人生を救え! (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043777020

感想・レビュー・書評

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  • 前半は町田康さんの人生相談。
    これが想像したよりずっと素晴らしかった。
    感動してしまった回答がいくつかあった。
    優しいんだよなぁ。
    そして相談者に下手な感情移入をしてないから全く違う角度から有益な分析がなされているのだと思う。
    もっと読みたいくらいだ。

    後半は町田さんといしいしんじさんとの対談。
    こちらは散歩中というとこもあり、まったり。
    対談はもう1冊あるようなので、そっちも読みたい。

  • 友人から借りてそのままになっていた本書。
    前半のお悩み相談コーナー、後半の対談コーナーともに、9割がたふざけているように思うのだけど、
    1割くらい真理をついた発言があり、
    はあなるほど、そう考えることもできるか。と納得させられた。
    物の見方を変えたい時、心を軽くしたい時に読みたい一冊。

  • 人の悩みって興味があって読んでみた。こういうことで悩むんだとか、他人の悩みそのものが興味深かった。そういうものを読んでいくうちに、自分の悩みも大したことがないように思えたり、それだけで読む価値があった。

  • お二人とも好きな作家ですが、交流があったことは知りませんでした。作風は全然違うのに、えらく意気投合してるのがむしろ不思議なくらい。パンクロッカーの町田氏はともかく、いしい氏は童話的な作品のイメージが強かったので、良い意味で裏切られました(笑)

  • 「好きな俳優さんに会いたい」「お隣がうるさい」など
    あまり深刻ではなさそうな悩みを、
    無理矢理自分の土俵に持って来て、わざとズラした角度からの回答。
    う~ん、さすが町田康。やりよるな~。
    やっぱ好きだ、この人の曲がりくねった思考回路。

    でも彼にしてはわりとちゃんとした回答ではないかと思ったら
    朝日新聞日曜版に連載されていたそうだ。
    そりゃそうだと納得。
    しっちゃかめっちゃかにふざけた回答って訳にはいかんわな~。
    おとなしめですが、町田節がお好きな方はぜひどうぞ。

  • バサーとふな師。

    こいぬの竹登り。
    鯉の滝登り。

  • 二人の黄金タッグによる
    人生相談です。
    寄せられた悩みについて順番に答えていきます。
    しょうもない悩みもあります。
    二人の絶妙な返しが秀逸です。
    笑いたいときに。

  • 人の悩みについて町田さんが答えている。
    悩みは人それぞれ色々ある物だなー。

  • 最後の方の街を歩きながらの2人のやりとりがいい。

  • みんな悩んでんだなー。さまざまな事において、本当に人間というのは。
    中には、おいおい、その相談くだらないでしょ?と思うのも結構あって。でも、町田さんは真摯にお答えなさる。
    それがまた深い話だったり、えーーーー?!そんな回答ですか?!みたいなのもあったり。
    読んでいると、どっちにしても、とにかく悩む事自体が滑稽なんだと思えてくる。
    最終的には、なんか、どんと構えておきまひょっと、おっきな気持ちになれてしまう問答集。
    あとがきにも、胸つく話があり、良品です。といいつつ、対談のほうは走り読みしてしまいました。

  • 比較的、人間はくだらないことに悩んでるんだなぁと感じてしまった。
    「美人なのにふられる」とか「ネコがいなくなった(しかも他人のネコ)」、「Hもののはんらん」とか。
    相談者はきっと?真剣に悩んでいるんだろうけれど、えええええええって思っちゃう相談もあった。
    町田さんはそれに真剣なのかフザけているのか、という感じで答えている。
    でも、なんだかその回答は、まとまっていて面白くて、しっかり読みたくなっちゃうのさ。はは。
    対談のほうは、つまらなくなって読むのやめました、すいません。

  • 081111(a 081115)
    081202(n 090203)
    081202(n 090210)

  • お台場。ゆりかもめ。
    こういう客観的な視点を身につけたいよ。

  • てきとーすぎる回答なのに、そっかなって思っちゃう

  • 爽快な気分になれる本。
    対話しながら街を歩くという形式が
    いい。

  • 人が抱える悩みを手当たり次第に掘り下げた本ですな。前半は町田康による人生相談。後半は街を歩きながらの対談(雑談)になっておりますな。
    人生相談の部は、回答に困りそうな問いかけに対しても、町田節が爽快に炸裂し非常に読み応えがあり、モノによっては得るものが多いかもしれず、素直に楽しめました。
    んが、後半の対談が、ちと哲学的な会話になっているというか、聞く人の心持によっては頭に入ってこない内容の会話というか、正直ダレました。前半だけで十分だった。にょし。

  • 前半は町田康が答える人生相談。後半は私が敬愛してやまないお2人、町田康といしいしんじの対談。<Br>お悩みにたいする町田康の回答はムチャクチャなようでいて、とっても納得のいく、彼の一貫した心意気を感じるものだった。<Br>後半の対談は、いしいしんじさんが想像していた人と違ってがっかりーだけどこれは本当のいしいさんの姿ではなく、町田康のペースに飲まれてしまっているだけだと信じたい。

  • なんと町田さんに人生相談とは。。ぜんぜん相談の答えになってへん!そこがええねんけど。おもろ。

  • そもそもこの人に人生相談するほうが間違ってます。
    一見もっともらしいことなのに超アナーキーなご意見を教授してくださいます。

    思いっきり笑いたい方はどうぞ

  • 町田康に、相談したい。

著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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