鴨川ホルモー (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 1384
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939015

作品紹介・あらすじ

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。

感想・レビュー・書評

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  • 京都住まいには堪らない地名が出てくる。
    これからどうやって京都の町を歩けと言うのか。鴨川でたむろする学生らを、偏見無しに眺めることは不可能になった。

    ホルモーとは。結局のところは不明である。いや、知る必要もないか。それで良いのかもしれない。

    ホルモーに纏わる学生たちのサークル活動。万城目学の世界観っておもしろい。

    読了。

  • 謎の儀式『ホルモー』。まるで、本当に実在するかのような『ホルモー』。京都で10人ずつが向かい合っていたら、きっとそれは『ホルモー』。
    かなり笑えて、一見馬鹿らしいような事に真面目に打ち込んでいる大学生達のお話。青春だなぁ…(ちょっと違う!?笑)
    ♪レエナウーン、レナウン、レナウン~

  • 『ドライブウエイに春が来りゃ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ!!』 何、この本!斬新すぎる。何度大爆笑しただろうか。馬鹿げていて、とても面白かったー。京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス、立命館大学白虎隊、京都大学青竜会の4つのサークルで争われているホルモー。最初、焼肉ホルモンの大食い競争かと思いきや全然違う。また、隠れキャラの楠木ふみ、なんて魅力的なんだ!ホンワカ系の天然ちゃん。妻とは対極的な性格ですが、だからなのかなぁ、大好き!!

  • おもしろかったー!!

    個性的なキャラクターに、京都を舞台に不可思議なサークル活動!「ホルモー」とは?
    「ホルモー」の設定がおもしろいし、大学生のサークルということで色恋沙汰も絡んできちゃうところがこれまたよかったです。
    高村のキャラが最高です。もはや愛しい。

    独特の文章が最初は不安でしたが、小気味よく、妙にツボに入ってくる感じでおもしろかったです。

    続編が早く読みたいし、映画も観たいです!

    本当にありそう、と思わせる万城目さんの描き方の秀逸さと、不思議なことが起きても不思議じゃないという京都の底知れなさ…。
    京都に行きたくなりました。

  • 二浪して京都大学に入学した安倍は、
    意気投合した同じ新入生高村と共に
    新歓コンパで一目惚れした早良京子目当てで(正確には早良京子の『鼻』に惹かれて笑)
    京大青龍会という謎のサークルに入部する。やがて安倍たちは、
    京都を舞台に
    鬼や式神を使って大学対抗で争う
    伝統ある競技『ホルモー』で戦うために集められたことを知らされるのだが…。


    謎の競技『ホルモー』にかける
    京都の大学生たちの
    恋と青春を描いた
    奇想天外なストーリーです(笑)(^O^)



    いやぁ〜一気読みで
    かなり笑わせてもらいました(^O^)


    謎の競技ホルモーに関しては
    正直『う〜む…』と首を傾げながら読んでたけど(苦笑)
    後半に連れて
    胸キュン度が一気に増す恋愛模様のほうは
    学生時代を思い出しながら
    爽快な読後感に
    しばし浸ってしまいました♪


    それにしてもコレがデビュー作とは思えないほど発想が斬新だし、荒唐無稽な話を
    『ありえね〜』と思いながらも
    『ホルモー』の意味を知りたい読者を
    飽きさせることなく
    最後まで引っ張っていく力量も新人離れしてます。
    (レナウン娘の件には爆笑!)


    さだまさしの大ファンで鼻フェチの主人公の安倍、

    壊滅的なファッションセンスと
    ちょんまげがトレードマークの帰国子女の高村、

    落ち着いた雰囲気の美人だが
    恋愛に関しては
    したたかな早良京子、

    仕切り屋の
    スポーツマン系イケメンの芦屋、

    大木凡人のような流行遅れの髪型と
    デカ眼鏡から『凡ちゃん』と呼ばれる
    無口な女の子、楠木ふみ

    など
    個性豊かなキャラ
    一人一人の性格描写が
    抜群に上手い。


    その中でもピカイチは無愛想な女の子
    『凡ちゃん』(笑)


