2年ほど前に竹宮惠子の原画'(ダッシュ)展の展示で大泉のことを知り、こちらの本にも興味を持ちました。
竹宮惠子と萩尾望都のお二人は同じような時期にデビューされた方ですが、作品のタイプが近いようで違うこと
また、NHKのマンガ夜話で萩尾望都の特集のときに、出演者の方がトーマの心臓をBLと言われていて、そういう受け取り方(言い方)もあるのか!と思いつつ、そうか〜?という疑問も浮かんだこと
がこちらの本を読んで腑に落ちました。
創作者であることの重さを感じる一冊です。
2021年5月9日
前作も読んでいるけれど、スケールダウンしたというか視野が狭くなっている気がする。
登場人物もだし、もしかしたら作者も?と感じてしまった。続巻があり印象が覆されるのを期待します。
2020年12月24日
- 世間とズレちゃうのはしょうがない
- 養老孟司
- PHP研究所 / 2020年10月14日発売
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ラジオトークでのトークをそのまま文字に起こしたようで、読みながらお二人の語り口調が聞こえてくるようでした。
内容は猛烈にうなづけるところもあり、そうかな?というところもあり。それくらいの感じがいいなと思う本です。
2020年12月24日
- 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語 (ブルーバックス)
- 千葉聡
- 講談社 / 2020年2月13日発売
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副題の方がメインの内容だった。
2020年12月12日
- 双頭の悪魔 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-3)
- 有栖川有栖
- 東京創元社 / 1999年4月21日発売
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謎解きとして面白い。三冊目でようやくキャラクターの隠された個性が見えてきた。
2020年4月16日
- 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) (創元推理文庫 M あ 2-2)
- 有栖川有栖
- 東京創元社 / 1996年8月25日発売
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小説というよりタイトルどおりパズルを読んでいる感じ。月光ゲームを読んで、このシリーズの形式がわかったから、そのつもりで読んでしまった部分もある。一読して結末がわかったので、後ほど謎解きではなく、物語を楽しむつもりで再読しようと思う。
2020年4月11日
冒頭数ページを読んで、ネイティブアメリカン絡みの話かな?と思ったが、意外にというか異世界ファンタジーものだった。貴石や鉱物が好きなのでそちらの要素が嬉しい。
2020年4月11日
- 竜鏡の占人 リオランの鏡 (角川文庫)
- 乾石智子
- KADOKAWA / 2019年1月24日発売
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三人の王子の一人が主人公。三人の登場からこのなかから一人が主人公になるとしたらこの人かな?と思ったらそのとおりだったのが、作者の好みというか方向性がわかりやすくて個人的には好き。他の王子もそれぞれ成長したり変化した…ようなしないような。
物語が終わったあと、主人公も含め彼等がどんなふうに生きていくのか想像するのが楽しくなった。
「オーリエラントの魔道師」シリーズに出た地名と似た地名(言語による読みの違い程度の違い)がでてきたので同じ世界の話なのかも。
2020年3月14日
- 月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-1)
- 有栖川有栖
- 東京創元社 / 1994年7月10日発売
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友人からの話と著者のスタート作品を読んでみたくて手を出す。正直な謎解きという印象。それ故語り手である主人公より別の人物に興味がひかれる。道具立てなど時代を感じるのは当然と思いつつ、最初の頃にブループリントが出てきて驚いた。自分も部誌をそれで作ったけど…
2020年3月14日
- 美女と竹林のアンソロジー (光文社文庫 も 18-3)
- 森見登美彦
- 光文社 / 2020年2月5日発売
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第一目標は恩田陸でアンソロジーのテーマにも惹かれて手を出す。
なかなかに面妖な一冊(褒めているつもり)。明解に面白いというよりじわじわ読み返したくなる話が多い。
気づくと庭を侵食してくる竹の怖さを思い出した。
(家の裏にあった竹藪からはみ出してくる筍は旬の食材というより刈らなければならないものだった)
2020年3月1日
- 消滅 - VANISHING POINT
- 恩田陸
- 中央公論新社 / 2015年9月24日発売
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再読。「ドミノ in 上海」のあと「ドミノ」を読み返すつもりだったが、なぜかこっちが読みたくなった。読み出してからもビーディックコーヒーがこっちにも出ていたからだ、と気づく。今の時期に読み返したのはタイムリーだったかも。
