泣きたい夜の甘味処

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 5204
感想 : 214
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046807540

感想・レビュー・書評

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  • 「20代で得た知見」のときは、これを、20代で読んでいればと思ったが、、、
    「泣きたい夜の〜」は、今読んだからこそ、いろんな登場人物の気持ちがわかる本。子育てのつらさ、年老いていく親の介護、夢が叶わなかった社会人それぞれが今までの自分の人生の中に登場してきたかのよう。
    普通の人々の心に染みわたる本だった。

  • 私の勝手な勘違いだけど、思っていたのとちがった。読んでいるとほっこりするより悲しくて辛かった。
    悲しくて辛いことは必ずある。そんな時に元気がもらえたり、ほっこりできる場所や物を見つけられたら、つらいことがあっても、乗り越えていけるかも

  • ほっこり、前向きになれそうなお話。
    やさしい雰囲気の日替わりで一品を出す、熊と鮭の店。レシピも載っていて、チャレンジもできる。
    絵の雰囲気も、やさしい感じで好き。

  • 作者が奈良県在住の看護師・イラストレーター。とあり、著書『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術』(メディカ出版)を知らずに読んでいたなあと、読後気づいた。べつに看護師ではないのですが、忙しい命を預かる人たちが仕事になれるのは体力的にも精神的にも人間関係など大変だろうなあと思い、手にとったなあと思い出しした。だからドクターや看護師、患者さんの視点で物語が描かれているんだなあ。とてもやさしい世界です。看護師でもありイラストもかけるというのは素敵ですね。

    真夜中だけ営業している甘味処。
    熊と鮭が営む夜だけしか営業していないメニュー一品だけのお店。
    おとなの人が癒される漫画です。
    本当にしんどい時は、文字や絵をみるのもつらいけれど、そうなる前に、手に取って欲しい本かもしれません。ちょっと一息ついて、甘いもの食べませんか?と誰かに、自分自身に声かけしたくなる作品です。
    レシピが紹介されているので、息抜きでそのスイーツを作ってみるのもいいし、しんどかったら、買って甘いものを食べるだけでもいいかな~。
    甘味処に寄った人が思う相手側の視点も描かれて、心がほっこりする。救いがあるのが嬉しい。泣きたい夜は泣いて、甘いもので癒されてゆっくり眠れるといいなと思う作品です。十代の人が読んだらどんな感想があるのかな~とふと思いました。

  • まさに癒し本
    気持ちが疲れてしまった時に読みたくなる。
    特に大きな感動や驚きはないけれど、凝り固まった心がほぐれていく様な本。

  • 素敵、じんわり心が温まる。絵柄も優しくて雰囲気に合っている。
    確か、作者の方は元々看護師をしていた。色んな人のストーリーを丁寧に描けるのは、たくさんの人の悲しみや家族愛などと近くで関わる仕事をしてきた経験も生かされているのかもしれない。

  • 小さい頃からよく考えることがある。
    ひとりでりかちゃん人形で遊んでいるとき、複数の人形たちを全部わたしが動かすから、人形たち全部の気持ちや行動はわたしがコントロールしている。でも、この世界は1人遊びとは違って人も動物もみんなそれぞれ生きているから、わたしは自分ひとりの気持ちや行動しかコントロールできないし、それだけていい。ほかのみんなは勝手にそれぞれ生きている。動かさなくていい。
    みんなそれぞれ一生懸命生きていて、大変なことも悲しいこともみんなそれぞれに持っている。
    わたしだけじゃない。

  • 看護師さんが書いた優しい漫画
    気持ちに語りかけてくるような一言一言が涙を誘う
    主人公に感情移入してしまい涙腺が緩みっぱなしでした。
    甘味処に登場する熊と鮭がシュールで、こんな甘味処があったら行ってみたい!

    1つのお話が短めなので、まとまった読書の時間がなくても手に取りやすい本でした。

  • しい甘さがほろほろと心に沁み入る漫画。レシピ付き。3分の1読んだ時点で涙が止まらなくなって、途中何度か休憩を挟みながら読了。紙の本でも手元に置いておきたくなりました。

  • 心が沈んでいる時や自分の事が嫌になった時に読みたくなるような本でした。
    頭の中が悩みでぐるぐるして寝れない夜に読んで、あたたかい気持ちで眠りたいと思います。

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著者プロフィール

奈良県在住の看護師・イラストレーター。著書『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術』(メディカ出版)が累計20万部のベストセラーに。2022年1月初の創作漫画『泣きたい夜の甘味処』を刊行し、同年9月、第9回料理レシピ本大賞コミック賞を受賞。

「2022年 『疲れた人に夜食を届ける出前店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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