- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062939041
感想・レビュー・書評
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1987年私が二十歳になった年にアサヒスーパードライが発売されテレビCM、新聞広告は非常にセンセーショナルで、コンビニの入口に「アサヒスーパードライはお一人様3本まで」と書かれていたのを思い出します。経営者の本を何冊か読んだ中で惹き付けられたのは出光佐三氏、本田宗一郎氏、そして樋口廣太郎氏です。バブルの絶頂期でしたが設備投資と増産のための工場設立に社員や回りの経営陣はハラハラさせられたと思います。しかし一番の功績は自分のあとの経営をアサヒの生え抜きの人にバトンを渡したことではないかと思います。
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今だとカリスマと呼ばれたりするのかな。
理念と実行力があって本当に素晴らしい経営者だと思いました。
ただ、現代から見ると日本昔話の様な働き方だなぁと思ってしまいます。
でも、それだけ全身全霊で仕事に賭けたからこそ変革し、いいものができたのか。
現代は働き方改革がどうとか言うけれど、何か大きなことを成し遂げようとするのなら、生活全てをその仕事について考えないとだめなのか‥ -
熱量は人を動かす。
熱量は伝播する。
その裏には戦術がある。 -
住友銀行副頭取からアサヒビール社長に転籍した樋口廣太郎氏の社長就任後とアサヒビールのその後を描く。住友銀行・磯田一郎会長とのイトマン事件における確執からアサヒビール再興までの描写は惹き込まれる。組織を率いるものに問われる資質、言動の描写が興味深い。さらに知りたくなるのは、樋口廣太郎の若かりし頃の生き様、思考プロセス。そしてそれらを支えて育んでいった草創期の樋口哲学。
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前提として賢い方なのは言うまでもないけれど、何より人間味の溢れるトップだったんだろう。口は汚いが愛がある。やり口は好き嫌いあるかもしれないが温かみを感じる。それでいて根回しも怠らず年長者だろうが筋が通ってなければ日和もしない。小説だからあらましだけなんだけど、もっと、なんかこう、日々一つ一つの物事に対する言動や考え方なんかを知ってる人に詳しく聞いてみたい。たくさんの経営者と話をする機会を沢山設けたい。
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トップダウン経営、プロパー後任、現場周りなど組織の再生と強化に尽力したアツイ経営者の話。立ち回りが昭和の経営者という印象だが、仕事十則、管理職十則は今でももちろんタメになる
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アサヒビールの凋落に歯止めをかけ、トップダウンの意志決定と率先垂範の営業力、行動力等でシェア回復に多大なる貢献をした稀代の経営者、樋口廣太郎像を描く。オペラや絵画など文化事業への造詣も深く、その支援も惜しまなかった経営姿勢に惹きつけられる。
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ゴリゴリやなー
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経営者として素晴らしい方だという事は伝わるが、話が散らかり過ぎて読みにくさを感じた。