- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041036433
感想・レビュー・書評
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これが初エッセイとは、意外。
ブログやツイッターでも感じたが、主義主張をはっきりと強く公言する方。
日常をつづった随筆ではなく、確固たるスタンスの元、自らの考えを伝えよう、という強い意志を感じる文章たち。
ファンとしては、「自作解説 in 2006」がうれしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんと浩さんのエッセイ集はこれが初めてらしい。
なんかエッセイなんかもあちこちにいっぱい書いててもう何冊も出ているような錯覚があるなぁ。
それは小説作品がエッセイのようにオモシロ気楽に読める、ということなのかしら。
デビュー以来のほぼ全期間に渡って書いた内容だから、自虐気味の「わたしラノベですから!」から始まって自衛隊行ったり図書館行ったり、はたまた土佐高知の自嘲のような自慢話のような数々のエピソードまで。
まあともかく沢山詰まっていておもしろいエッセイ集です。 -
長年のエッセイをまとめたもの
書店をテーマパークと同じように見る観点はすごいと思いました。
たしかに、ゆっくり書店にいる時間を作れれば面白いだろうなと感じましたが、たくさん本を買って、読んでない本が積もっていくだけだろうな… -
有川浩さんが、様々な新聞、雑誌にかかれてきたエッセイをまとめたもの。
「書くこと、読むこと、生きること」「この本大好き!」など、6つの章になっています。
本を書く立場での伝えたいことがひしひしと分かり、小説家の立場で主張したいことがいろいろとあって興味深いです。
また、ふるさと高知のエッセイも。高知の面白さや自然の美しさ、土佐弁の強さ、というか激しさ。
いやぁ、面白かったです。一つ一つのエッセイは短いのでどこから読んでも途中から、再読するのもよし。 -
けっこう長期間にわたる内容。
本とゆう物は、作者だけでも、読者だけでも成立しない。
書き手と読み手が、本を間に対等な立場で真摯に向き合う。
これが本。
改めて教えていただいた。
有川センセ、あえてアニキと呼ばせていただきたい。 -
想像していたとおり、小説のほうがいいなあ
でも、その背景とか著者の想いがダイレクトに伝わってきて、これはこれでよかったかな
でもでも、巻末の短編がやはり秀逸
「ゆず、香る」は、以前小説読みたさに入浴剤買ったので再読になるけれど、いいなあ
次作、首を長くしてまっております
≪ 竜馬とて 倒れるときは 前のめり ≫ -
有川さん初のエッセイ!
好きな作家さんのエッセイを読むのって、凄くワクワクするし、顔がニマニマしてしまう。
何故かと言えば小説でしか普段は触れることのできない作家さんの素の部分に、本好きな自分が文章でその人と触れ合えるって堪らないから。
小説とは全く雰囲気が違うなと思うこともあれば、あーこの思いの強さは有川さんだと感じたり。
有川さんの趣味や体験したことが色々書いてある辺り、
人の日記をのぞき見るようなドキドキ感もあって好き。
おまけにエッセイだけではなく最後に短編が2作も!
お腹いっぱい満足です。 -
エッセイをまとめたもの。
各所で書いたエッセイをまとめるにあたり、さらに今思うことを書いてくれているから、余計に楽しくなっています。
しっかりと覚えているのは、地震のこと。
阪神大震災のとき、大阪はしっかり日常を取り戻していたんだ。
けど、東日本大震災のときは自粛モードだった。
その経験が生かされていますね、今回の能登地震。
もちろん、まだまだの部分はあるけれど。
ちょうど能登地震の後にこの本を読めたのも何かの縁、かな。