2020年3月1日
- ([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫 ほ 4-1)
- ほしおさなえ
- ポプラ社 / 2016年6月3日発売
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自分が活版印刷が好きなのもありそれ以外でも共感することが多かった。じんわり泣きそうになったシーンも(電車内で読んでいたので耐える)。ただ肝心の部分についての表現に繰り返しが多いのが気になる
2020年3月1日
ぼんやりローテンションなときにハイテンションな話で景気がつく。「ドミノ」のときは構成がわからずこれどうなるの?だったけれど、今回はいつ来るか待ち構えながら読む。もしかして、わざとはずしてくるかしらん?とも思いつつ。楽しかった(^^)
「ドミノ」で東京駅周辺の地理を理解したが「ドミノin上海」で上海の地理を理解するのは難しそう。でも数年前にちょっとだけ行った上海の様子を思い出した。また行きたい。
2020年3月1日
- 宮辻薬東宮 (講談社文庫)
- 宮部みゆき
- 講談社 / 2019年11月14日発売
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タイトルが目について手を出す。著者のうち薬丸岳さんの作品は初めて読んだ。アンソロジーの趣向がおもしろい。そうくるのかという、小説での連歌のようだった。
2020年3月14日
短編集。他のアンソロジーや電子書籍での単品販売で読んだものもあったけれど、作者の短編集のなかの作品として読めるのが嬉しい。
2020年3月1日
- 白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)
- 小野不由美
- 新潮社 / 2019年10月12日発売
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登場人物の相対するもどかしさや不気味さが、じわじわと迫ってくる。異世界ファンタジーだけれど、同じようなことが現実世界でもあるような気がしてこわい。
物語の折り返しで衝撃の事実!で終わっているけれど、過去作で書かれていたことや、本作でのあれこれを合わせると希望があると思っています。
2019年10月15日
- 白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)
- 小野不由美
- 新潮社 / 2019年10月12日発売
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十八年ぶりの本編新作。登場人物は多いがそれぞれの人物が鮮やかに描かれている。「魔性の子」を経て戻ってきた泰麒が頼もしくもあり、少しかなしくもあり。
事件に関して今まで見えなかった部分が見えてきつつ、なぞが増えつつ、これからの種まきの巻かなと感じました。
2019年10月15日
- 紐結びの魔道師 (創元推理文庫)
- 乾石智子
- 東京創元社 / 2016年11月19日発売
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オーリエラントの魔道師シリーズの中で、一緒にいていちばん安心できそうな魔道師の話。
闇を身に持ちそれを自覚しながら生きていくリクエンシスが頼もしい。あと単純に紐がたくさん結ばれているのを想像するとかわいい。
2020年3月14日
- 仕組まれた古代の真実
- 関裕二
- 辰巳出版 / 2019年7月20日発売
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この著者の著作は何冊か読んだことがあるけれど、内容よりもおそらく編集による読みにくさを感じた。
読みにくく感じた点は、週刊誌的な、もしくはまとめサイトで見られる無用にあおるような見出しや文。
各章の最後に付け加えられているまとめ。
関わりはあるのだけれど、いきなり出てきた感のある時事ネタなど。
自分がこの本のターゲットに合っていなかったためだと思うので、私が読みにくいと感じた点を読みやすさ、とっつきやすさと感じる人もいると思う。
内容は今まで著者の書かれていた内容をわかりやすげにまとめたもの。
2019年10月7日
「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。それゆえに人物と音楽に関わるエッセンスが抽出されている気がする。好きな音楽に対する時の自分が重なって身もだえしたくなるほど(電車内だったので我慢)。ジャンル問わず音楽好きな方におすすめしたい。
ただし、本編を先に読んでから…
2019年10月7日
- レアリアII: 仮面の皇子 (新潮文庫nex)
- 雪乃紗衣
- 新潮社 / 2015年8月28日発売
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登場人物たちの変化が楽しい。最終的にどこに執着するのか。2冊目でもあいかわらず読者には明かされない部分が多いので、想像することを楽しみつつ、霧のなかにいる感じ。
2018年4月28日
- レアリアI (新潮文庫nex)
- 雪乃紗衣
- 新潮社 / 2014年8月28日発売
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一冊全体が序章という感じ。登場人物も状況も謎めいた部分が多い。
2018年4月2日