天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)

著者 :
制作 : 松浦 理英子 
  • 講談社
3.38
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本棚登録 : 1355
レビュー : 145
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635233

作品紹介・あらすじ

失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    女探偵・村野ミロ、ワールド。

    描かれているのは、どうしようもなく歪んだ痛い現実ではあるのだけど
    事件を追っていくそのスピード感に、やられた。

    スーパーヒロインではない、間違いもしくじりもするミロがとても魅力的。

  • ・9/1 読了.女性探偵物は初めて読んだけど思ったより面白い.「OUT」も女性たちが主人公だったからこの作家はこういうのが得意なのかも.最後にどんでん返しのあるちゃんとしたミステリーだった.

  • 『顔に降りかかる雨』の続編、村野ミロシリーズ。
    父親の後を継いで探偵業をしているミロの今回の依頼は、AVに出ていた女優を探すこと。
    依頼人は小さな出版社を経営しており「アダルトビデオの人権を考える会」の代表である渡辺という女性。
    意外と簡単な依頼だと思っていたが、ただの捜索では済まない事件へと発展していく。
    そんな中、ミロは探偵としての失敗もおかしてしまう。
    そして行き着いた真実は、悲しいものだった。

    2017.3.9

  • 5/15→5/22読了。村野ミロ第二弾。安定のおもしろさ。いつも思うのは、桐野さんの人間の観察力がすごい。キャラクターの描き分けもうまいからぐいぐい入り込めるのだろう。

  • 村野ミロシリーズ2作目。おもしろかった。レイプのアダルトビデオ。ほんと、暴力的な男なんてサイテー。ウルトラレイプもそうだけど、自殺のビデオのやつはもっと最低。ほんとにこういうのは出回っているんだろうと思う。お父さん、やっぱかっこいいなぁ。トモさんという素敵な隣人ができたのもミロにとっては良かった。結末にはびっくり。リナのトリッキーさは不幸な生い立ちにあるのか。それにしてはトリッキーがすぎるけど。しかし、そんなリナと男女の関係になる岩崎先生が信じられない。

  • ミロちゃん、また性欲が抑えきれず……。何となく流れは予測出来るのに読んでしまうミロシリーズ。

  • 夏に京都の下鴨神社で開催された古本市でゲットした本。
    桐野夏生さんの本もお初でした。

    しかも、これはシリーズ物で2作目とのこと(^^;)

    ちょっと無茶すぎる女探偵ですが、
    隣人や探偵リタイアしたお父さん達の協力もあり。

    1作目の『顔に降りかかる雨』は図書館予約入れました。

  • 私立探偵ミロシリーズ第二作目。
    あるビデオに出演している女性を探してほしいという依頼が舞い込んだ。
    彼女の存在をひた隠しにする関係者、中々見つからない彼女の様々な謎、ミロへの不気味な脅迫…。

    職種の違いはあるけれど、自分一人でもやる!という強い部分と、ある意味では節操の無いところが
    柴田よしきさんの『RIKO』シリーズ主人公の緑子とイメージがかぶります。
    ラストは想像通り…っていうか既視感がある。再読だったのかな。

  • なかなか。
    主人公には共感できないが。
    終盤の過去をたどる展開は、松本清張の作品のよう。
    急展開のラスト、ミステリー小説として読み応えがある。

  • 村野ミロは女探偵で、惹かれたらたとえ敵方でも寝てしまう。それが露呈し周りから軽蔑され落ち込んでも、それをバネにし事件にくらいつく精神力を持っている。 このダメなやつ村野ミロの強靭さはわかるのだが、好きになれず共感も出来ず物語に入り込むことができなかった。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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