後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1200
感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051986

感想・レビュー・書評

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  • 追っ手から逃れるため女装して後宮に入り込む、という設定がちょっと無理がある・・・と思いつつ読んだ。
    設定がわりと作り込まれているようで、そこは面白かった。

  • 男子の中に女子が〜よりも見た目を装うのが大変そうだなと考えながら読み始めました。
    自分の知恵と他人への思いやりで生き延びていこうとする姿が印象的でした。
    個人的には玄月が好みだなぁ。

  • 「後宮小説」を何度も読んだ私は絶対好きなお話。
    知恵で生き抜く活路を見出すストーリーは好き。続きが楽しみ。

  • 中国の後宮設定は多いが、命からがら逃げたおぼっちゃまが主人公っていうのは珍しい。
    その設定が故に最初はなかなか読み進められなかったが後半ぐっと入り込めた。

    2020.1.1
    1

  •  続きを読みたい!

  • 同じものに対して複数の読みがあったりちょっと混乱はしたけれど、面白い。
    はなしは次々読めるので、中華風ファンタジーが好きなひとにはおすすめかも。

  • ライトノベルのようで決してライトではない.古代中国を匂わせる,作り込まれた国家システムの中で,病弱だが才に秀でた一族の生き残りの少年の命を賭けた成長が,温かな筆致で描かれる.確かに人気になる訳だと納得する読後感が味わえる.

  • 中華風ファンタジー。前々からおすすめされていたシリーズ。金椛国では皇后に選ばれると、その一族が族滅になるという法律のある国。まあ、中華らしいといえばらしいが、皇后を排出した一族は要職につけない法とかでも良さそうなものを、族滅ってなぁ。ともかく、族滅指定の星一族の病弱な息子がうまく逃れて、女官に化けて後宮で活躍するという、ファンタジー。しゃばけの若旦那を彷彿とはさせるが、宦官と女装の少年という所謂王道ながらバランスよくまとまっている。

  • シリーズ第1巻ということで程々にまとまりつつこの先の展開の示唆がある感じかと思いきや、ガッツリ「次巻へ続く」感じだったので驚いた。
    「後宮」編?が3巻目までらしいので、そこはちゃんと区切れてるのかな…?ここまで読んでしまったからには結びまで見届けたいと思いつつ、ここまでの展開としてはあまりグッとくるようなものがなかったのでちょっと迷う。
    (追記)
    キャラクターについて、ラノベでよくある「女装少年」ながらあまりネタっぽくなりすぎず、女装した遊圭をおちょくるような人もいなかったので格好よさと真面目さが保たれていてよかった。遊圭たちの成長や玄月の内に秘めたものなどは今後に期待。

  • ライトノベル的でありがなら重厚な歴史ファンタジーで楽しめました。中国(漢)を彷彿とさせる金椛国で、一族滅亡から難を逃れた病弱な少年星遊圭が後宮に紛れ込み、内部で起こる様々な出来事を解決しながら成長していく物語です。謀略渦巻く伏魔殿で、貴族のボンボンとして育った遊圭が次第に男らしく逞しくなっていく姿が頼もしい。明々や胡人のシーリーンなど、魅力的なキャラクターたちも秀逸です。帯に書かれた設定からもっと耽美な物語を想像していましたが、耽美皆無(笑)。寧ろ『テンペスト(池上永一)』を連想します。

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著者プロフィール

1966年島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー。著作に「座敷わらしとシェアハウス」「金椛国春秋」「親王殿下のパティシエール」シリーズ、『狩猟家族』『蒼天の王土』『マッサゲタイの戦女王』『霊獣記 獲麟の書(上・下)』がある。

「2023年 『蒼天の王土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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