鴨川ホルモー (角川文庫)

著者 : 万城目学
  • 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
3.88
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  • レビュー :1248
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939015

作品紹介

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。

鴨川ホルモー (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 謎の儀式『ホルモー』。まるで、本当に実在するかのような『ホルモー』。京都で10人ずつが向かい合っていたら、きっとそれは『ホルモー』。
    かなり笑えて、一見馬鹿らしいような事に真面目に打ち込んでいる大学生達のお話。青春だなぁ…(ちょっと違う!?笑)
    ♪レエナウーン、レナウン、レナウン~

  • おもしろかったー!!

    個性的なキャラクターに、京都を舞台に不可思議なサークル活動!「ホルモー」とは?
    「ホルモー」の設定がおもしろいし、大学生のサークルということで色恋沙汰も絡んできちゃうところがこれまたよかったです。
    高村のキャラが最高です。もはや愛しい。

    独特の文章が最初は不安でしたが、小気味よく、妙にツボに入ってくる感じでおもしろかったです。

    続編が早く読みたいし、映画も観たいです!

    本当にありそう、と思わせる万城目さんの描き方の秀逸さと、不思議なことが起きても不思議じゃないという京都の底知れなさ…。
    京都に行きたくなりました。

  • 二浪して京都大学に入学した安倍は、
    意気投合した同じ新入生高村と共に
    新歓コンパで一目惚れした早良京子目当てで(正確には早良京子の『鼻』に惹かれて笑)
    京大青龍会という謎のサークルに入部する。やがて安倍たちは、
    京都を舞台に
    鬼や式神を使って大学対抗で争う
    伝統ある競技『ホルモー』で戦うために集められたことを知らされるのだが…。


    謎の競技『ホルモー』にかける
    京都の大学生たちの
    恋と青春を描いた
    奇想天外なストーリーです(笑)(^O^)



    いやぁ〜一気読みで
    かなり笑わせてもらいました(^O^)


    謎の競技ホルモーに関しては
    正直『う〜む…』と首を傾げながら読んでたけど(苦笑)
    後半に連れて
    胸キュン度が一気に増す恋愛模様のほうは
    学生時代を思い出しながら
    爽快な読後感に
    しばし浸ってしまいました♪


    それにしてもコレがデビュー作とは思えないほど発想が斬新だし、荒唐無稽な話を
    『ありえね〜』と思いながらも
    『ホルモー』の意味を知りたい読者を
    飽きさせることなく
    最後まで引っ張っていく力量も新人離れしてます。
    (レナウン娘の件には爆笑!)


    さだまさしの大ファンで鼻フェチの主人公の安倍、

    壊滅的なファッションセンスと
    ちょんまげがトレードマークの帰国子女の高村、

    落ち着いた雰囲気の美人だが
    恋愛に関しては
    したたかな早良京子、

    仕切り屋の
    スポーツマン系イケメンの芦屋、

    大木凡人のような流行遅れの髪型と
    デカ眼鏡から『凡ちゃん』と呼ばれる
    無口な女の子、楠木ふみ

    など
    個性豊かなキャラ
    一人一人の性格描写が
    抜群に上手い。


    その中でもピカイチは無愛想な女の子
    『凡ちゃん』(笑)


    いい味出してます♪


    誰から見てもその容姿に惹き付けられる美人タイプより、
    普段は地味でおとなしいけど
    メガネ外して髪下ろしたら
    実はダイヤの原石だったというような(笑)
    何かひとつ光るものがあるような子に
    自分も惹かれます(笑)


    京都を舞台にした小説というと
    どうしても森見登美彦と比べてしまうけど、こちらのほうが
    よりマイルドで読みやすいかな。


    同じ関西なんで
    知ってる地名も沢山出てきたし
    京都に修学旅行に来た気分に浸れます(笑)


    片想いの男のアホさ加減に笑って
    想いをひた隠す女心にキュンとして
    ラストは爽やかな余韻に包まれる青春小説です♪

  • 友人から借りて読了。
    初めての万城目学さんでしたがとても読みやすく面白かったです!

    舞台は京都。葵祭の帰り道にふと渡された一枚のビラから始まる恋と青春と、、合戦?最高にハマった一冊でした。
    サークルから始まる青春ドラマかと思いながら読んでいたら急に式神だとか鬼だとかが出てきていきなりファンタジーに突入し唖然としてしまいました。
    けれどぶっ飛んだ幻想ではなく、実は私が見えないだけで今もどこかで京都の街中を彼らは跋扈しているんではないかと思わせてくれるリアルさ。
    京都は一度しか行ったことがないので多々地名が出てきてもぼんやりとしか思い浮かばないのですが、それがつまらないわけではなく、むしろ本書を片手に散策してホルモォォォオオオ!と叫びたくなります。