    いい味出してます♪


    誰から見てもその容姿に惹き付けられる美人タイプより、
    普段は地味でおとなしいけど
    メガネ外して髪下ろしたら
    実はダイヤの原石だったというような(笑)
    何かひとつ光るものがあるような子に
    自分も惹かれます(笑)


    京都を舞台にした小説というと
    どうしても森見登美彦と比べてしまうけど、こちらのほうが
    よりマイルドで読みやすいかな。


    同じ関西なんで
    知ってる地名も沢山出てきたし
    京都に修学旅行に来た気分に浸れます(笑)


    片想いの男のアホさ加減に笑って
    想いをひた隠す女心にキュンとして
    ラストは爽やかな余韻に包まれる青春小説です♪

  • 面白かったです。なんとなく主人公の設定が森見登美彦作品に似てるような…京大生が京大生を書くとこうなるのか…わからんでもないけど…

  • 若者が自らの心の殻を破り、仲間を信じ、戦い、成長する青春物語である、と単純に表せないところが本書の魅力だ。奇妙かつ、なかなかにユーモラスで、可愛らしくもあるが、恐ろしい一面も秘めるオニが戦う「ホルモー」という戦(?)を巡りストーリーが展開される。うじうじした大学生あり、キャラの濃い友人あり、いけ好かない野郎や恋愛トラブルあり、それがホルモーを軸に面白おかしく物語としてまとまっている。ようこんなもん一冊の本にできるわ…と良い意味で作者の空想力、構成力に感嘆する。これでもかというくらいにマキメワールド全開である。
    ホルモーの戦闘や、最終戦での主人公チームの登場人物の心の動きには熱くなるモノがある。

  • 友人から借りて読了。
    初めての万城目学さんでしたがとても読みやすく面白かったです!

    舞台は京都。葵祭の帰り道にふと渡された一枚のビラから始まる恋と青春と、、合戦?最高にハマった一冊でした。
    サークルから始まる青春ドラマかと思いながら読んでいたら急に式神だとか鬼だとかが出てきていきなりファンタジーに突入し唖然としてしまいました。
    けれどぶっ飛んだ幻想ではなく、実は私が見えないだけで今もどこかで京都の街中を彼らは跋扈しているんではないかと思わせてくれるリアルさ。
    京都は一度しか行ったことがないので多々地名が出てきてもぼんやりとしか思い浮かばないのですが、それがつまらないわけではなく、むしろ本書を片手に散策してホルモォォォオオオ!と叫びたくなります。

    ばかばかしくて面白い。まさにこの一言がお似合いで、吉田神社での儀式はこちらまで緊張していたのにイェイイェイでぶはっと派手にお茶を吹きました。
    かと思えば鴨川十七条ホルモーは本格的なホルモー戦でまるで私まで参加しているかのようなハラハラ感。
    青春だけでなく、最後にはちょっぴし甘い恋愛要素もありお腹いっぱいに楽しませてもらいました。
    「鴨川ホルモー」をお勧めしてくれて尚且つ貸してくれた友人に感謝です。
    こんなに楽しい本と出会わせてくれてありがとう!
    友人がもう何度も読み返してるというのもよく分かる気がします。
    私も本屋さんへ行った日には即購入しまたいつでも読めるように本棚の手前に置くことでしょう!

  • テンポが良くて、読んでいて小気味好い感じ。難読熟語なんかもしばしば出てくる割に嫌味でもなくわかりにくくもない。
    ストーリーはなんだかあっさり終わったなあ。もう少し読みたかったな、と思ったけど、そこが良い。あらためて思い返してみるとこれはホルモーを軸に巻き起こる学生の青春物語なんだと気付く。

  • クセ強め〜
    で途中疲れかけたけどクセになる感じ、かもしれない。中二な感じが良い。(失礼)

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年にボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。ほかの小説作品に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『偉大なる、しゅららぼん』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『バベル九朔』『パーマネント神喜劇』など、エッセイ作品に『べらぼうくん』などがある。

「2021年 『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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