CUT 猟奇犯罪捜査班･藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)

著者 : 内藤了

• KADOKAWA/角川書店 (2015年3月25日発売)

感想・レビュー・書評

[tvxqhitomiさんの感想 · 2016年1月2日]

201512/他の登場人物達に比べ、主人公はちょっとインパクト弱めだし、能力的にも性格的にも物足りなく思ってたけど、他の女性刑事モノにはないキャラで、成長を応援したくなる。事件パートは、うまいことミスリードを絡めつつ展開していって、これまた面白かった。

[furu1972さんの感想 · 2015年11月22日]

途中で犯人はわかっちゃうけど、何を目的にしていたのかはわからず、最後のほうでそれがわかる。
犯人の動機はしょせん異常者なので、あまり重要ではないのか、伝わらないが、面白いことは面白い

[みみこさんの感想 · 2015年11月3日]

イライライライライライラ……

前回は私のライトノベルに対する偏見かもと思い続編を手に取ったのだけれど、残念ながら私は間違っていなかったわ。

私のようなド素人でも、すぐに犯人がわかってしまいましたわよ。
どうしてわからない？ その記憶力は何の為にあるのよ？ と、終始イライラしてお肌に良くなかったわ。
比奈ちゃんはお肌がツルツルなようで、羨ましいわ。不規則で、お手入れはコンビニの化粧水だけ、あげくあんなに唐辛子を摂取して、なのに羨まれるくらいトラブル無しだなんて奇跡の肌ね。

「待て」と言われて待つ刑事さんは小説にはいないのはわかっているけれど（笑）比奈ちゃんってば単独行動し過ぎよ！相当に頭の切れる人ならそれも絵になるけれど、貴女、どんくさいんだから！

あと気になってしようがない事が今回もあったの。警察手帳は身分証とバッジという形になり、メモできなくなって10年以上経つのよ。ガンさんは警察手帳を取り出してどこにメモしているのかしら？

[フェルトさんの感想 · 2015年10月19日]

　相変わらず刑事という仕事に甘すぎます。いくら小説とはいえ、現実社会で問題ありすぎの仕事を全員がしているのはどうかと。糞野郎を連発するのも不快。
　上辺だけの派手な犯罪をグロテスクに、勢いだけで書いている作品に感じられます。

[ao-nekoさんの感想 · 2015年6月21日]

シリーズ二作目。またまた起こった酸鼻を極めた猟奇殺人事件。おなじみの面々に、まさか前作のあの人も意外な形で捜査に協力しちゃったりして。ぐいぐい引き込まれて一気読みの一冊です。
とにかく怪しい人が多すぎる！　この人犯人？　いや、この人か？　といろいろ考えさせながら読まされました。犯人、想定内ではあったけれど。キャラクターのインパクトはなかなか凄い。
そして今後の展開も気になりました。これからも次々猟奇殺人起こっちゃうんでしょうか。

[qoochang6918825さんの感想 · 2015年6月3日]

面白かった〜！続くってなってたから、次作も期待！テレビドラマにもいけるかもな。

[hk1968さんの感想 · 2015年4月14日]

面白かったですね！
ミスリードでそちらにひっぱりつつ
の展開はよかったですね。
もうひとりぐらいミスリードする人物が
いたり逆に同じぐらいの登場場面なら
もっと騙されていたのかもって思いましたが！

[Sirokumaさんの感想 · 2015年4月6日]

中盤から読む手が止められなくなって、イッキに読了。
筆者のミスリードを誘う手口にまんまとヤラれた〜！ 先入観を逆手に取られてしまった。
日本ホラー大賞の読者賞を受賞した前作『ON』よりも、ホラー色も猟奇犯罪手口のおぞましさもパワーアップしている。
ご飯中に本を開くこともあるけど、この本ではムリ^^; 即座にページを閉じることに。

すでにお馴染みとなった刑事や捜査官の面々もいい味。凄惨な犯罪描写のなかで、笑える掛け合いは清涼剤のよう。人情もGood。
そのため暗く陰残な気持ちになることなく、読むことができた。

次回作は夏に刊行予定とのこと。八王子西署のおかしな面々に再会するのが楽しみである。

著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON　猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」