- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822849
作品紹介・あらすじ
――絶体絶命、戯言遣い(いーちゃん)!
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感想・レビュー・書評
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下巻の表紙画は、石丸小唄さん。容疑者として拘束されちゃった3人に助け舟を出した大泥棒。「ぼく」が身体を張ってまたまた大怪我をして、事件はまぁ有耶無耶なりに収まったようですが、どのキャラも、今後何をやらかすのやら、楽しみではあります。前巻のキャラたちも生死にかかわらずチラチラ登場するし、絡みがどうなるのでしょうね。
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殺人容疑で博士に拘束される玖渚たち。いーちゃんは怪しい侵入者の助けを得て脱出し、真犯人を見つけるべく奮闘する‥
もはやミステリではないし、ほとんどいーちゃんのモノローグで構成されているような内容で読むのがけっこうしんどかった。前に読んだときは普通だったはずなので、自分の感性の老化だと思う。
意味ありげに書かれる彼らの過去が何も明かされていないので、シリーズ続編に期待。 -
メガネっ娘の表紙がついにきた!!1
石丸小唄さんの魅力に酔いしれろ! 話はそれからだ!! -
10年ぶりに再読しました。
再読といってもaudibleですので、目で読んではいませんけれども。
三瓶由布子さんの朗読は数々のaudibleの中でも一等優れていますし、ライトノベルらしい表現についても一度文字で読んだ方にとっては苦ではないでしょうから、本当におすすめです。
この巻は、何といっても石丸小唄というキャラクターの魅力に溢れています。
「十全ですわ」「お友達」といった言葉遣いは、もちろん誰が発言しているか分かりやすくするという機能はあれど、やはりコテコテな印象を受けます。
にもかかわらず、包容力というか安心感があって、謎めいている。
戯言シリーズの良いところは、キャラクターの謎めき加減だと思っていて、石丸小唄はその最たるものでしょう。
物語シリーズのキャラクターは、成長して、変わっていくところに奥行きがありましたが、他方、戯言シリーズのキャラクターは、語り尽くさないところに良さがあるといいますか。
また、戯言シリーズにおいて時を経て変わっていくのは、キャラクターよりもむしろ各巻のジャンルであったりします。
この上下巻では、3巻にあった能力バトル要素は小さくなり、密室殺人事件を扱っています。
では1巻に回帰したかといえばそうではなく、解決編におけるミステリ要素は相当に小さくなっていました。
ライトノベルという媒体の中で、各巻がキャラクター小説とミステリの間を揺れ動いているのですよね。
今回は、10年前に読んだはずのトリックが頭から抜け落ち、キャラクターの印象だけがある中での再読でしたが、とても面白い体験でした。
「この傑作小説を読んだ記憶をなくして、もう一回読みたい」というような表現を見ることがありますが、まさにそれができたのですから。 -
"913-N-4-2
人気作家コーナー"," -
戯言シリーズ四作目下巻。王道展開のエンタメだなぁと感じる。主人公が奔走しながら、事件の真相に迫っていく。なんというか、あんまりカタルシスがない。世界が反転するような大仕掛けも、人類最強の請負人の種明かしも中途半端だったからかな。
ミステリ要素は、前作同様やや薄味感満載。ズルいような気もするけどね。
エンタメとしては、読みやすくて面白いすよ。もちろん。 -
サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)