なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫 の 1-7)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 811
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048916202

感想・レビュー・書評

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  • 野崎まどさんの小説で、ほんわかとした学園もの。安心して読める。
    そして私の敬愛してやまない動物が登場する。うさぎさん。
    友情、愛情、家族など、さざまなつながり、人と人との縁に関するストーリー。
    機内に案内されてから出発が遅れた福岡空港発羽田空港行きの飛行機で読み終わりました。

  • ほっこりとした作品でした。ちょっとだけファンタジーで、安心して読むことができる作品。後味も良いナイスな作品でした。

  • 「縁」というものを巡る日常を描いたストーリー。野崎まどといえばSFのような世界観だと思っていたので意外だった。しかし、読んでいて楽しかった。うさぎさんとゆかり君のやりとりが面白かった。それから、4話が少し重めだが、感動できた。

  • 主人公ゆかりの雰囲気がなんとなく好き。うさぎさんとのゆるいやりとりも楽しい。

  • 特に篠岡くんと西院さんの話に涙しました。

    友達の縁、恋人の縁、家族の縁と色々な縁の話にうるっときます。

    家族の縁より太そうなうさぎさんとの縁はいつまで続くのか(笑)続きが楽しみです。

  • 大学の生徒会的なところでデキる先輩・西院さんにコキ使われている主人公ゆかりくんは、ある日唐突に人と人とを結ぶ「縁」が見えるようになり、その縁を結んだり切ったりする神様のような「うさぎさん」と出会う。
    …うっかり自分と繋がっている誰かの縁を切られてしまったことから、それを結び直して貰うためにうさぎさんの手伝いをすることに。
    学園内の様々な、縁にまつわるエピソード。

    乙一でいう「白乙一」に相当するような、「白野崎まど」的なほっこり系作品。裏読みとか必要なく、適宜出てくる会話のセンスが野崎作品だなあと思いながらまったりする感じの。
    コンセプトはラノベの「神様の御用人」シリーズにちょっと似てるかなあと思った。

  • 最近実際には見えないことや、聞こえないこと、ありえないことなどを題材にした物語を読むことが増えてる気がします。
    これも なにかのご縁でしょうか?

  • きれいな野崎まど。大学生活のあの怠惰で無限の可能性に満ちたワクワク感が縁というテーマで繋がってて清々しい気持ちになれた。

  • 縁結びのうさぎさんの手伝いをすることになった大学生ゆかりくんの話。
    うさぎさんが可愛らしくて和む。

  • 再読。野崎まど、まさかのハートウォーミングな物語。こんなひねくれていない話も書くのかとびっくり。しかも良い。ひょんなことから人と人との「縁」が見えるようになった主人公が、縁結びの師匠うさぎさん(しゃべる、グルメにはうるさい、ゲーム好き)と縁結びしたりしなかったりする話。連作短編で、可笑しい掛け合いが多く楽しく読めるのだけど、どれも根底に愛があってぐっとくる。

著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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