- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062131759
感想・レビュー・書評
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心の中の小さなしこり。どんどん硬くなり、抱え込んだそれの重みに耐えられなくなると、石となって破れて落ちる……心の中で石を作る少女の恋は意地悪なクラスメイトに粉々に砕かれて。
地球と交信する地球少女は身体が膨張する少年に「地球を救って」と頼み、乙女の血…ならぬ脂肪を吸う吸脂鬼の来訪を夜毎待ちわびる、BL小説家を目指す少女の周りを原稿用紙に書かれた文字が黒い霧となって漂い、最近彼女ができたクラシックマニアの少年は悲しみの鎧から脱皮する異母姉の抜け殻の破片を食べて、はじめて彼女の全身を貫く悲しみの味を知った。
──そう、みんな同じように見えても、世の中には変わった人間がうじゃうじゃいるものなのだ。
『プラネタリウム』に続く世界谷に住む子供たちの、変にリアルな生態と不思議なファンタジー。前作と微妙にキャラクターがリンクしてます。 -
内容は前作と同じ。
ただ『笑う石姫』の主人公美香萌が『水に棲む』の主人公晴香の親友だったり、他の話も前作とリンクしてる。
一番好きなのは『笑う石姫』。この後どうなるんだろう。 -
☆☆
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ちょうど中学生の頃に読みました。一気に引き込まれ一気に読みました。
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プラネタリウムが必ず出てくる短編集。
どの話も中学生が主役の、どこか不思議な話です。
オチが結局わからない話もあったりしてとにかく不思議だった…。
「プラネタリウム」っていう題材は、素敵だなと思いました。 -
笑う石姫 地球少女 痩せても美しくなるとは限らない 好き。とは違う、好き