読書状況 読みたい
カテゴリ 日本外交史

「鎖国」という言葉一つで徳川時代の対外関係を片付けようとする暗黙の前提に対し、膨大な歴史資料の読み込みをもって挑戦しようとする好著。
特に、第4章で描かれていた幕府の対外情報収集網や第5章で描かれている「日本型世界秩序」は、今まで知らなかった説だったので非常に興味深かかった。

2010年1月17日

読書状況 読み終わった [2010年1月17日]
カテゴリ 日本外交史
読書状況 読みたい
カテゴリ 台湾
読書状況 読みたい
カテゴリ 台湾
読書状況 いま読んでる
カテゴリ 経済
読書状況 読み終わった [2009年11月9日]
カテゴリ 経済

大学院進学にあたってもう一度リベラルアーツの意味を考えたくて、読んでみた。
何をもって「リベラル」というのか、今まで感覚的にしか考えたことがなかったが、「機械的・奴隷的である状態」ーつまり特定の目的に縛られた状態ーから「自由」であるために「リベラル」な学問と呼ばれるのだ、という定義を読んで、納得がいった。
専門領域の境界を柔軟に行き来できるような「自由人」でありたいという自分の思いを確認しつつ、そのためにはまず専門領域をしっかりと学びそこから生まれた疑問を大切にしなければならないと思った。
自分の立ち位置を見失ったときに読み返したい一冊。

2009年5月9日

読書状況 読み終わった [2009年5月9日]

読書状況 読み終わった [2009年5月9日]

読書状況 読み終わった [2009年5月4日]
カテゴリ 中国

身体を診る医師と心を説く僧侶。その二つの立場をあわせたところに、「僧医」という存在がある。
「僧医」とは筆者の造語かと思っていたが、日本史の書物に登場するように、昔から存在したようだ。
僧侶も医者もそれぞれプロフェッショナルな仕事だが、専門化がすすむとその領域にはカテゴライズされない問題が生まれ、誰も手を着けられないという状態となる。終末期医療の問題はまさにその一つであり、筆者はそれに対して真摯に向き合うために、僧侶と医者の二つの立場を併せ持った「僧医」を目指そうとしている。
ところどころ仏教用語が解説なく使われているため分かりにくい箇所もあったが、自分なりのアプローチで問題を解決しようとする真摯さ、専門領域を飛び越えようとする勇気に心を打たれた。

2009年5月4日

読書状況 読み終わった [2009年5月4日]

卒論の指導教官に勧められて読んだ本。
この本に出会ってなかったら、と思うと恐ろしいほど。
途上国開発の政策論になんやかんや口を出すよりもまず、先進国の発展の経験を十分に吟味して発信すべきというスタンスにはかなり共感した。
英語もかなり分かりやすく、薄い本なのですぐよめる。


2008年12月23日

読書状況 読み終わった [2008年12月23日]
カテゴリ 政策論

情報の非対称性という概念を知りたい、と開発経済の先生に聞いたらお勧めしてくれた本。
薄いし、読みやすい。

「新しい経済学」とよばれるこの分野が、スティグリッツやアカロフといった開拓者の途上国での経験をもとに生まれた、という原点を知って、
いままでの経済学で説明できない不可解なことがらは新しい経済理論をつくって説明しようとするのが経済学者なんだなぁ、とわかった。
そして自分のとりたいアプローチは経済学ではないなということも直感できた。

2008年12月23日

読書状況 読み終わった [2008年12月23日]
カテゴリ 経済

卒論を書くために読んだ一冊。
時間的非整合の概念がとてもやさしく説明されていた。
英語文献だけでは理解しきれなかった、hyperbolic discounting (双曲型割引)の考えもよくわかった。
経済学はもともと心理学と一体だったという事実に驚き。

2008年12月23日

読書状況 読み終わった [2008年12月23日]
カテゴリ 経済

村上春樹の手にかかると、走るというなんの面白みもない行為もとてもクールな営みのように思えてしまう。
人間存在の根本にある毒素のようなものと向き合わなければならない作家という仕事をしている以上、
その毒素に対抗できる「自前の免疫システム」を作り上げ、それを維持するエネルギーを求めなくてはならないという彼の説には納得がいく。

作家としての、そしてランナーとしての村上春樹を自身が語るという形は今までになかったものなので、ファンににはたまらない一冊。

2008年8月17日

読書状況 読み終わった [2008年8月17日]

読書状況 読み終わった [2008年8月17日]

長くて、読みにくい。
でも「臨床経済学」という考え方がどうしても知りたくて読んでみた。
「経世済民」を信じ、奮闘しているエコノミストがいるということを知れてよかった。
貧困ギャップモデルの限界を論じていないあたり、どうなんだろう?と疑問だが、
開発疲れが蔓延する世の中に、一つの明るい見方を打ち上げたことは評価すべきと思う。

2008年8月17日

読書状況 読み終わった [2008年8月17日]
カテゴリ 経済

読書状況 読み終わった [2008年8月17日]
カテゴリ 政策論

いろいろ言いたい放題いってて「日本論」という核はあまり見えてこないが、
内田さんのいう「第三の身体」という武道の考えはおもしろい。
武道では、相手を「倒す」のではなく、自分の身体と相手の身体を二つながら含む「第三の身体」をどう動かすか、考える。
それと同じように、新しいファクターが加わったときに、それを邪魔者だとか懲らしめてやろうだとか考えるのではなく、
お互いなんとか折り合うようにするシステムを構築するにはどうしたらいいか考えるようにすれば、少しは肩の力が抜ける気がする。
人間関係、仕事、人生、いろんな悩みに応用の利く考えかたなのではないかな。

2008年8月17日

読書状況 読み終わった [2008年8月17日]
ツイートする