    ばかばかしくて面白い。まさにこの一言がお似合いで、吉田神社での儀式はこちらまで緊張していたのにイェイイェイでぶはっと派手にお茶を吹きました。
    かと思えば鴨川十七条ホルモーは本格的なホルモー戦でまるで私まで参加しているかのようなハラハラ感。
    青春だけでなく、最後にはちょっぴし甘い恋愛要素もありお腹いっぱいに楽しませてもらいました。
    「鴨川ホルモー」をお勧めしてくれて尚且つ貸してくれた友人に感謝です。
    こんなに楽しい本と出会わせてくれてありがとう!
    友人がもう何度も読み返してるというのもよく分かる気がします。
    私も本屋さんへ行った日には即購入しまたいつでも読めるように本棚の手前に置くことでしょう!

  • タイトルを見た時に、「なんかバカっぽいな・・・」と思いつつ、ずっと気になっていた本。
    (確か、”鹿男あをによし”の解説が児玉清さんで、その中でこの本を絶賛していた記憶があり、それも気にかかった一因でした。)

    読んだ結果は、

    やっぱり、バカっぽい。
    でも、ずるずると(?)物語に引き込まれ、あっと言う間に読み終えてしまいました。読後はすごくスカッとしました。

    (なんとなく)人に奨めるには躊躇いがあるけれど、でも読んで話を共有したいという気持ちが残る・・・、そんな変な、もとい、不思議な本です。
    全然違うはずなのに、何故か本の印象が四畳半神話体系とかぶってしま
    いました。
    万城目学さんと森見登美彦さんはもしかして同一人物では?と邪推が
    払いのけられませんでした・・・。(どうやらお二人は知己らしい・・・)

    ※「凡ちゃん」、かっこいいです・・・。

  • 実は私、万城目学さんという作家さんを知りませんでした。
    「万城目」をなんとよんでいいのかわからず、「まんしろめ」「まんじょうもく」????などと冗談のようですが本気で悩んだ末、「まきめ」と読むと知って驚いた次第です。
    それぐらいこの作家さんのことを知らなかった私が万城目さんを知ったのは有川浩さんがブクログのインタビューで、最近いいなと思った作品に万城目さんの「偉大なる、しゅららぽん」を挙げられていたから。

    が!その万城目さんのデビュー作のタイトルが【鴨川ホルモー】と知って、「ホルモー?って何?」と正直、ちょっと引いてしまったのです(笑)
    でも、読まないうちに引いてしまうのはルール違反(?)と思い直し、【鴨川ホルモー】ってどうなの?と恐る恐る読み始めることになったのです。

    が…、読み始めたら止まらなくなって一気読みしてしまいました。
    読み終えた感想を一言でいうと、「なんかようわからん!」です。
    そう、「なんかようわからん」けど「おもしろい!」のです。
    金原瑞人さんが文庫本の解説で「すっごくおもしろいんだけど、これをおもしろいと思う自分って変?」と書かれていました。
    そう、私もほんとにそう思いました。
    なんかわけわからんけどおもしろい。このわけのわからんものをおもしろいと思う自分がやっぱり変?と思ってしまいました。

    どちらかと言うと、ありえへん設定の小説ってあまり好きではないのですが、それがこの【鴨川ホルモー】に関してはあてはまらないのです。
    何がどうなっても、絶対にありえへん設定なんだけど、読んでいると「画」が浮かんでくるのです。
    そして、その光景に吹き出したりして…。
    すっぽり【鴨川ホルモー】の世界に落ちてしまいました。
    これはもう、映画【鴨川ホルモー】も絶対観てやる~!と鼻息が荒くなっています(笑)。

  • 万城目ファンである私も早速、読んだ。
    感想どころの話ではない作品であった。
    書評に書いてあったが・・・
    まさしく
    不協和音・意味不明・絶対あり得ない!

    そんな万城目ワールドにまたまたどっぷり浸かり込んでしまった。

    オススメです!

  • 鴨川でだらだらしたくなる本。

  • いやー!面白かったー‼
    単純なエンタメ小説、漫画を活字に起こしたみたいな。言葉遣いも絶妙に笑わせてくれる。何度吹き出したことか‼
    たまにはこういうジャンルをはさんで、息抜きするのもいいですね。本読みであればあるほど必要です。
    鹿男より面白かった。

  • デビュー作をようやく読めた。京都を舞台にした小説ということで、どうしても森見登美彦氏を思い出さずにはいられなかった。しかし、京大青竜会と俺目線で語られる恋愛模様を読むにつけ、自分の若かりし頃と”俺”を重ねて読んでいた。一目惚れで告白もできずにいる主人公。恋破れ九日間の物忌みに入った彼を私は笑えなかった。凡ちゃんの告白も、意外と納得が50:50だった。青春グラフティだな~

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