選ばれる男たち-女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880022

感想・レビュー・書評

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  • 「男女平等」が謳われる今日だが、社会的に男が強い立場に居ることは間違いのない事実である。弱い立場の女性を支え、感謝し、むしろ下手に出るくらいでやっと「平等」になる。特に結婚するまえに、夫に与えられる世の中的な既得権の大きさを男はしっかり理解しなくてはならない。

  • 読んで大分経つので、記憶が定かではありませんが…

    職業を持ち、経済力を持つようになり、かつてのように男から選ばれるのを待つのではなく、男を選ぶようになった女たち。
    女たちから選ばれるべく、男たちは美しさを磨き、脱毛したり、化粧をしたり、もてなし方を身に着けたり、気遣いを見せたり…かつての価値観から見れば、女性化したともいえるのであるが、そうならなければ、パートナーを得ることすら困難になったのだ。

    …という本だったように記憶しています。

    そういう状況の良し悪しを問うのではなく、そういう風に変わったのだということです。
    好みは十人十色なので、マッチョ野郎が好きという女性もいるので、とにかく多種多様になった好みで女性は男を選ぶようになったのだから、男は待ってるだけじゃダメよということです。
    働きかけて!アピールして!男たちよ!!

  • 深く考えさせられた一冊。世にDVが広まりだし、それが実態としてどういったものなのか、DVの種類などについても知ることができるもので、DVに対する考え方がとても変わった。読んでいてこんな男もいるのかと腹立たしいくらいであったが、とてもよい本でした。

  • この本は、アラカン(アラウンド還暦)の女性の立場から同世代の男性を論じたものである。

    著者と同世代の方が読んだら共感できることが多いかもしれないし、まだ余裕のある方が読んでも、将来の夫選びの役に立つのではないかと思われた。

  • 「依存症」という本が面白かったので著者買いした本。前半で王子様のような男について、まるでアイドルを見るかのように「偶像の男性像」を語る部分は、著者の主観的な世界観であり、共感できなかった(著者がアラカン:around60だったので、世界観が違い過ぎたのも原因)。それからカウンセリング事例が続いたので、理想的な男性になれない日本の大人を軽視するような論調に感じてしまったのだ。最初の部分がなかったら、もう少し感情移入できた気がした。

  • よくぞ言ってくれた!

    世の男性たちにぜひ読んでほしい。
    というか、読め!と言いたくなるくらいだ。

    「自分なんて関係ない」と思っている人こそ危ない。
    もしくは「こんな本ばからしい」と言っていたらかなり危ない。

    とにかく既婚者・未婚者、男女に関わらず、全員読んでもらいたい。
    こんな高校生の小娘でもためになったと思える本なんだから、大人の人ならだれでも今の自分を見つめなおすきっかけになると思う。

    私が大人になる(もしくは結婚する)ころにはこの本に書かれているような男が一人もいなくなっていることを願う。(ありえないと思うが)

  • 三葛館新書 367||NO

    アラカン(アラウンド還暦)女性からみた中高年男性論であり女性論。
    臨床心理士でカウンセラーである著者の立場から見た「夫」や「男性」についてその心のうちまで踏み込んで書いています。
    ヨン様から○○王子まで・・・、女性の夢は尽きないのです。
    いずれ行く道。若い女性にも将来のために役に立つ一冊です。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55054

  • ヨン様が好きな女性筆者のどうでもいいような話。
    読む価値はない。アホらしかった。

  • 男女平等社会浸透してきたことによる時代の変化を、ジェンダー的観点から書いてておもしろい★
    DVのことが中心だったみたいだけど、やっぱりうちの家庭にもDVが厳然と存在していたのかとわかった。

  • 世間でちゃんとしていると評価されているおじさんたちでも家に帰ってきたらこんなもんなんでしょうか女の関係は並列男の関係は上下 とかいいますけど。実は電車で読んでいて目の前のおじさんになんか大変申し訳なく。。

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著者プロフィール

公認心理師・臨床心理士、原宿カウンセリングセンター顧問、公益社団法人日本公認心理師協会会長。1946年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもりに悩む人やその家族、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待、性暴力、各種ハラスメントの加害者・被害者へのカウンセリングを行ってきた。著書に、『母が重くてたまらない』『さよなら、お母さん』『家族のゆくえは金しだい』(いずれも春秋社)、『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)、『アダルト・チルドレン』(学芸みらい社)、『家族と国家は共謀する』(角川新書)、『タフラブ 絆を手放す生き方』(dZERO)、『共依存』(朝日文庫)などがある。

「2023年 『家族と厄災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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