも初めてというとてもおくてな子なので、
そんな子に色々なことをしちゃう大智はある意味犯罪者です。
でも、こんな何も知らない子に色々な事を教えるのは、結構楽しそうです。
ちょっとおやじっぽいけど。
戸惑いながらも、どんどんHになっていく瀬里ちゃんはほんと可愛いです。

このシリーズの中で、この大智×瀬里のカップルが一番好きで、
応援したくなっちゃうお二人です。

『ブルーサウンド』というカフェ&バーを舞台にしたシリーズの第1弾!
このお店の店長・藤木聖司が主人公で、10年前に別れた恋人が偶然このお店に来たことでストーリーが展開していきます。

実はイラスト(おおおやかずみ先生)に釣られて、手に取りました。
中学生の頃、おおやかずみ先生の乙姫コネクションというマンガが大好きだったのですよ~
お小遣いためて、OVA買っちゃうくらいっ
なので、崎谷はるひ先生の本は一度も読んだことが無かったのですが、試しに買ってみました。
結果・・・ものすごぉく、はまってしまいました。
この先生の心理描写はすごいっ!!
久しぶりに、BL小説で泣きました。

冒頭の別れのシーンのせつなさ。
もう会うことの無いであろう元恋人への静かな思い
再開してからの関係についての悩み
etc

再会してから、自ら望んで不倫(?)関係になったけど、
やっぱりそんな状況が辛くて耐えられなくなって、
「別れる!」って言って、電話を切り、そのまま電話線を引き抜きに行くシーンに、
それが誤解だと解っていながら、泣いてしまいました。
その後に店員の真雪ちゃんという女の子に慰められるんだけど、
その子が「愛人なんて、お手当て貰ってんでもなきゃ、やってられないよ」という意味合いの台詞を言うのですが、これまた深く納得してしまいました。
その後、元恋人さんが家までやってきて、めでたしめでたしとなるわけです

このシリーズに出てくる人物は、みんなそれぞれちゃんと個性があって魅力的です。
こんなに色々なタイプの人物をいっぺんに上手く動かせる小説が書ける先生を尊敬します。

ちなみに、Hシーンも濃いです。
言葉攻めがいい感じで、結構なページ数が割かれています。

そして、このシリーズ。
ルビー文庫にしては結構分厚いです。。。

帯に惹かれて購入したのですが・・・

我孫子武丸先生の「死に至る病」を読んだことがあると、
この本のトリックが読めてしまい、
最後の衝撃というのが訪れないかもしれません。
(私はそうでした。)

ですが、この先生の文章力には惹きつけられる物があり、
また読みやすいので、1日で読破してしまいました。

もう一度読み直す気にはならなし、
後味もあまりよくありませんが、
それでも、読んで良かったかもと思わせる作品だと思います。

2011年11月17日

読書状況 読み終わった [2011年11月17日]
カテゴリ ミステリー

孤島という密室で起きるミステリーなので、
アガサクリスティのそして誰もいなくなったのように次々に起こる謎めいた殺人。
次は自分なのではないかと怯え、周りの人間を疑ってどんどん疑心暗鬼に陥っていく人々。

・・・なんてのを想像してわくわくしていたのですが、読んでみたら…
確かにミステリーです。犯人もいたし、トリックもあった。
ただ読み終えた私の一番印象に残ったのは扱っているテーマです。賛否両論のこのテーマは、今でも科学技術の進歩と倫理観の狭間にあるのでしょうね。あまり多くは語りません。

やはり、私は火村&アリスのコンビが大好きです。久しぶりに、他の本を読み返したくなりました。古本屋さんを覗いてみようかなぁ。

読書状況 読み終わった
カテゴリ ミステリー

ご存知の方も多いと思うこの大作。
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部の2作目です。

この本というかこのシリーズの話になってしまいますが、
私がこのシリーズと出会ったのは高校生の時です。
しかも文庫ではなく、某雑誌に掲載されていた3話目だったと思います。
これが、私がBL小説にはまったきっかけです。
こんな世界が!と目を輝かせて、没頭していきましたさぁ

