倒れるときは前のめり

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 2082
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036433

感想・レビュー・書評

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  • 有川さんの人柄が垣間見える気がしたエッセイでした。ストレートで毒もちょっぴり。誤解を恐れず言うことは言う。大きく同意すること多数。私が好きな作家さんを有川さんが褒めると嬉しくなるし、再読したいな…と思えます。文庫本、ハードカバー、本屋さん、映像化。本を読むようになって分かってきた事はまだまだ一般ではないんだと思い知りました。甘いのが苦手なので読んでない作品も多い有川さん。これを読んだからといってそれらを読む気にはどうしてもなれませんが…でも、なるべく児玉さんのように公平な読者でありたい、とは思います。

  • 有川浩の、初エッセイ集。
    彼女の作品は、高校生のころ周りでもすごく流行っていてみんなよく読んでいました。
    最近めっきり読まなくなってしまったので…エッセイならどうかしらと。
    図書館戦争にどハマりして、植物図鑑の樹が格好良すぎてほぼ恋しかけていた頃がなつかしい。

    甘々な恋愛のイメージが強いので、勝手にご本人にもそういう先入観を抱いていたのですが、まさかこんな男前な姉御だったとは!
    ライトノベル愛、郷土愛のある素敵な方だなぁと思いました。
    同じような内容が何度もでてくるのは、もうちょっと編集どうにかならんもんかねと思いますが、その分彼女の人となりが存分伝わりました。

    小説も収録されていてお得。
    やっぱり有川浩の描く恋愛には未だにキュンキュンさせられてしまって、ある意味ひと安心。

  • 有川浩さんの小説は図書館戦争から読み始め、その前に出た作品に戻って読み
    その後は出たら早いうちにゲットして読んでます。

    今回はエッセイ集。

    過去に新聞などに掲載されたエッセイをまとめたもので、現在のコメントがついてます。

    有川さん自身の作品のこと、その他の本の話、映画の話、
    阪神淡路大震災の被災者として感じる東日本大震災のこと、
    地元・高知のこと、など

    有川さん、かっこいい! 男らしい!(女性ですけれど)
    有川さんのファンと言ったら恥ずかしいことなんですか? ダメですか?


    特別収録の短編 「ゆず、香る」は、以前 入浴剤とセットで売られていて
    薄っぺらい冊子で読みましたが、ちゃんとした本になってよかったです。

    「彼の本棚」は初めて読みました。放置しないで、続きを是非お願いします!



    ちょっと気になったのは、同じ話題で別の新聞等に掲載しているやつもあるので
    それ、さっき読んだ、というのが度々登場するのは、
    なんとかならないのだろうか、と思ったりしました。
    書き下ろしでないから仕方ないのでしょうけれども。

  • 有川浩さんの初エッセイ。
    小説からもわかりますが、まっすぐで強い人だなあと改めて思いました。
    長年のものをまとめているので、ボリュームはしっかり。各話に、有川さんのコメントがついている。

  • ガマンしきれず、『ゆず、香る』を先に読んでしまいました。不覚にも泣いてしました!
    本編を3分の2程読んだところです。
    本や映画の紹介の時はそうそう!それ、観そこなってるヤツだ!と何度も思い出させてもらってる状況です。
    あと、時々新井素子さんについて書いてあるのですが、新井素子さんの小説で育ったと自負している私は、嬉しくてニヤニヤしながら読んでます。
    色んな所に書かれたエッセイをいっぺんにまとめて読めるなんて、たいへんお得で有難い1冊です。

  • 購入してさっそく読み始めちゃった‼あっという間に読了です♪故郷高知県への愛が溢れていて有川さんの人となりがとっても素敵でますますこの先も有川さんの本を読んでいけることが楽しみになりました。『お天道さまの言葉』の中の、「どんな物事に思いを馳せるときも、向き合うべきは自分自身だということ」にガツンと心を持っていかれました。

  • エッセイ集だったので、サクサク読めたわけじゃないけど、あぁ、有川さんだ…と思う話のオンパレードだった。各本の解説なんかもあって、今まで読んだ本を思い出してもう一回読みたい!と思った。
    本人は弱い、とよくおっしゃるが、簡単には曲げられない信念のようなものを随所に感じて、かっこいいなぁ…と思った。

  • 有川浩さんの初のエッセイ集。共感出来ることが多くて。分かる、分かると頷いてました。私も本を読むと頭痛がした人でしたが、ライトノベルの作品で本の面白さを知って、今は何でも読める人になりました。文庫化のタイミングの件も持ち運びにも良いし、安いので待てば良いのですが、私は読みたくなったら待てないし、高いなと悩みつつ自分へのご褒美と称して買っちゃう人。それが出版の未来投資になるなら良いことしたんだと思い毎月は厳しいですが、たまに購入したいと思います。あと、トイレの偏差値は大事です。

  • 振り返って一言を読む度、何年も前の話なのに根は全く変わらない様に感じて彼女の芯の強さを実感した。
    実際には分からないが、このエッセイから伝わる想いの強さだからこそ様々な名作を残せたのではないだろうか。
    ゆずの話は田舎から上京した者なら、一度は体験した事がありそうな話だと凄く共感した。

  • 被災地以外の人の自粛は災害復興のためにならないことは
    考えればわかることだったはずなのに
    当時はまず考えるところまでいかずに
    雰囲気に流されてたなと。
    反省します。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

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