- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281069
作品紹介・あらすじ
前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。彼女の頭脳は学園の難事件を次々解決してゆくが、ある日ヴィクトリカと一弥は豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。やがて彼ら自身に危機が迫ったとき、ヴィクトリカは-!?直木賞作家が贈る、キュートでダークなミステリ・シリーズ。
感想・レビュー・書評
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映像化を意識した登場人物なのは分かるけど、一部の人物はあまりにも鼻につく感じで好きになれなかった。
主人公の2人の掛け合いについても、もう少しTPOをわきまえてやれば良かったとも思う。正直、ウリのはずな掛け合いがドスベリして、その状況をぶち壊している場面もあった。
続編があったら読むかというと、ちょっとどうかなという感じ。 -
『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。
表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてるそうで、「まるで老人のようなしわがれて低い声」と記されているヴィクトリカの声も聞いてみたい気もする。不思議な魅力のある作品。 -
歴史的に「占い師」は歴代の帝王などが重宝した人材なのかもしれない。頂点に立つ人物ほど孤独で猜疑心があり、誰にも真実を明かそうとしない。そこで信頼できる人材とされたのが「占い師」となっていたのは歴史上史実である。それがこのミステリーを面白く、楽しくしている。人はどこまで信じるのか。
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GOSICKという題名の響きだけで読みました。
正直どんな感じか全くわかりませんでしたが、読み始めた瞬間に分かりました。「ラノベみたいな本だ」って。
ヴィクトリカが可愛くて、ミステリーはちょっと物足りない感じはしたけれども、満足の1冊だったかと。 -
ヴィクトリカが探偵役で一弥が助手役?になるのかな?ミステリー的には面白いが、個人的には色恋が好きではない…が2作目が気になる。ただ1冊完結?で読みやすい。
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確かに人気が出そうなキャラ小説でした。ただ、謎があまりに簡単すぎて一巻単体だと微妙。シリーズ通してのストーリー展開は膨らみがありそうなので、それを期待して読み進めたい、かな。
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時代設定とか話の流れとかは面白い。キャラも魅力的でミステリアスな所も……
ただ、"ファンタジー"というか、そういうラノベとして読めば楽しめたんだろうけど、"ミステリー"として読んだら犯人もすぐに予想がつく話だったからあまり楽しめなかった。
なので、ミステリー好きには物足りない話ではあるものの、物語が楽しめればそれでいいという人には楽しめる作品かと…
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中学校の司書としては、桜庭一樹を一度は読まなければ思っていました。
これはどう言う意味?どう言うことと思いながら、どんどこ読みました。面白かったです。
主人公の少年一弥は真面目で正義感に溢れ、相方の少女ヴィクトリアは天才ゆえか美少女ゆえか貴族ゆえか、容赦なく一弥を振り回します。そんな二人のやりとりも伏線がある構成も、怖くてグロい話も中高生が大好きだと思います。
誰にも読まれないで、ひっそり本棚に収まっているのは勿体無い。
先ずは文芸部の男子に薦めようと思います。
著者プロフィール
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