新刊が出るたびに買い続けて、早○年。
主人公の悠樹はすごい成長しましたね。
引っ込み思案で内向きな性格で、なかなか新しいことに一歩が踏み出していけないイジイジ君だったのに、
桐ノ院圭との出会いで、だいぶ逞しくなったと思います。
もう二人は恋人どころか夫婦の間柄なので、二人でどう成長していくかというところに焦点が置かれていて、
夫婦のあり方なんてものを考えさせられます(笑
そして、このシリーズは私の音楽の教本です。
クラシックとかあまり興味がなかったのですが、このシリーズを読むことで少しずつ知識が充実してきました。
そして、音楽をやっていく者の苦悩、業界の話なども丁寧に書かれています。

いつも二人を頑張れ~と応援しながら読んでいますが、
最後の一文で、また悠季の苦悩が続くんだなぁ・・・とご愁傷様という気持ちで読みきりました。
でも、苦しんでいる悠季は色っぽくて、また一歩成長のための階段を登るんだという感じが強いので、
ちょっと楽しみだったりします。(私はSじゃないですよっ)
こんな終わり方をしたのだから、続きを早く出して欲しいなっと思います。
(この状態で1年待たされるのか・・・先生、早く続きをっ!!)

青野ちなつ先生の航空業界ものの2作目。
前回は、パイロット×整備士の話でしたが、今回はキャビンアテンダント×ビジネスマンもの。

私は、攻め→ビジネスマン、受け→キャビンアテンダントだと思いこんで読み始めまして…
一枚目のイラストのページで、あれ?!と少し混乱してしまいました(汗
勝手な先入観で読み始めてしまうのは、良くないなぁと思いました。

気持ちを切り替えて、再度最初から読み始めました(笑
子供の頃、親友だった人物と偶然遭遇し、しかもその人物がカッコ良く成長していたら…
そんな男に艶やかな目で見つめられたら…
ノーマルな男でもころっと行ってしまうんですねぇ(笑
攻めの戦略が上手なのかもしれませんね。

相変わらず、切ないようなドキドキするようなHシーンも必読です!(笑

この文庫には、番外編SSのチラシが付いてきます。
ちょっとしたコスプレもの。芳人(受け)のキャビンアテンダント姿は、是非イラストでも見てみたいと思ってしまいました。
もう一つ、B-Boyの携帯サイトで、この話の番外編が読めます。
この文庫の続きっぽくて、二人の新居への引越しの話が書かれています。
芳人を溺愛する兄とその恋人(?)が登場します。
この二人も要チェックです!!

小説B-BOY 6月号にこの作品の番外編が載っていて、ラブラブな二人のドキドキなシーンが気に入ったので、
次の日には本編を買うためにアニメイトまで行ってしまいました。
(仕事帰りに何をやってるんだか・・・)

男前ワンコ(パイロット)×クールビューティ(整備士)のお話です。
自分がパイロットになるきっかけを作った整備士とコックピット内で偶然再会するところからストーリーが始まり、いきなりナンパして、食事の席を共にする約束を取り付けます。
整備士、整備士の兄とその恋人の食事会に参加した男前ワンコは、その場で整備士の兄への気持ちに気が付いてしまいます。それでも、抑えることが出来ず、自分の気持ちを打ち明けてしまうワンコ。
そして・・・

整備士:クールビューティ和良さんの男前ワンコ:三つ谷くんに対する気持ちの変化が丁寧に書かれていて、お互い好きなのに、上手く気持ちが伝わらず、擦れ違ってしまうシーンなどとても切ないです。
そして、思いが通じ合ったシーンは、辛い状態があったからこそ、深みが増します。
最後にはくっつくだろうって思っていても、実際そのシーンになると、二人とも良かったね!と祝福したくなるくらい嬉しかったです。
そんな紆余曲折を経た二人なので、Hはラブラブです。

お二人が付き合うようになってからのお話では、Hにちょっとプレイがかったものを感じますが、それでもラブラブです。
大好きな相手との情事を思い出して、顔を切なく赤らめてしまう和良さんの顔を是非見てみたいです。
ラブラブいちゃいちゃが大好きなので、もう大満足です。
でも、男前ワンコくんがHの時、もう少し鬼畜だと、さらに萌え度が上がりそうです(笑

全体的に丁寧に書かれているので、読みやすく何度も読み返してしまいました。
今月発売した2作目も読んでみようと思います。

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