GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.65
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本棚登録 : 5514
感想 : 532
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281069

作品紹介・あらすじ

前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。彼女の頭脳は学園の難事件を次々解決してゆくが、ある日ヴィクトリカと一弥は豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。やがて彼ら自身に危機が迫ったとき、ヴィクトリカは-!?直木賞作家が贈る、キュートでダークなミステリ・シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 1924年、第一次大戦後。
    ヨーロッパの小国ソヴュールの聖マルグリット学園に極東の島国から留学してきた、久城一弥。
    外見によりたてられた噂に、肩身の狭い学校生活を送っていた。
    友人のほとんどいない一弥は、学校内の大図書館の迷路階段の最上階で、書物を無造作に流し読む少女と出逢う。
    彼女はヴィクトリカ。何故か男性名の彼女は、すごく美形で、すごく小さく、すごく頭が良く、そして、まったくとりつく島もない少女だった。
    ある日、一弥とヴィクトリカは近くの村で起きた事件を解決した関係で、船旅に招待されることに。

    高校の先生が数年前の年賀状に「今更ハマってる」と書いていたこのシリーズ。
    気になっていて、ようやく読む。
    ヨーロッパの由緒ある学園にただ1人の東洋人の一弥と、なにやら秘密を抱える少女。
    彼らが乗り込んだ豪華客船で次々と起こる殺人。
    この本だけだとちょっと肩透かし、早々に登場人物が激減するので、犯人も思惑もある程度読めてしまう。
    ホームズとワトソンを彷彿させる2人にはニヤニヤするけど、ありがちかなー。
    一弥の頑張りと、ヴィクトリカの素直でないところは可愛いんだだけども。
    グロテスクなシーンも多いので、次を読むか迷ってる。

  • 歴史的に「占い師」は歴代の帝王などが重宝した人材なのかもしれない。頂点に立つ人物ほど孤独で猜疑心があり、誰にも真実を明かそうとしない。そこで信頼できる人材とされたのが「占い師」となっていたのは歴史上史実である。それがこのミステリーを面白く、楽しくしている。人はどこまで信じるのか。

  • もう本当に大好き。

    中学のとき大ハマりしたゴシックシリーズ。最近REDやBLUEといった続編が出てることを知り、再読。もうたまらない気持ちで読み始めた。ゴシックシリーズ最終巻(続シリーズが出たということは、第一シリーズ最終巻ということだろうか)である神々の黄昏まで読んだ身からすると懐かしいし、うわあ瑞々しいなあといった感じを受けた。

    割と対象年齢のない本だと思うが、たしかに中年層が読むには瑞々しすぎるかな。そう考えるとやはり中高生にはドンピシャかもしれない。あとは全女性に。きゅんきゅんして甘酸っぱくて素敵な読書体験になるに違いない。

    あらすじ

    ヨーロッパの歴史ある国、ソヴュール(架空の国です)にある貴族子弟のための学園、聖マルグリット学園に留学中の日本人、久城一弥は、図書館塔で毎日凄まじい量の読書をこなすヴィクトリカにプリントを運ぶ役目を負っていた。

    ある日、近くの村で起きたという奇妙な占い師殺人事件を久城は聞き、退屈しているヴィクトリカに話す。ヴィクトリカはその恐るべき頭脳によりあっという間に事件を解決する。

    そのお礼として招かれたヨットに落ちていた怪しげな豪華客船への招待状。殺された占い師に渡るはずだったその招待状を手に二人は豪華客船へ乗り込む。


    まず、設定が控えめに言って神がかっている。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間という、嵐の前の静けさ的平穏な時間を生きる久城とヴィクトリカ。ソヴュールは戦勝国であるため、豊かだが、事件には第一次世界大戦でのことが複雑に絡まっている。

    次に、人物がとても応援したくなる。久城は一昔前の古き良き日本人と言った青年。生真面目、婦女子に優しいといった日本人なら誰でも彼を応援したくなるだろう。そんな日本人代表久城が一緒にいるのは、ソヴュールの貴族令嬢、ヴィクトリカ。辛辣で冷たく、頭が抜群に良い彼女もツンデレに思えてきて応援したい。

    表紙がラノベちっくな方もあるが、こちらの切り絵風ならば手に取りやすいだろう。中高生の方々、是非とも読んでくれ。

  • GOSICKという題名の響きだけで読みました。

    正直どんな感じか全くわかりませんでしたが、読み始めた瞬間に分かりました。「ラノベみたいな本だ」って。

    ヴィクトリカが可愛くて、ミステリーはちょっと物足りない感じはしたけれども、満足の1冊だったかと。

  • 確かに人気が出そうなキャラ小説でした。ただ、謎があまりに簡単すぎて一巻単体だと微妙。シリーズ通してのストーリー展開は膨らみがありそうなので、それを期待して読み進めたい、かな。

  • 2021年1月24日

    犯人は途中でわかったけど、猟犬の存在は分からなかった。
    ヴィクトリカのツンデレな感じがよい。

    最後と、後書きを呼んで物語のスケールの大きさを理解した。
    欧米の恐怖小説、探偵小説をスマートに取り込んで現代というスパイスを振りかけたキュートなシリーズ。

  • 時代設定とか話の流れとかは面白い。キャラも魅力的でミステリアスな所も……

    ただ、"ファンタジー"というか、そういうラノベとして読めば楽しめたんだろうけど、"ミステリー"として読んだら犯人もすぐに予想がつく話だったからあまり楽しめなかった。

    なので、ミステリー好きには物足りない話ではあるものの、物語が楽しめればそれでいいという人には楽しめる作品かと…

  • 中学校の司書としては、桜庭一樹を一度は読まなければ思っていました。
    これはどう言う意味?どう言うことと思いながら、どんどこ読みました。面白かったです。
    主人公の少年一弥は真面目で正義感に溢れ、相方の少女ヴィクトリアは天才ゆえか美少女ゆえか貴族ゆえか、容赦なく一弥を振り回します。そんな二人のやりとりも伏線がある構成も、怖くてグロい話も中高生が大好きだと思います。
    誰にも読まれないで、ひっそり本棚に収まっているのは勿体無い。
    先ずは文芸部の男子に薦めようと思います。

  • キャラクター同士の関係が出来上がっていてそれに関係する事件が多く語られていないせいでなんだかシリーズの途中から読んだ様な感じの作品。
    ミステリーとしてはやや喰い足りない。
    復讐譚としては陰惨さが欠けている。
    可もなく不可もなくのキャラものの紹介回。

  • アニメの一話を観て面白かったから、小説に移行して読み始めましたが、想像以上に面白くてはまってしまいました。少しグロめな表現があるけれど気にならないほどには練られた展開にひたすら惹かれる一方でした。ヴィクトリカのかわいらしさも言葉だけでよくここまで表現できるなと感心するほど伝わってきましたし、全体を通して良い作品だなと思いました。

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著者プロフィール

2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。08年『私の男』で第138回直木賞受賞。

「2016年 『GOSICK GREEN 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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