探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1966
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940719

感想・レビュー・書評

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  • 軽くてイイ。
    たしかにこれはドラマ向きだ〜

  • ドラマ先行です。
    まず原作とドラマは別物、と言いきれるぐらい雰囲気から内容から掛け離れていましたね。ドラマのほうが雰囲気は好きですが、トリックはやはり原作のほうが上だと感じました。
    それはそれとしてミステリ小説にしては突拍子もない設定が目立ちました。
    本書の要である千曲川が、「体は男だけど心は女でレズビアン」で、罠にかかる前にかけ返すトリック返しの後継者だったり、主人公がとんでもない遺産相続額(5兆円)だったり、意外なオチ(これは下巻だけど)だったり、一族総出で暗殺してきたりと漫画みたいな非現実的なネタ設定が続々と出てくるのだけど、果たしてその大げさな設定は必要だったのかといえば……微妙なものもある。特にトランスジェンダー。そうでないと成り立たない理由もなく(代替が利く)、ならばどうして持ち出してきたのかなと。
    ただ「破天荒な要素をいっぱい入れたかった」結果なら嫌だなぁと思いました。
    千曲川と十川を橋(田)がつないでいるのは面白かったですが。

    はっきり楽しかったといえるのは“カボチャと魔女”でしょうか。
    別世界のようなノリで素直に面白かったです。カオナシのような存在感だった二人の親友の晴れ舞台という意味でも良い話でした。

  • 痛快、爽快!

    ドラマから入らせてもらいました!

    面白い!

  • ドラマとは違うキャラクター。
    探偵はすごいが、たったそれだけで見抜けるのか・・・?

  • 上巻読み終わり。
    感想は下巻で。

  • ライトなレーベルらしい軽快な展開。各話のトリックもほほーという感じで楽しめました。下巻はややこしいことになりそうな感じ。ついていけるかな?

  • 『探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り』
    日本テレビ/毎週木曜放送
    2022年4月14日から
    ――――――――――
    『探偵が早すぎる』
    日本テレビ/毎週木曜放送
    2018年7月19日から

  • 事件を防ぐ探偵を描いたミステリ連作短篇集。よく事件が起きてからしか動けない探偵の苦悩を描いた作品は多いが、本作は発動しなかったトリックなどから事件を想定し、また犯人までたどり着いてします。 一つの事柄からすらすらと解いていく探偵はなぜか恐ろしく、またロジックも心地よい作品でした。下巻にも期待。

  • 暗殺競争の前哨戦。仕込みも含めて面白かった。

  • 今回は,世界観構築に,登場人物達の為人が一役買っているため,本格ミステリィとしてのみならず物語として読んでも十分耐えうる.さて,この世界観をどのように畳むのか.

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著者プロフィール

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。

「2018年 『恋と禁忌の述語論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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