星やどりの声

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1947
感想 : 330
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100356

感想・レビュー・書評

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  • 4.0登場人物が、父の不在を通して結ばれていく、絆を取り戻していく物語。細かい機微を表現するのが本当にうまいと思う。破綻するのも家族なら、やり直せるのも家族。

  • 朝井リョウさんの作品は3作目ですが、今のところ一番気に入りました。

    早くに父親を亡くした仲のよい六人兄弟の、それぞれの立場からの家族との関わりを描いていて、特に三男の編は泣けました。

    切なさもありますが、爽やかな読後感です。

  • 兄弟1人ずつ章ごとにスポットをあてて、それぞれ父の死や家族の変化を乗り越えていく。そりゃ私も良かったねーと思うよ。思うけど、根本的に4年程前の父の死を引きずり過ぎてるように感じてしまった。私はひねくれた人間なのかもしれない。。

  • 6人兄弟それぞれの視点から描いたそれぞれの成長と家族の話。
    優しい気持ちになれる話でした。
    喫茶店、行ってみたいなぁ。

  • 2020/9/14

    913.6||アサ (3階日本の小説類)

    亡くなった父が残したものは、喫茶店、星型の天窓、絆、そして、奇跡。
    三男三女母ひとりの早坂家は、純喫茶「星やどり」を営んでいた。 ささやかな一家が出会う、ひと夏の奇跡。
    家族が“家族を卒業する”とき、父の残した奇跡が降り注ぐ…。

    兄弟6人別々の目線から家族をとらえ、
    最後にひとつにまとまる物語。

  • 大家族っていいなーと思ってしまう。実際こんだけ大家族だと大変だろうけど(^◇^;)

  • 朝井リョウのエッセイがおもしろかったから、おすすめされた小説を。
    なんであんなにひねくれてる人がこんな綺麗なストーリーをかけるのか、不思議に思ったというのが正直な感想です。

    父と母はほとんど登場しないのに、6人兄弟のエピソードから人となりがわかる。琴美に一番共感した。長女だから弟妹たちの前で頑張っちゃうのすごくわかる。
    ぜひ星やどりのビーフシチュー食べてみたい。

  • 旅先で読もうと思ってえらんだ一冊♪
    著者が大学生最後の年に書いたそうです^ ^みずみずしい文章で、すっと読めました。

  • 若いなあ。青春だなぁ。という感じでした。
    朝井リョウの作品は、何者、世にも奇妙な君物語しか読んだことないけど、全然違った感じだった。
    でも、10代とか20代の登場人物が多いのは共通してるかな。

  • 読み終わった後、心がポッと温かくなる感じ。
    それぞれ 違う人生を生きていく中で、大切な部分で繋がっている。

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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