ブクログ大賞小説部門ノミネート作品をご紹介!池井戸潤『陸王』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回、塩田武士さん『罪の声』に続き、今秋、役所広司さん主演でTBS日曜劇場で早くもドラマ化が決定した、池井戸潤さん『陸王』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞小説部門ノミネート作品 池井戸潤さん『陸王』

ブクログの登録者数:2054人 ★4.29

内容紹介

埼玉県行田市にある、足袋作り100年の老舗「こはぜ屋」。資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のために足袋製造の技術を生かした新しいランニングシューズの開発に乗り出す。

\ おすすめのレビュー!/

池井戸節全開でメッチャ面白かった。「水戸黄門」のようなステレオタイプの勧善懲悪モノってあまり好きではないのだが、池井戸さんの作品だけは許してしまうどころか夢中になってしまうのはなぜなんだろう。
先細りの足袋屋が長距離ランナーのランニングシューズの開発に乗り出す。こうした話はみんなの協力を得てトントン拍子に大成功でしたという話ではつまらないので必ず逆風が吹く。読者が一喜一憂するようにドラマをつくっていく。その加減が絶妙ですね。サジ加減とリアルさが抜群なんだと思う。
これはドラマ化したら大ヒットだと思ったら、TBS系で2017年10月期の日曜劇場枠でするそうだ。「半沢直樹」の時間帯ですね。主人公は役所広司ということで、いかに力をいれているかが分かる。

gmindさんさんのレビュー

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陸王

著者 : 池井戸潤

集英社

発売日 : 2016年7月8日

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次回は恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』をご紹介します!お楽しみに!