女生徒 (角川文庫クラシックス た 1-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 863
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099025

感想・レビュー・書評

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  • 女性の一人称で書かれている短編集。内面のせめぎ合いの描写がとりとめないようでいてリアル

  • 女生徒、やばい。

    最初から最後まで共感しまくりだった。
    太宰は私の事知ってるの?太宰はなんでそんなに私の事がわかるの?
    でもこれはきっと、この年代の人が読めばみんな共感するお話なんだろう。
    てことは、みんなみんな同じようなことで悩んでるんだってこと。
    私が悩んで悩んで落ち込んで、何で私ばかり、何で誰もわかってくれないんだ、とか言っても、
    それはみんなおなじ。皆悩んでるんだろう。
    これに気づいて、なんだか笑えた。


    太宰は偉大だなぁ。

    文章も綺麗で率直で、すてき。

  • 『葉桜と魔笛』が、太宰治の作品のなかで一番好きな話だったのですが、こうして短編集を読むと、太宰治の書く女性の視点の話がたまらく好きなのだということがわかりました。太宰と一緒に身をなげたくなります。

  • 女性の考え方、女の子の気持ち。なんでこんなにわかるんだろう。凄すぎる。

  • 全作品女性視点からの短編集。
    他の方のレビューにもある通り、女性の心象描写が抜きん出てうまいと思いました。
    女以上に女を知ってるんじゃないかなとも思いました。

  • 太宰の作品で1番好き

  • 2008.10.18読了。

  • 「女生徒」「駆け込み訴え」が好き。

  • なんで、ここまで女性の気持ちに成り切れるのか…!!

  • ぐおおお女生徒大好きだ。太宰様の文章は本当に可愛くて素敵。どうしてこんなに女の人の考えてることがわかるんだろう。こんなふうに考えたことあるなあって思いながら読んだ。聖書です。ぜひ欲しい。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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