- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063844696
作品紹介・あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
ウォール・ローゼの外壁に空いた穴を修復するため「巨人化したエレンが巨大な岩で穴を塞ぐ」という作戦が開始される。人類の存亡を懸け巨人化したエレンだったが、自我を失い暴走してしまう。エレンはアルミンの必死の問いかけにも反応せず‥‥。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
巨人化したものの、自我を失ったエレンに呼びかけるアルミン。その問いかけはエレンの原点を思い返させる!さらにエレンたちが入隊した当初の回想も丁寧に描かれていく。この落差が恐ろしい。
「オレが!!この世に生まれたからだ!!」
「オレ達は皆 生まれた時から自由だ それを拒む者がどれだけ強くても関係無い」
自由の申し子とも言うべきエレン。彼の進撃によって、人類が初めて勝利を収めた。多くの犠牲を払いながらも、巨人に一矢報いたあの瞬間は手に汗握った。そこからリヴァイとの邂逅へと繋がる流れが見事。
ここからは訓練兵時代の回想へ。
「おそらく2年前の地獄を見てきた者達だ 面構えが違う」
ネット上のネタでもよく使われる名シーンが登場!仲間たちの心理も掘り下げられていく。「貴様の心臓は右にあるのか コニー?」と怒られているのを横目に、サシャが蒸かし芋を堂々と食べてるシーンが好き。巨人を駆逐してやる!と見栄を切ったエレンが体のバランスが取れずにさかさまになるところもシュールで、笑えるポイントも稼いでくるのがいいよね。
そんな回想を抜けた先に見たのが、死なないと思っていた仲間の亡骸。
「ジャンは…強い人ではないから弱い人の気持ちがよく理解できる それでいて現状を正しく認識することに長けているから 今 何をすべきか明確にわかるだろ?まぁ…僕もそうだし 大半の人間は弱いと言えるけどさ…それと同じ目線から放たれた指示なら どんなに困難であっても切実に届くと思うんだ」
これほど思慮深い彼はなぜ死んでしまったのか。理不尽な現実にジャンもまた抗おうとしていく。 -
登録漏れ
-
ちょうどこの4巻の収録分から、別冊少年マガジンを毎月買うようになりました。1・2巻の人気が高く3巻以降はちょっと・・・・という方が多いのは確かなのですが、作品の内容的にはむしろ3巻以降、4巻あたりからが「本番」だと感じます。
この4巻であるキャラクターが重大な決意をするシーン、身震いするほど感動します。
このシリーズをこれから読んでみたい、という方にはぜひ4巻までを一気に読んでみて欲しいです。 -
回想シーン大目でこの漫画にしては平穏な雰囲気だった4巻。しかしここでキャラ立てされればされるほど後が怖い。この漫画の場合、味方でも容易に死ぬことがありそうで。
レビュー登録日 : 2011年09月17日 -
マジでマルコいつの間に…!
何度読み返してもいつだったのか分からない。
誰か分かる人解説頼む。
相変わらず伏線多くて次に期待せざるを得ない。 -
顔の判別が難しい
-
一巻で話の勢いに掴まれ、
二巻で話の展開が気になり、
三巻でちょっとガッカリして、
四巻で盛り返しました。
普通は三巻で盛り上がる気もしますが、個人的には何となく「あ、そういう展開になってくんですか」と冷めた部分がありまして、テンション下がり気味だったんですけど…
四巻の訓練生時代の話が面白くて盛り返された。笑いのセンスがツボだった上、巨人との戦いが陰惨なものなだけに、そのギャップが良い効果を生んだ気がする。
イモのくだりなんか最高だwww
…ただ、(慣れてきたとはいえ)やっぱりもう少し画力を上げてほしい。
せめて手足とかのパースは、演出でもない限りはちゃんと均整のとれたものにしてくれ…。 -
周りの人間の個性がはっきりしてきて友情などの描写も増えてきた印象。設定は別として、少し少年マンガっぽくなったので読みやすくなったと思う。
最後のジャンの回想シーンでグッときた。
自分に言い訳しながら楽なほうへ流される弱い人間は、厳しい現実に対して真っ直ぐに立ち向かうことができる強い人間を好きになれない。心の中では自分もそうあるべきだと思っているが、自分にはできないという劣等感。でも、本当は強い人間にあこがれてもいる。
そんな状況で言われたマルコの言葉。
自分の表向きの姿しか見ていない人間の言葉より、自分の裏の部分の弱さをわかってくれている人間の言葉は響くものがある。
自分が弱い人間だと認めたうえで、今すべきことは何なのかを決めたジャンの言葉に涙がでるくらい感動しました。
でも…わかっていても
てめぇみたいな馬鹿にはなれねぇ…
誰しもお前みたいに…
強くないんだ…