ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041127414

感想・レビュー・書評

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  • あっけにとられた。歴史に残る極悪人じゃないだろうか。

  • 謎解きに事件は必要だけど、犠牲者が多過ぎる。

  • 杉浦李奈の推論第五弾。日本小説家協会の懇親会会場が火災に巻き込まれ、小説家、編集者などの出版業界の人々が亡くなり、生き残ったのはたった2人。犯人は信頼できない語り手がトラップかもしれないと思いながら最後の方までからくりに気づけなかった。警察を信用できないと思ってから情報を仕入れることもできず、今回は信用できる兄、友人もいなく、周り道をしてしまった感じだった。人気作家櫻木沙佑里とは前回から絆ができ、今回から鑑定士の凛田莉子も登場してきた。鑑定士の方はまだ読んでいないのだが読んでみようかな。

  • 気持ちよく騙されることには定評があります
    読んでいない巻で大作家と友達になったらし
    い、いつの間にか凛田莉子(小笠原と結婚済)
    も登場させるし、会話中であるが特級添乗員
    まで出てくるので楽しい(*´▽`*)

    ・・・ラスト、ひっくり返る

  • 5作目なのに冒頭からぐいぐい引き込まれました。今回はいつもの作家友達ではなく、3作目との絡みで進んでいったのもまた違った感じで良かった。主人公の推論に対する迷いや怖れ、それでも信念を突き通すべきだと己を奮い立たせる姿が今まで以上に迫ってきました。
    スマホが作中でとても自然に使われていることや、業界の話の分かりやすさには作者の力量を感じずにはいられません。フィクションなのに、リアリティがすごい。

  • 莉子がでてきたのは嬉しかったし、内容は楽しめた。でも、事件が大きすぎて最後いい感じに終わられても…って感じでモヤモヤが残る。

  • 「信頼できない語り手」という副題ですが、本来の意味とはちょっと違うものですね
    言ってしまえば、嘘つきは誰だです

    本巻では、3巻の登場人物と親交を深め、万能鑑定士が登場します(これも著者の得意技)
    話を聞く人物と都合よく知り合えていくのは、ご愛嬌

    ミステリーとしては割と正統な感じですが、「出版業界の事情」を知らないと絶対に解けないトリックです

  • 今回は小笠原(凜田)莉子が出ており、それだけでも嬉しくなってしまいます。実は、紗崎玲奈もちょっとだけ出ており、松岡圭祐さんのシリーズを読み漁っている私としてはとても面白かったです。当然、本筋の内容もシリーズで一番面白かったです。主人公(杉浦李奈)の作家としての立場での葛藤を持ちつつも、謎を解き明かし、真実に迫る場面は本当に読み応えがありました。さらなる主人公の成長と他のシリーズの美少女との絡みを楽しみに、次巻を早く読みたくなりました。

  • ここまでの大量殺人には流石に辟易してしまいました。莉子さんのママさん振りには、思わずヤバいムラムラを感じてしまいました。すいません。個人には、名作物語に関わった謎解きの方が好きです。

  • そんな理由でずいぶん多くの人が亡くなったのか…
    凜田莉子が登場したのでいいけど…

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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