英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017022

感想・レビュー・書評

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  • 急展開!父の失踪の事件の核心に迫る裁判を前に緊張感の高まるロンドンと、ついに…!の展開
    +番外編『幽霊屋敷にはお気をつけて』

    二人の気持ちの寄せ合いの甘い展開でニマニマさせられて、がつんと裏切られる感じです
    切なげな彼がなんとも哀愁が漂って、あきさんの絵でさらに萌えです。
    史実を絡めながらの創作がとても興味深く大人から子供まで楽しめるシリーズになってきました。

    謎解きなので、一巻から読むことをおすすめ

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2789.html

  • 正直ここまで惰性で読んでたのですが俄に面白くなってきた! 早く続き読みたい。

  • 第4巻を読破。

    サブタイトルが「裏切りの貴公子」とあったので、あの青年が動き出すのか……と思っていたら!!

    まさかあの人のことを指していたとは((゚Д゚ll))

    なんという展開ですかー!!

    それにしても冒頭に出てきたあの「ガイ・フォークス・デイ」というお祭り――

    なんか、すごい怖いんですけど((゚Д゚ll))gkbr

    わら人形を市中引きずり回しの刑ですか……。

    国家転覆を謀った悪党はこうなっちゃうよ、という見せしめでもあるのかな?

    お祭りとして子どもたちに見せるってことに、なんだかちょっと眉をしかめてしまいました。

    でもそれって日本でもあることなのかな?

    起源を知らないだけど、私の周りにあるお祭りももしかしたら怖いものなのかもしれないな……と思いました。

    そんなお祭りの中で出会った女性・アビゲイル。

    彼女の存在がセシルとジュリアンにどう影響を与えるのか、ドキドキハラハラです。

    どうもクリストファーとも知り合いのようですし。

    もっとお話に絡んでくるのかと思えばそんなことなくて。

    次巻に持ち越しなのかなあ。

    今回はどちらの秘密がばれてしまったので、それも合わせて次巻が楽しみですね(*゚∀゚)

    それにしてもダニエル兄様とエリザベス。

    なかなかいいカップルだと思ったのですが、どうでしょう?

    二人の会話シーンを読んでいてニヤニヤ(・∀・)ニマニマしてしまいました。



    さて、作者さんいわく「怒涛の言い訳編」がどんな騒ぎとなるのか、wktk。

    ふと気づいたのだけれど、いつもストーリーの締めにあった「セシルが婚約者の正体云々」の文。

    あれって二重の意味があったんだなあ。

    最初から仕掛けられていたんだなあ。

    すっかり騙されていた!!

  • 貴公子ってそっちなのか…そっちなのか…。
    帯にあった通りの急展開でした。


    彼が抱えているのは兄の失踪と跡継ぎの件なのだと思ってました。そんな秘密があったのか。
    純粋に協力してくれていると彼を信じていたので、少し寂しいところはありますが…完全な敵ではないと信じたい。信じたい。

    レスターはセシルのことをはじめから知ってたらしいから、実はジュリアンのことにもうすうす気づいていて、番外編での心理としては、
    最近 セシルに本当に惹かれていくジュリアンに、つかの間の思い出と言うだけではなくて、何かきっかけを持ってくれればって思った
    とかだったら良いなぁ笑

  • シリーズ4冊目。

    今回はどちらかというと、1冊丸々シリアスな展開になっていました。
    その分、コバルト本誌に掲載された短編の番外編が、ちょっとした息抜きになるお話だったと思います。

    『裏切りの貴公子』という副題が、まさか「彼」の事を指していたなんて――!
    表紙の先入観で、すっかりクリストファーの事かと思ってました!

    あとがきで、「次回は怒濤の言い訳編」と作者さんも書いてますので、そこ迄悪い展開にはならないだろうと予想しながら、とにかく早く次巻発売が待ち遠しいです!

  • シリーズ4巻目ですね!
    内容は、『ついに、ここまできたかーっ』という感じ。

    サブタイトルの『裏切りの貴公子』は
    2巻で登場した眼帯の青年、クリストファーだとばかり思っていましたが……。
    良い意味でも悪い意味でも裏切られました。
    とにかく続きを!(笑)

    あとがきには、ストーリーも佳境を迎えると書いてありましたが……。
    シリーズもうそろそろ終わっちゃうの!?
    久賀さん、早まらないで!
    と激しく動揺しました(>_<)←

    主人公とヒーローが幸せになることを切実に願ってます。

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著者プロフィール

東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。本書は大英帝国を舞台に若き日の小泉八雲の活躍を描いたホラーミステリー『奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女』(講談社文庫)の続編にあたる。他の著作に、本シリーズの前日譚「ふりむけばそこにいる」シリーズ(講談社タイガ)、「王女の遺言」「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(ともに集英社オレンジ文庫)、「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)などがある。


「2022年 『奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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