母と娘の「しんどい関係」を見直す本

著者 :
  • 学研プラス
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054059870

作品紹介・あらすじ

大人気心理カウンセラー・石原加受子氏による、親子関係改善のヒント。「”尽くす母親”に感じる娘のイライラ」「支えてくれない娘への母の失望」など、母親と娘が抱えるストレスの原因を解きほぐし、親子がともに「新たな人生」を歩むための方法を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の親、自分の子供との関わり方について考えさせられました。
    他者中心ではなく自分中心に考えることや、
    依存するのではなく、お互いの考え方を尊重して、まず共感すること、などなるほどなぁ、と考えさせられました。
    子供に対しては「ちょっと待って」が口癖になっています。余裕があるときはきちんと子供の言葉も受け止めて会話をしようと思いました。
    サッとしか読んでいませんが、時間があるときにじっくり読んでみたいなぁと思います。

  • 親子間の何かしんどいの根本が分かる本。親子関係だけではなく、夫婦、恋人、友人など広く人間関係に共通して使える考え方が学べました。

    自分が幸せを優先することに罪悪感を抱くことは一切必要ない=自分中心の心理学

  • 家族

  • 血の繋がった親子であっても別個体。
    考え形も色々。適切な距離が大事なんだね。

    まずは母親の「ごめんね、悪いね」って言う言葉を「ありがとう」にしてもらう努力をしようと思った

  • なかなか良かった。思いやりのある自立が大事。

  • 367.3

  • 読んでよかった。
    しかしもう20年早く出会えていたらよかった。

    母と娘のつらい関係について、こうやって抜け出したらどうかと具体的な場面の設定と会話があげられて提案されている。そのシチュエーションはまるで「どうして我が家の会話がそのまま載ってるの?」というくらい私の過去にぴたりと当てはまっていた。こうやって返せばよかったのか、と正解を知るのと同時に、こういう会話はおそらく一般的な毒親持ちの家庭では日常的に行われているのだなと知ることもできた。

    今のところ実母とは絶縁状態なのだが、いつか接する機会があった時にはここに書かれていることを思い出して会話をしてみたいなと思った。しかし実際にはお互いが「お前が変われ!お前が悪い!」と思っているので(まさに『他者中心』)、片方だけが変わってもしばらくはそれこそ「負けたような」つらい日々が続くのだろうなと思われる。そんな思いをするくらいなら関わらないでいる方がずっと自分が幸せなので、あえて試してみようとも思わないが。


    もともと私は娘の立場として実母との関係性について読み始めた本ではあるが、読んでいると「親はこういう気持ちでこういう言葉を投げかけているが、本来ならこのように子どもに接した方がよい」という、親へ向けてのアドバイスも書かれており、自分の子供と接するときのヒントにもなった。

    また「自分中心」という考え方は、対母親だけではなく距離感の難しい義理親との付き合い方にも応用できそうでもあり、「娘として」「親として」「嫁として」の振る舞いに役に立ちそうな本であった。

    実親との関係についてはそんなに簡単に変われることではないだろうと思いつつ、今関わり合いのある人たちとは、ここに書かれているような会話例を実際に口に出したりして良い関係を築けるように練習していきたいと思う。

  • 母と離れていればうまくやれるけれど、近くにいるとうまくやれない私に、友人が貸してくれました。普段は離れて暮らしているので興味本位で読んでいましたが、母が一週間ほど我が家に滞在したときに、また精神的限界を感じて、この本をまた熟読しました。
    自分に必要なことが書いてありました。できるようになるまで何度も読み返そうと思います。他の著書も読んでみたいです。

  • この本をどうやって母親に読んでもらうかが問題かも(笑)
    母と娘、というより人間関係とか家族関係について
    書いてある感じがした。

    いまいちアドバイスって雰囲気はないけど
    そうかーって思えるところもあった、かな。
    お互いに心の領域に踏み込まない、とかできるようにするには
    まずこの本を読んでもらわねば、だけど…
    それが難しい気がするので解決(?)は遠いかも。

  • 自分の物事の捉え方、認識の仕方、言動パターンは、その生育過程で学習し、身につけたものであり、親子関係や家庭環境を無視して考えることはできない

    「分かって欲しい、認めて欲しい、愛して欲しい」という気持ちを親に求める人ほど、親子関係で満たされた経験が乏しい

    条件反射的に相手の言葉をくつがえすくせがついている

    我慢するから厳しい人生になっていく

    自分の人生においては自分が主役

    どちらかが、相手を認める姿勢をみせる

    感情は、自分になにがおこっているかの、情報であると捉える

    悪しき伝統の最たるものが、相手を認められない

    自由にしろ と同時に、私の言うとおりに従えを 良質し得ない矛盾したメッセージを送って、子どもが混乱し、自主的に動けなくなってしまう

    わかってほしいと、期待するのはもうやめよう
    一緒にいても、見えている世界は違う

    相手と勝ち負けを争っている人は、でも という言葉をよく使う

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著者プロフィール

医療ジャーナリスト、心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱しメンタルケア分野の本を著している。「自分中心心理学 オールイズワン」代表。國學院大學経済学部卒業。日本カウンセリング学会会員。著書多数。

「2020年 『「また断れなかった…」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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