- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065276020
感想・レビュー・書評
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伊賀忍者の草刈吾郎と甲賀忍者の月之蛍がお互いの素性を隠して結婚生活を送る。結婚生活が危機的な状況に陥るが、ある指令遂行中にお互いに忍者であることがわかって決戦中に夫婦仲直りで、二転三転と伊賀甲賀から追われる身になる。その指令の背景には、ある国家政策と暗殺に及ぶ現実的な話があり、徳川豊臣、与党野党と敵対する構図があった。甲賀者と伊賀者との結婚は前代未聞の掟破りだと痛快。警察官と泥棒一族の結婚に匹敵するのかと面白い設定だ。郵便局員には伊賀忍者が、調剤薬局には甲賀忍者が紛れ込んでいるらしい。
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よくある設定なのに、結局グイグイ読み切ってしまった。蛍がカッコよすぎ。
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お互い忍者であることを隠して結婚した草刈夫婦。忍者としての任務をこなしながら、家庭では一般人を装っていたが…
伊賀と甲賀の対立や、政治家と忍者の関係が絡み合い、草刈夫婦の運命やいかに!
最初は離婚の危機だった夫婦の絆が、事件を乗り越えることで変化していくのが良い。
中盤まで冗長的だった描写が、後半から怒涛の展開で読むスピードが上がった。映画化したら面白そう。 -
互いの素性を知らぬまま結婚生活を続けている伊賀忍者の夫と甲賀忍者の妻。国会議員を護る任務と片や暗殺する任務と相反する役目を全うしようとする二人。ブラピの「Mr.&Mrs.スミス」などを彷彿させて楽しく読んだ。
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伊賀と甲賀が結婚して、大事件に巻き込まれる。面白いストーリー。静岡も出てきて、さすが静岡書店大賞。
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動機は、テレビでドラマを少し見たから、でした。動機に無理はありますが、ハッピーエンドだし、設定は興味深いし、中身はほとんどありませんが、アクションやテンポの良さが身上であり、娯楽として楽しくリズムよく読める本としてお勧めです。
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ドラマをみて原作を読んでみたいと思って図書館で借りてきた。
ドラマと終わり方が違ったりするのかなと思ったけど、原作と同じ流れだった。
宇良と雀、お父さんが若干キャラ設定が違ったかな。 -
甲賀と伊賀。忍者の話も、シリアスな政治の話も面白かった!
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これも年明け(2023年1月)から連ドラになるものの原作。フジテレビ系で菜々緒と鈴木伸之の主演。もしかして充て書きで書かれたものかしら。まさにピッタシのキャスティングやわ、姉妹や幼馴染や父親たちも。前半、ちょっとめんどくさいが、我慢して読めば後半は悪くない。同じ作者の「ルパンの娘」っぽい。「ルパン」はドラマ化でかなり改変されてたので、これはそうではないことを祈る