ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

著者 : 長谷川和夫 猪熊律子

• KADOKAWA (2019年12月27日発売)

感想・レビュー・書評

[1495070番目の読書家さんの感想 · 2021年11月22日]

初めて認知症を公表した方の文章を読みました。
自分は現在介護職をしていますが
考えが甘かったなと痛感しています

認知症ってだけで
何もわからないと判断して
間違ったケアをしてしまうことが多々ありました

自分の考えを根本から変え、
その人に合ったケアを行っていきたいなと思えました。

現場は忙しくなかなか理想を語ること、することは難しいですが
少しでも今の現実を変えていきたいと思います。

[しろねこさんの感想 · 2021年10月20日]

アルツハイマー型認知症
*特定のタンパク質が異常に脳に蓄積し、神経細胞が死ぬ
*認知脳が失われる順番①インプットされた情報②感情

患者との関わり方
*本人の意志を尊重する
*役割を奪わない
*生活をシンプルでわかりやすくする
*少人数で患者に合わせたケアをしてくれる◎
*家族の言うことは聞かないが医師の言うことを聞く場合あり
*患者の記憶は失われていくが喜怒哀楽は最後まで残るので、楽しいこと、美しいことに触れること◎

高齢者の運転
*75歳～認知機能検査
認知症のおそれありの診断出ると病院検査へ

[leoandyさんの感想 · 2021年9月28日]

認知症の母を持つ俺にとって、認知症の権威で自身も認知症になった人の本を読むのは興味深かった。
しかし、彼はまだ認知症の程度が低いし、自分自身が認知症を熟知していて正面から向き合う準備ができているということから、どうしても一般の人が認知症になった場合の本人や家族の状況とは異なるものだと感じた。
認知症になっても、感情は最後まで残るということ。そのことは肝に銘じて母親が最後まで幸せな気持ちでいてくれるように接しよう。

[nicoさんの感想 · 2021年8月19日]

周囲の接し方でずいぶん変わってくるのが認知症。なったらおわりではない！

[Tacosさんの感想 · 2021年8月11日]

自分の親たちへの準備として読む。
第一人者としての長谷川先生が、実際に認知症になって語られることに、周りに何を知っておいて欲しいかを客観的に知ることができて、とてもよかった。
認知症になった人に対して接する時に、これまで見聞きしたことが色メガネになったり、意識的な壁になるかもしれない。しかし、この本を読んで、困ったことが身体に起こっている人として、接することができるかもしれないと思った。

[ryusuke1122さんの感想 · 2021年7月9日]

認知症の権威が認知症になり、その結果感じた事を記した貴重な内容。なるほど、認知症になるってこういう事かと、視座が引き上げられた。

[1213430番目の読書家さんの感想 · 2021年6月20日]

お医者さまが、認知症になられて日本人に伝えたい遺言。わかりやすくて良かった。

[hiro-9さんの感想 · 2021年6月15日]

慰謝自信でも認知症になるのはしょうがないにしろ、その向かう態度には感服する。

[shibuya20さんの感想 · 2021年5月24日]

認知症になっても、その人自身は何も変わっていないことを教えてもらいました。

ある程度認知症の事は知っていたので、内容は普通でした。

[haru_tapさんの感想 · 2021年5月18日]

認知症のことについてほとんど知らなかったが、分かりやすく書いてくれている本。
病気について多様性として捉えることができ、また自身も認知症になったからこその視点でも書かれているのでとてもいいと感じた。

親から勧められて読んだが、家族で読んでおきたい一冊。

著者プロフィール

1929年愛知県生まれ。53年、東京慈恵会医科大学卒業。74年、「長谷川式簡易知能評価スケール」を公表（改訂版は91年公表）。89年、日本で初の国際老年精神医学会を開催。2004年、「痴呆」から「認知症」に用語を変更した厚生労働省の検討会の委員。「パーソン・センタード・ケア」を普及し、ケアの第一人者としても知られる。現在、認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医大名誉教授。認知症を描いた絵本『だいじょうぶだよ――ぼくのおばあちゃん――』（ぱーそん書房）の作者でもある。

「2019年 『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」